京紫 灯花繚乱@四谷三丁目 「中華そば」

灯花繚乱@四三・20161201・新宿通り
 雨のそぼ降る土曜日、今日も一応休日出社を求められていますが、会社に行ってもサービス残業扱いで……ま、ランチが美味ければ午後から出るし、そうでなければ帰るとしましょう。運試しに、四谷三丁目の新店「灯花繚乱」へ。
灯花繚乱@四三・20161201・店舗
灯花繚乱@四三・20161201・券売機
 四谷三丁目の名店「塩つけ麺 灯花」の、「鯛塩そば 灯花」に続くサード・ブランド。看板に「京都醤油らーめん」とある通り、「京都」をモチーフにしたメニュー構成で、「中華そば」「京山椒薫る濃厚担々麺」「京都九条葱まぜそば」の3本柱。セット用の「焼飯」が用意されているあたり、京都「新福菜館」を意識されているのかな……しかし、自己ルールにより副食禁止、まずは「中華そば」(780円)と「味玉」(100円)を、ポチッとな。灯花繚乱@四三・20161201・卓上

 15人は座れそうな大型カウンター、この日は私で丁度満席でしたが、着席しカウンターを見渡して驚いたことに、なんとお客さん全員が配膳待ち状態……厨房の人数が少なく、「焼飯」も注文ごとに調理するなど事情はあるんでしょうが、滅多に見る光景ではありません。結局私も、15分以上待ってようやく丼にあり着きました。
灯花繚乱@四三・20161201・中華そば灯花繚乱@四三・20161201・スープ
 「新福菜館」ほど黒っぽくはありませんが、深みのある醤油色が印象的な丼姿。まずは、スープを一口……なんかこう、「はんなり」した味わいですな。印象的なのは醤油とカツオ、醤油は京都・澤井醤油製を使っており、実に柔らかで優しいコク、コレにカツオをキリリと効かせ、さらに粒状のカツオ節を「追い鰹」的に少量加えてあって、メリハリとリズム感を生んでます。ベースの動物系も京都の地鶏を使っているとか、スッキリとしながらそこはかとない風味・旨味が漂って……全体として、なんとも「奥ゆかしい」味わい。
灯花繚乱@四三・20161201・麺
 麺は中細ストレート。パツッとした口あたりに、ポリポリと軽快な歯応えで、店頭のお祝いの花々の中に、京都の有名製麺所の名がありましたが、同じアプローチのあんな店こんな店を思い浮かべると、ほぼその系統とみて良いと思われ。加水率の関係で、後半に向けスープを吸い込み、ノド越しにもしなやかさが加わってきて……いや、この麺はなかなか。
灯花繚乱@四三・20161201・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、油揚げに九条ネギ、そして追加の味玉。チャーシューは、濃く味付けたバラ肉が2枚入り、スープの「はんなり」した味わいに対して、キリッとした味付けで実にクッキリとしたコントラスト、実力以上に美味く感じます。メンマは、穂先を非常に長く切り出したモノを使用、ずいぶんフンパツしておられますが、ちょっとスジ張ってカタいかな……それに、この店に限らず、「京都」を標榜する店で油揚げを使う例が散見されますが……青春時代、京都に住み食べ歩いた身としては、かなり違和感ありますな。

灯花繚乱@四三・20161201・口上
 東京の人が「京都」に抱く、「はんなり」としたイメージを体現したような、そんな味わいの一杯。でも、それは往々にして「誤解」だったりするような……30年近く前、食べ歩いた京都から就職で上京し、東京で「京ラーメン」なるもの(スッキリ塩出汁に毬麩が浮いたりしたモノ)を食べた時の衝撃は、今でも忘れられません。「伝統へのコダワリ」と「アヴァンギャルドな感性」が入り混じるのが古都・京都。でなければ、京セラや堀場製作所といったベンチャーや、「天下一品」「新福菜館」といったオリジナリティーは生まれません。この一杯をどう考えればよいのやら……とりあえず、今日のところは帰宅してしまったオジさんなのでした。

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Tonari@神泉・渋谷 「牡蠣担々麺」

Tonari@神泉・20161129・交差点
 今にも泣き出しそうな空の下、先日訪れた「Tonari」へ再び。場所は、松濤郵便局前交差点のもうひとつ西側の交差点手前を、南に下る路地の途中。
Tonari@神泉・20161129・店舗
Tonari@神泉・20161129・路上看板
 先日、ご主人からイロイロお聞きした中に、裏メニューに関する情報が。なんでも「担々麺」や「牡蠣担々麺」(1,000円)が出せるとか。私も永らく食べ歩いておりますが、牡蠣と担々麺の組み合わせというのは出会ったことがありません。さっそく注文。Tonari@神泉・20161129・卓上

 中華鍋で野菜類を軽く炒め、そこにスープや牡蠣を加えてひと煮立ち、丼で麺・スープを仕立てた後、野菜類と牡蠣を鍋から移すという凝った製法。最後に辣油がまわしかけられます。
Tonari@神泉・20161129・牡蠣担々麺Tonari@神泉・20161129・スープ
 パクチーの緑鮮やかな、なんとも美しい丼景色(パクチーは調理前に要否を確認していただけます)。まずは、スープを一口……いやぁ、実に見事な「バランス感覚」。先日も書きましたが、牡蠣は風味が強く扱いの難しい食材、一方の芝麻醤もコクが強くて主張が強い。両者を合わせれば、一方が勝って一方を台無しにしてしまいそうなものですが……なんと両方「活きて」ます。それだけではなく、パクチーが加える独特の風味や爽やかさ、挽肉の旨味まで一つ一つがビビッドに振る舞って、それでいてベースの鶏スープもシッカリ存在感を見せつけるという……後半に向け、ジワジワ牡蠣の風味が増すあたりも見どころ。
Tonari@神泉・20161129・麺
 麺は、三河屋製麺製の細麺ストレート。加水率低めの麺を、先日いただいた「白醤油鶏そば」では多少カタメにゆで上げていましたが、担々麺では実にしやなかなゆで上がり。もちろんコチラのほうが、三河屋さんらしさが存分に発揮されますし、担々麺としても最適なセッティング。担々麺の場合、スープ内でバランスが取れても、麺・スープのバランスが崩れることもシバシバですが……やはりソチラも抜かりなく、両者がキッチリ引き立て合います。
Tonari@神泉・20161129・具材
 具材は、牡蠣に挽肉、炒めたモヤシにパクチー・ネギなど薬味類。パクチーは、千切らず包丁で刻んで、風味以上にフレッシュ感を引き出すアプローチ。モヤシの炒め加減も絶妙で、ザクザクと元気な歯ごたえと、適度なシンナリ感による食べやすさがキッチリ両立。
Tonari@神泉・20161129・牡蠣
 牡蠣も結構デカく、ご覧のようなプリプリの仕上がり、鮮度・風味も実によくて……いやぁ、深まる秋がシミジミ感じられますなぁ。量も4~5個は入っており、これで1,000円とは、築地名物「カキらーめん」もビックリ。

Tonari@神泉・20161129・店内
 登場人物ひとりひとりの個性が光り、シナリオの伏線ひとつひとつがドラマを生んで、小道具のひとつひとつまで、物語に欠かせない存在になっていく……そんな名作映画を観終わったような「充足感」で、満たされる一杯。ご主人に感想を訊かれ、「いやぁ~~美味いっす!!」などと、高校生のようなウブなセリフしか出なかった自分に恥じ入るばかりですが……ご主人が微笑みながら告げるのは、準備中の裏メニュー情報だったり。グイグイ「Tonari」ワールドに引き込まれていく、オジさんなのでした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、連載1,000回あたりを機にこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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