麺屋武蔵 武骨外伝@渋谷 「濃厚つけ麺」

武骨外伝@渋谷・20170615・駅前
 かなりヘビーな仕事がようやくひとつ片付いたと思ったら、もっとヘビーな仕事が直後に入るという、なんとも「脱力」を誘うシチュエーション。残業も投げだし、茫然と渋谷駅周辺を彷徨いますが……腹減りましたな。そういえば、まだ「武骨外伝」にはお邪魔しておりませんでしたので、この際。
武骨外伝@渋谷・20170615・店舗
武骨外伝@渋谷・20170615・券売機
 2006年、「武蔵」系4店舗目としてオープン。2003年開業の御徒町「武骨」が濃厚豚骨ベースなのに対し、濃厚鶏白湯ベースというアンチテーゼ的な立ち位置で、だから「武骨外伝」なのかしら? メニューは「濃厚つけ麺」「つけ麺」「辛つけ麺」に「ら~麺」の4系統、券売機では「ら~麺」はかなり下の方に配置されており(写真ではキレてます)、事実上「つけ麺」専門店というスタイル。「外伝」と冠がつくメニューは、巨大チャーシューに特製餡がドップリかかった当店名物ですが、こういうのはちょっと苦手。筆頭系列から、最もシンプルな「濃厚つけ麺」(900円)をポチッとな、麺量は並・中・大から選べますが、いつものように並盛で。
武骨外伝@渋谷・20170615・濃厚つけ麺武骨外伝@渋谷・20170615・つけ汁
 整えられた麺線が、チョイと涼しげな丼景色。まずは、つけ汁を一口……う~~む、コイツは少し苦手なタイプ。アトヅケ的なトロミがついたこのスープ、醤油濃さと甘さが強く、それに次いで節粉系の風味もかなりのもので、それらがトロミのせいで相当クドく感じられ、おかげで肝心の「濃厚鶏白湯」の味わいがカキ消されてしまったような味のバランス。「豚骨魚介系」ブームの末期、「濃厚」感とインパクトをこういうスタイルで表現したつけ麺がかなり見られましたが……味に深みがなく、私はちょっと苦手ですな。
武骨外伝@渋谷・20170615・麺
 麺は、かなり太めの中太ストレートで、加水率はかなり高め。そのせいか、甘味に透き通るような透明感があり、クセ・雑味もなくてコイツは良品。ゆで上がりも、ノド越し重視のしなやかさ、それでいてモチッとした口あたりと歯応えを兼ね備える、結構ハイレベルな仕上がりです。ただ、ちょっとつけ麺用にしては長いのがタマにキズかな。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……トロミのついたつけ汁が、清純派の麺にコレでもかと纏わりついて、どうにもクドい。
武骨外伝@渋谷・20170615・七味
 クドさに辟易したあたりで、卓上の「外伝七味」を投入。天かすに七味をまぶしたような、辛さと香ばしさが同時に加わる面白い調味料ですが、つけ汁に味の深みがないだけに、スナック菓子やお好み焼きのような味の派手さが加わるだけで、これを美味しいと言うかは意見が分かれるところでしょう。
武骨外伝@渋谷・20170615・チャーシュー
 具材はすべてつけ汁に入っており、ゴロゴロっとチャーシューが数キレと、メンマにネギ。バラ肉・チャーシューは、武蔵系自慢の作品だけに、さすがに美味い。メンマは小さく切り過ぎて底の方に沈んでしまい麺に絡まず、スープ割するまで入っていることに気付きませんでした……

武骨外伝@渋谷・20170615・卓上 9年ほども前のこと、御徒町の「武骨」をいただいた時には、サラリとした豚骨の、本来の風味・旨味を前面に出して、調味を非常に控えめにしたバランスに驚きましたが……文字通り、その真逆をいく「外伝」スタイル。これはこれで、ステレオタイプ的というかハッキリした味付けが好きな若者には受けそうですが、どうしても「豚骨魚介」ブーム末期の玉石混合(ほとんど石ばかり)時代がフラッシュバックしてしまい……遠い目をしながら、道玄坂を下るオジサンなのでした。

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Hawaiian Cafe & Bar Tee-Tee@渋谷・表参道 「パクチーのオックステールスープラーメン」

Tee-Tee@渋谷・30170604・青山通り
 今日もランチ難民として、渋谷界隈を徘徊するオッサン一人。すこし青山通り沿いを探索しましたが、特に新しい発見もなく、「はるいち」で一杯引っかけて帰ろうとしたところ……
Tee-Tee@渋谷・30170604・看板
 謎の看板。「カフェ、本気の一杯!」「オックステールスープ」「浅草開化楼」とたてつづけに煽られながら、やり過ごせるラヲタがおりましょうや。当然かつ無条件で、入店。
Tee-Tee@渋谷・30170604・店舗
Tee-Tee@渋谷・30170604・メニュー
 昨年12月に、二子玉川からこの場所に移転してきたこのお店、社長さんがハワイ好きとのことで、メニューもご覧のようにハワイアン。麺は「パクチーのオックステールスープラーメン」(1,198円)と、パクチーの代わりに万能ねぎを使った「オックステールスープラーメン」の2種類、能書きではホノルル「ラーメンなかむら」(オーナーはあの小倉智昭氏)をリスペクトしたモノとか。ランチ限定ではなくレギュラーメニューですが、スープなくなり次第終了。もちろんパクチー入りの方を注文、ランチには小さなサラダとドリンクが1杯無料で付きます。
Tee-Tee@渋谷・30170604・ラーメン
Tee-Tee@渋谷・30170604・生姜
 「パクチーの下の生姜を混ぜながらお召し上がりください」との案内があり、パクチーをチョイとどけると、ご覧のようにタップリの生姜がお出迎え。
Tee-Tee@渋谷・30170604・スープ
 まずは混ぜずに、スープを一口いただきますと……いやぁ、コイツは美味い。牛テールの濃密なコク、これにタマネギの柔らかな甘みが溶け込んで、さらに牛脂があの独特な旨味と風味をムンムンふりまいて……濃厚なのに飲みやすい、アトひく美味さのスープです。そして生姜を混ぜ込むと、キレが加わり牛脂の重さをさらに軽減、同時にアグレッシブな味わいに変化していきます。
Tee-Tee@渋谷・30170604・麺
 麺は、浅草開化楼製の中太縮れ。加水率はやや高めで、シッカリとした甘みとアッサリ感を併せ持ち、生姜により急激に変化していくスープに対して、実に柔軟に対応。滑らかな麺肌が適度にスープをはじき、ノド越しもスピーディーなため、牛テールの旨味だけをまといつつ、牛脂のクドサを感じさせません。う~~む、カフェとは思えぬバランス感覚。
Tee-Tee@渋谷・30170604・パクチー
Tee-Tee@渋谷・30170604・スジ肉
 具材は、タップリのパクチーと牛テール肉(?)。最初、こんな洋風なスープにパクチーが合うのかと訝りましたが、全くの杞憂、フレッシュで鮮烈な味わいが、濃密なスープにズバッと斬り込み、実にシャープなコントラスト。たしかに序盤は、パクチーの独特な香りと牛脂の風味の相性に、ややチグハグな部分もありますが、後半に向け両者がキッチリ噛み合ってきます。肉は一見牛スジのようですが、味がスープと深く融け合っており、スープに使ったテール肉なのでしょう。

Tee-Tee@渋谷・30170604・店内
 渋谷のカフェ、おそるべし。お洒落なインテリアや、Rest Roomに用意されているという各種アメニティなど、明らかに女性やカップルがターゲットのお店で、中年ラヲタが一人で入るにはかなり敷居の高いお店ですが……女性に占有させるには惜しいほど、ユニークで味わい深い一杯。青学の近くにお立ち寄りの際には、是非。

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らーめんと甘味処 九月堂@渋谷 「~桜エビ香る~あさりらーめん」(5月限定)

九月堂@渋谷・20170523・坂道
 今日もランチ難民として、渋谷を彷徨っておりますが……それにしても、この街は急な坂だらけ。よくこんな地形の街を、ターミナル・シティにしようと思いましたな……五島慶太おそるべし。日差しが強いので、つけ麺でも食べようかとフラフラしておりますと、九月堂の限定告知に目が釘付け。そのまま入ってしまいました。
九月堂@渋谷・20170523・店舗
九月堂@渋谷・20170523・限定告知
 5月の限定は「あさりらーめん」と「抹茶らーめん」(いずれも880円)、今年は大阪や愛知で貝毒が発生したためか、潮干狩りのニュースも少なく、流通しているアサリは大丈夫だと知りつつも、なんとなく避けてしまいました。それでもアサリは大好物、そろそろシーズンも終わりだし、ここらで一杯いただきますか。
九月堂@渋谷・20170523・あさり
 中央の新緑がまぶしい、なんとも「春爛漫」な丼景色。まずは、スープを一口……うん、シンプルだけどそれ故の美味さ。シッカリとアサリの風味・旨味がでた、いわゆる「アサリの潮汁」に近いこのスープ、その風味を損ねぬよう、コンソメ的なスープでコクにゆったりとした幅を加えてあり、そこへ桜海老の風味やトマトの酸味、小麦(麺)の甘みまで溶け出して……さまざまな花が咲き乱れる草原を、ゴロンと横になり春風に頬を撫でられながら眺めているような、そんな穏やかで落ち着いた味。
九月堂@渋谷・20170523・麺
 麺は、他メニューと同じ、三河屋製麺製の中太ストレート。ゆで加減も他メニュー同様にかなりカタめ、もともと甘みの非常に強い麺ですが、カタめのゆで加減で小麦的な風味までが引き出され、それがスープに溶け出すことで、あの穏やかなスープにもシックリ馴染みます。ホッコリ、ホクホクとしたいい甘み。
九月堂@渋谷・20170523・具材
 具材は、アサリとプチトマトに桜海老、薬味の白髪ネギと万能ねぎに、彩りの三つ葉。最初は、「トマトは彩り的にはいいけれど、アサリの潮汁に合うのかな?」などと思っておりましたが大間違い、そのフレッシュな酸味が、アサリの風味・旨味を際立たせるようなキレを加えて、その相性は抜群にいい。もう少し、イタリアンを勉強する必要がありますな……もちろん、桜海老が加える香ばしさも、なんともグッド。

九月堂@渋谷・20170523・卓上
 見かけは、春っぽいアイテムを詰め込んで華やかにしただけの、いかにも「渋谷」っぽい一杯ですが……裏では実に精緻に味を組み立てながら、結果としてシンプルでゆったりとした落ち着きを与える「ロハス」的なスタイルに仕上がっているところが、この一杯の「凄さ」。本物とニセモノが混じり合うこの「渋谷」でこそ、魅力を放つ一杯と言えましょう。

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らーめん 已己巳己@代々木公園・渋谷 「煮干し醤油ラーメン」

已己巳己@渋谷・50170515・某放送局
 この日のランチは、ネットで知ったNHK近くの新店「已己巳己」(いこみち:お互いによく似ているという意味)へ。この放送局には就職試験で落とされたことがあり、以来「二度と近辺には近寄るまい」と心に誓ったものですが……あれからすでに30年以上、こうして放送センターを見上げても、特に感情の変化がないところを見ると、傷は癒えたようですな。
已己巳己@渋谷・50170515・店舗
已己巳己@渋谷・50170515・メニュー
 4月オープンのこのお店、メニューは「煮干し醤油ラーメン」と「味噌ラーメン」の2系統で、ランチ・タイムにはサービスで半ライスがつきます。とりあえず、筆頭メニューの「煮干し醤油ラーメン」(780円)に「味玉」(100円)をつけてオーダー(料金後払い制)。厨房3名フロア1名によるオペレーション、「味噌」は中華鍋をふるって調理しており、「醤油」よりやや時間がかかるようです。
已己巳己@渋谷・50170515・煮干し醤油已己巳己@渋谷・50170515・スープ
 おぉ、ちょっとノスタルジックな丼景色。まずは、スープを一口……うん、どこかノスタルジックで庶民的な味。香味野菜でスッキリと仕上げたベーススープに、キチンと煮干しの風味がしみわたり、甘めの醤油カエシでまとめるという、由緒正しき「煮干し中華」。意図してかどうか、敢えてケミカル的な効果を隠そうとせず、そのため甘味と旨味に庶民的なニュアンスが加わって、イイ感じでノド奥に消えていきます。
已己巳己@渋谷・50170515・麺
 麺も、お約束通り中太で中加水。ゆで加減も多少柔らかめで、ペタッとした甘みが、クラシカルなスープに実によく合う。ただ、世間の「昔ながらの」系とは多少違うのは、麺の長さ。結構短くカットしてあり、これはいずれ「つけ麺」が出てくることを示唆しているのかも……
已己巳己@渋谷・50170515・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに海苔、青菜とネギに、追加の味玉。肩ロース・チャーシューは流行りの低温調理ですが、かなり深く味をしませてあり、それが肉本来の旨味とバランスしてコイツは美味い。味玉も、黄身本来の甘みを活かしながら、白身にしませた味と上手くバランスさせており、コイツもなかなか……抑え気味のネギ量といい、麺・スープに対する具材のバランス&クォリティは、なかなかハイレベル。

已己巳己@渋谷・50170515・卓上
 社会人になりずいぶん後になって、私も放送の仕事を少しやったことがあるので分かるのですが、カウンターに座る先客は、明らかに放送関係者ですな……歳も、私より少し下くらい。おそらく四半世紀以上も前に、彼と私の人生は別の道を歩むことになったわけですが、さてどんな人生を過ごされたのやら……そんな二人が、同じカウンターでノスタルジックなラーメンをススるひととき、これも「奇遇」というべきか。

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熊本ラーメン 桂花 渋谷センター街店@渋谷 「桂花拉麺」

桂花@渋谷・20170506・路地
 今日もランチ難民として、渋谷センター街を彷徨う中年一人。そういえば、そろそろ熊本地震から1年ですな……なんとなく、熊本のラーメンを食べたくなって、「桂花」へ。場所は、ご覧のような路地にあり、観光客でゴッタ返すセンター街とは対照的。
桂花@渋谷・20170506・店舗
桂花@渋谷・20170506・券売機
 メニューはお馴染みのラインナップ、ただ個人的には「阿蘇拉麺」というのは初めて見たような……「桂花」といえば「太肉麺」(980円)がお約束ですが、今日は敢えて基本の「桂花拉麺」(720円)に、熊本への思いを込めて「叉焼(2枚)」(100円)をつけました。「叉焼麺」がチャーシュー5枚で880円、でもこの組み合わせならチャーシュー4枚で820円ですので、ちょっとだけお得感。
桂花@渋谷・20170506・ラーメン桂花@渋谷・20170506・スープ
 豚骨とマー油が混ざり合う、熊本ラーメン独特の丼景色。まずは、スープを一口……うん、いつまでも変わらない味。個人的に感心するのは、コクを「深めすぎない」アプローチ。マー油を使えばどうしてもコクが分厚く深くなりますが、これを受けるベーススープが、豚骨に鶏ガラを加えて優しく柔らかい味わいに仕上げてある上、調味は赤穂の塩だけで旨みとキレだけをプラス。マー油と合わさって、重すぎず軽すぎずちょうど良い食べ応えになるようになっており、これがリピーターを生む秘訣ですな。
桂花@渋谷・20170506・麺
 麺は、自家製の中太ストレート。同じ豚骨でも博多ラーメンと違い、中太を使う店が熊本には多く、加水率も博多麺よりは若干高い。豊かな小麦の甘みを感じさせながら、ツルッとした口あたり・ノド越しと、軽く適度なモッチリ感を両立。重すぎないスープに対して、ライトな食べ心地がピッタリ合います。
桂花@渋谷・20170506・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、味玉半個に、茎ワカメとネギ。味のジックリしみた肩ロース・チャーシューに、マー油豚骨が絡んで絶品の味わい。茎ワカメが与えるフレッシュ感も、非常に効果的な演出ですな……食感が個性的なためか、茎ワカメが具材として使われる例は珍しいのですが、家系などでもテンコ盛りで使う系統も存在し、それくらい豚骨にはよく合います。

桂花@渋谷・20170506・卓上
 都心では、あまり追従者が出ない熊本ラーメン、見た目のギトギト感が、ヘルシー志向にマッチしないせいかしら……しかし実際には、私のような中高年にも、コッテリ感や味の濃さはむしろ軽いくらいで、麺の量・食感ふくめて適度な食べ応えが得られるのが良いところ。このあたりが、「桂花」が長く愛される秘訣ですな……次は、もっと軽そうな「阿蘇拉麺」をば、是非。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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