まぜそば 七@渋谷 「味噌らぁ麺」(期間限定)

七@渋谷・20170312・交差点
 この冬初めて、都心でも吹雪くように雪が舞った、寒い一日。夜はさらに冷え込んで……こんな夜は「味噌」以外、ありえませんな。渋谷駅近くで探してみますか。
七@渋谷・20170312・店舗
七@渋谷・20170312・路上看板
 のぞいてみたのは「まぜそば 七」。まぜそばの専門店ですが、少し前から限定で汁モノも出していると聞いており、この季節なら味噌もあるんじゃないかと……やはり、ビンゴ。さっそく券売機でポチッとな。ちなみに大盛り無料ですが、例によって並盛で。
七@渋谷・20170312・味噌七@渋谷・20170312・スープ
 おぉ、なかなかジャンクな丼景色。まずは、スープを一口……パンクでスモーキ―な風味が、「七」のイメージをそのまま体現。味噌ダレは赤味噌主体のようですが、それを焦がしているのか、あるいはチャーシューの焦げが移ったのか、はたまた焦がしネギかニラでも加えているのか、「炙り味噌」の店でも体験できないほどの、スモーキ―な風味。さらに、辣油や一味、鷹の爪などで辛味をトゲトゲとケバだて、これに肉味噌のコクもグイグイ絡んで……スッキリとしたベースに油分多めの味噌ダレですので、辛味がかなりダイレクトに伝わってきて、結構ジャンキーでパンクな味わい。
七@渋谷・20170312・麺
 麺は、結構太めのちぢれ麺で、他メニューと共通なのかも。「まぜそば」をいただいた時は、結構カタめのゆで加減に驚きましたが、今回はビビッドな食感を残しながらも、口あたりはシットリ。そのせいか甘みも随分と力強く、それがケバケバしいスープに彩られて、なかなか面白いコンビネーション。
七@渋谷・20170312・具材
 具合は、チャーシュー、メンマ、肉味噌に、キャベツとモヤシがドッサリ、そして薬味のネギ(ニラも混じっているかも)。やはり「七」といえば、自慢はこの炭火焼チャーシューで、前回いただいた時はシレッとした仕上がりでいささか拍子抜けでしたが、今回はよりスモーキー&ジューシーに仕上がっており、いやはやなんともコイツは美味い。ほとんど生のキャベツやモヤシが加える「雑多」なイメージも、ジャンクなスープに合ってます。

七@渋谷・20170312・卓上
 チャーシュー以外は、味噌ダレ・肉味噌含めて突出したクォリティはないものの、全ての食材が合わさり醸す世界観が、ハッキリとしたメッセージを伝えてきて……ラーメンに限りませんが、「コンセプト」統一の重要性をヒシヒシと感じさせる一杯。「まぜそば」をいただいた時は、「コンセプト」がやや先走り気味に感じましたが、辛味・具材など道具立てが揃う汁モノでは、「コンセプト」に中身が追従できるようですな。お店は不本意かもしれませんが、こうした汁モノもレギュラー・メニューにしてはいかがでしょう。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト

らーめんと甘味処 九月堂@渋谷 「海老みそらーめん」(限定)

九月堂@渋谷・20170219・ガード
 昼でもキンキンに冷え込んで、しかも北風も結構強い真冬の渋谷。出先で作業しているオフィスも結構寒く、ランチはなにがなんでもアツアツのラーメンですな……そういえば、昨日ランチの帰り道に通りがかった「九月堂」で、限定の表示があったよな。とりあえず訪店。
九月堂@渋谷・20170219・店舗
九月堂@渋谷・20170219・限定告知
 「今月(2月)の限定麺」として、「とろーりチーズの担々麺」と「海老みそらーめん」がラインナップ。これほど寒いと、「担々麺」は食べた後体が冷えそうだし、ここは「海老みそらーめん」(880円)とイキましょう。ランチタイムは、麺大盛りかライスがサービスで付きますが、自己ルールゆえノーサンキュー。
九月堂@渋谷・20170219・海老みそ九月堂@渋谷・20170219・海老味噌スープ
 レンゲにのせられた海老味噌が、グッと目を惹く丼景色。おそらく、豚骨・鶏ガラに香味野菜をきかせてスマートに仕上げた同店独特のベース・スープに、柔らかなコクの味噌ダレをヤンワリときかせたモノが初期状態。桜海老が散らされているため、すでにホンノリと海老の香りが漂います。
九月堂@渋谷・20170219・海老味噌ダレ
 これに、この海老味噌を徐々に混ぜ込んでイキますと……赤味噌の野太いコクと、甲殻系のフレーバーがグッと強まり、パンチのきいたパワフルな味に。ここまでアゲアゲしながらも、世の「海老味噌」によくある「ヤリスギ」感が一切なく、最後までスマートなスタイルを崩さないところが、さすが「九月堂」。
九月堂@渋谷・20170219・麺
 麺は、やや太めの中太縮れで、おそらく他メニューと同様に三河屋製麺製。プリプリッとした口あたりと、口の中で跳ねまわるような躍動感、コシ・歯応えにはかなり重量感があって、噛めば上品ですが力強い甘みが広がります。パワフルなスープに対して全くヒケをとらず、むしろやや勝ち気味なバランスが私好み。
九月堂@渋谷・20170219・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、水菜に、ネギが2種、そして糸唐辛子や白ゴマがパラリで、海老味噌からは海老のムキ身がゴロゴロと。チャーシューと白髪ネギは基本の「らーめん(あっさり/こってり)」と同じですが、水菜をチョイと加えてあるあたりが何ともお洒落で、スープ・麺のパワフルなぶつかり合いに対して、絶妙の間をとってくれます。青ネギも、他メニューの万能ネギから少し変えて増量し、「薬味」を強めてあるあたりも、いかにも「九月堂」さんらしい美的感覚。

九月堂@渋谷・20170219・卓上
 海老味噌といえば、すぐに思い浮かぶのは「五ノ神製作所」や「一幻」ですが、前者は濃厚さに圧倒され、後者はスマート過ぎて物足りず、バランスを突き詰めるアプローチは……印象に残っているのは、かつて「TETSU」が出していた関連店くらいかしら。そういった意味では、久々に鮮烈な印象を与えてくれた一杯。クォリティ的にも、全く文句ありませんな……さすがは「九月堂」、期待を裏切られたことがない「名店」です。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

横浜家系らーめん 侍 渋谷店@渋谷 「特とん塩」

侍@渋谷・20170207・明治通り
(実はこの一杯が今年のラーメン食べ初め)
 いろいろ何かと忙しく、遂にラ抜きとなってしまった年末年始。今日が新年ラーメン食べ初めとなる訳ですが……信頼できる店で、堅実なスタートを切りたいもの。また、おせち料理で「純和風」になってしまった胃袋を刺激する意味もあって、パワフルな家系がウリの渋谷「侍」へ。
侍@渋谷・20170207・店舗
侍@渋谷・20170207・券売機
 町田家の流れをくむこのお店、非常に高い技術によって「濃厚なのに絶妙なバランス」を達成しており、初訪時にはかなり驚きました。その時気になっていたのが「特とん塩」(750円)で、「新味」と掲示されていますが、2010年頃からレギュラー入りしているらしい定番メニュー。
侍@渋谷・20170207・とん塩侍@渋谷・20170207・スープ
 髄までシッカリ炊き出されたスープだけがもつ深い「褐色」、最近の白っぽい家系スープしか見たことがない方には、「濃い豚骨醤油」にしか見えないかも、でもこれで「塩」なんです。まずは、スープを一口……いやぁ期待通り、こちらも非常に高度なバランス感覚。豚骨の猛々しさ、脂分・ゼラチン質によるポッテリ感、髄のホノ甘さと、すべてを調和させてある見事なベース。これに加える塩ダレは、全体に旨味を加えながら味をマイルドにまとめあげ、キレだけを多少突出させるという設計思想。マイルドなのにキレている、迫力あるコクなのに落ち着き整った味、「侍」のハイ・スキルが存分に発揮された見事な仕上がりです。
侍@渋谷・20170207・麺
 麺は、家系麺の代表格である酒井製麺製。ゆで加減は「普通」指定でしたが、濃厚なスープではお約束の柔らかめ。そのため甘みが最大限に引き出され、スープのキレでビシッと引き締められています。ツルリとした口あたりとスムーズなノド越し、家系独特の麺の短さで、食べ心地も非常にリズミカル。
侍@渋谷・20170207・具材
 具材は、チャーシュー、ホウレン草、海苔にネギと、基本の「らーめん」と共通仕様。ホウレン草も、敢えてゆるめの搾り加減で、濃厚なスープに合わせる手法論は共通ですが、キレが基本の「らーめん」より増していますので、余計にホウレン草のフレッシュ感が引き立ちますなぁ……チャーシューと豚骨の相性も、相変わらず絶品の域。

侍@渋谷・20170207・卓上
 腕を組み仁王立ちになって、片時も寸胴から目を離さないご主人、平笊による見事な麺上げと湯切り……正統な家系店のみがもつ緊張感を、心地よく感じながら味わえる、至極の一杯。高度な技術がもたらす絶対の安定感とハイクォリティ、渋谷で家系といえば、文句なく「侍」ですな。場所がら、お客さんには若者が多く、ほぼ全員が「麺カタメ」を指定されていますが……妙な先入観は捨て、まずは「普通」か「柔らかめ」を試してみるのが、オススメです。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

中華料理 竹園@渋谷 「濃厚担々麺」

竹園@渋谷・20170119・交差点
【まだ師走の頃の食べ歩き】

 やたらと冷え込んだ渋谷の昼下がり、こういう日のランチは、ホットで・濃くて・体の芯から温まりそうな一杯を、体が望んでおりますなぁ……ふとある情報を思いだし、ずっと宿題店にしていた渋谷「竹園」へ。場所は、渋谷東武ホテルの地下一階。
竹園@渋谷・20170119・店舗
竹園@渋谷・20170119・ランチメニュー
 思い出したのは「濃厚担々麺 復活」という情報。そもそもデフォで「担々麺」というメニューもありますが、それとは別モノ。竹園@渋谷・20170119・ランチスペシャル

 「皆様に愛されたあの料理が」5年ぶりに「復活」したモノだそうで、デフォの何倍も芝麻醤を加えたモノとか。店内は、ホテルのレストランですのでさすがに落ち着いた雰囲気。
竹園@渋谷・20170119・濃厚担々麺
竹園@渋谷・20170119・スープ おぉ、すでに丼景色からして、芝麻醤のドップリ加減がビンビン伝わってきます。チョイと辣油と混ぜ込んで、まずはスープを一口……たしかに結構凄い「コク」ですが、それ以上に「味が濃い」。レギュラーの担々麺の数倍のゴマを使ったというこのスープ、たしかに、白胡麻主体の芝麻醤がドップリと使われており、他店の標準からみてもその量はハンンパない。これを軽快な辛さの辣油で受けており、意外に絶妙なバランスなのですが……タレに問題があるのか、とにかく塩っぱい。5味のバランスがとれないと「コク」とは感じられませんが、こう塩味が突出すると、味が濃いだけ。
竹園@渋谷・20170119・麺
 麺は、細麺ストレート。低加水の麺を、中華料理店にしては珍しくカタメにゆで上げてあり、小麦のギッチリ感がハンパない。もちろん噛めば力強く甘みが広がり、濃厚なスープに対してその力量を存分に発揮しますが……いかんせん、スープの塩味もハンパなく、そのキレで甘みが切り刻まれて負けてます。非常に美味しい麺ですが、なんか残念。
竹園@渋谷・20170119・具材
 具材は、肉味噌、モヤシに青梗菜、それに細かく刻んだネギがタップリ。肉味噌は、シッカリ炒ってソボロ状、味付けもシッカリしてますが……コイツがまた、スープ同様かなり塩っぱい。これがスープに絡むと、私にはちょっと限界に近い塩加減ですな……

竹園@渋谷・20170119・客席
 おそらく夏に食べれば、塩濃く・味濃く・芝麻醤のパンチが効いて、クドさがクセになりそうなラ一杯。しかし真冬に食べるには、もう少し塩加減を変えていただいた方がよいのかも……それにしても、麺のクォリティの高さが印象的、これなら「五目そば」や「酸辣湯麺」なんかのほうが面白いかも。いずれ再訪させていただきます。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

らぁめん 冠尾@恵比寿 「鶏清湯らぁめん」

冠尾@恵比寿・20170117・路地
【まだ師走の頃の食べ歩き】

 いよいよ年末、仕事はヤマを越してますが、それでもアレコレとギリギリで突っ込んでくるのが人の世の常……おかげで、その日訪店を予定していたお店の閉店(20時)に、間に合いそうもありません。どうするか思案しきりの渋谷駅……そういえば、恵比寿「冠尾」再訪が、宿題となっておりました。
冠尾@恵比寿・20170117・店舗
冠尾@恵比寿・20170117・券売機
 前回「鶏白湯らぁめん」をいただいて、そのクォリティの高さに驚きましたが、ご主人によると「清湯も自慢です」とのことでした。もちろん「鶏清湯らぁめん」(800円)をポチッとな。冠尾@恵比寿・20170117・能書き

 券売機上の能書きにザッと目を通すと、どうやら「鶏白湯」とは麺を変えている模様、結構凝りまくっていますな……厨房では、ご主人が女性店員に優しく調理を指導、ラーメン店には珍しく紳士的な雰囲気です。
冠尾@恵比寿・20170117・鶏清湯冠尾@恵比寿・20170117・スープ
 では、スープを一口……いやぁ予想通り、清湯も美味い! 100%鶏から煮出した白湯とは異なり、鶏ガラ・野菜・昆布で煮出し、一晩寝かせた後さらに鶏のスリ身を加えて旨味・風味を加えたとか。白湯が「ムンムン」とした鶏の濃密感なら、こちらは「グイグイ」とした旨味の力強さで、野菜・昆布の落ち着いた旨味を背景に、鶏の風味・旨味が飛び出すように力強く押し出してくるような、ダイナミックな味わい。塩ダレも、ハードなビートを刻み込むような力強さで……重低音から高音までバランスのとれた、実にダイナミック・レンジの広い、パワフルな味わい。
冠尾@恵比寿・20170117・麺
 麺は、三河屋製麺製の細ストレート。麺肌にビッシリと浮く斑点が、大量に国産全粒粉を使っていることを物語りますが、実際ひと口頬張ると、ちょっとヤリスギじゃないかと思うほど、非常に力強い甘み。ハッキリ言って、あのパワフルなスープに対して、完全に麺が勝ってます。カタメのゆで加減ゆえ咀嚼が誘われ、甘味がより強く感じられますな……
冠尾@恵比寿・20170117・鶏チャーシュー
 具材は、鶏チャーシュー2種に、キャベツ・さやいんげん・マッシュルームあたりが「鶏白湯」と共通で、薬味のネギが多めに入るあたりが微妙な違い。相変わらず、このモモ肉ロールが絶品の味わい。提供直前にバーナーで炙ってあり、香ばしさと鶏の旨味がマックス・パワーで大炸裂。また、清湯についてはネギが実に効果的で、辛味と甘味の両方で、味のダイナミック・レンジをさらに拡大。
冠尾@恵比寿・20170117・黒胡椒
 また前回と違ったのは、鶏ササ身に大粒の黒胡椒(?)が仕込んである点。ともすればシレッとサッパリした味わい・食感に終わりそうな一品に、ガツンと喝を入れてます。こういうひと手間を加えた例は、初めて見ましたな……ただ、ひとつだけ指摘するとすれば、キャベツの量は白湯よりも少なめでよいかも。白湯なら水炊き風に楽しめますが、清湯では役回りがやや曖昧。

冠尾@恵比寿・20170117・卓上
 どういう系譜のお店か知りませんが、「白湯」「清湯」ともに非凡なレベルのクォリティで揃えてくるとは、その実力に驚くばかり。しかも、このクォリティで11時半から翌4:00まで通し営業とは……まぁ、全体のまとまりとしては「白湯」でしょうが、個性派ぞろいの役者を揃え、躍動感あふれる「清湯」も魅力たっぷり。コイツは「鶏担湯」も食べに来ずにはおられませんなぁ……年内は無理ですが、年明けには是非。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR