生姜醤油専門 我武者羅@代々木 「背脂生姜醤油ラーメン」

我武者羅@代々木・20170905・新宿南口
 台風の接近で、雨・風強い金曜夜。さらに新宿南口近辺は工事現場が集中しており、夜歩くと結構寂しい……寒さ・寂しさを「生姜醤油」で吹き飛ばすべく、代々木の新店「我武者羅」へ。
我武者羅@代々木・20170905・店舗
我武者羅@代々木・20170905・券売機
 8月オープンのこのお店、「角栄」のリニューアルで、幡ヶ谷「我武者羅」の支店になるとか。新潟の長岡ラーメンを出すとかで、メニューは「元祖長岡系」と冠した「生姜醤油」と、「長岡進化系」を冠した「背脂生姜醤油」の2系統、いずれも「ラーメン」系と「つけめん」系があります。「角栄」のころから、曜日限定で長岡系の生姜醤油を出していましたので、「元祖長岡系」はその延長のような気がしますが、「背脂生姜醤油」は新機軸。こちらの方から、「ラーメン」(750円)をポチッとな。
我武者羅@代々木・20170905・背脂生姜醤油我武者羅@代々木・20170905・スープ
 背脂と岩海苔が、同じ新潟でも燕三条系のような雰囲気を醸す丼景色。まずは、スープを一口……うむ、見かけは燕三条でも、内容はまさに「長岡進化系」ですな。食べる前、「実は『角栄』と同じ味なんでは?」などと思ったりもしていましたが、動物系を香味野菜でかなりスッキリと仕上げることで、その分醤油のキレ・コクと生姜の風味が際立つバランスに「進化」。岩海苔の旨味で醤油のキレにカドが立ちそうなところを、背脂でうまく丸めてあって……煮干しなど魚介系の風味はあまり感じませんので、やはり燕三条系ではなく「長岡進化系」。
我武者羅@代々木・20170905・麺
 麺は、三河屋製麺製の中太ストレート。多少やわらかめのゆで加減ですが、弾力もありコシも十分。甘みも結構力強く、これが醤油のキレでビシッと引き締められながら、口の中でパワフルに広がります。いやぁ、なかなかの食べ応え。
我武者羅@代々木・20170905・具材我武者羅@代々木・20170905・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、岩海苔にネギ、そして生姜がひとつまみ。チャーシューは低温調理で柔らかく仕上げた一品で、キレたスープを肉本来の旨味で受け止めるようなバランス。メンマも同様にアッサリとした味付けで、シャクシャクとした食感が、コシの強い麺と絶妙のコラボ。スープ・麺との相性を、よく吟味された具材構成です。

我武者羅@代々木・20170905・卓上
 都心で長岡醤油といえば、本場長岡から出店してきた秋葉原「青島食堂」が先駆的な存在ですが、こちらがチャーシュー煮汁的な「田舎臭さ」が魅力なのに対し、「角栄」は鶏の風味と生姜のキレで「都会的」なシャープネスで差別化。その方向性を「元祖長岡系」としてさらに鋭く追及した上で、岩海苔・背脂という燕三条的な要素も入れて「長岡進化系」という独自の道も模索している一品。これはまだまだ、「進化」の余地があるような気がしますな……燕三条に遠慮せず、煮干し出汁もちょっと加えてみるとか。今後の進化が楽しみな一杯でした。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト

天下一品 渋谷店@渋谷 「こってり」

天下一品@渋谷・20170828・センター街
 しつこい夏風邪に悩まされ、今日も夕方には結構フラフラ……体力に余裕がなく、食べ歩くにしても「興味深い」一杯より、「体が求める」一杯が欲しいところ。普段滅多に行かないのですが、今日は特別に渋谷センター街の「天下一品」へ。
天下一品@渋谷・20170828・店舗
天下一品@渋谷・20170828・メニュー
 なぜ滅多に行かないかというと、それは学生時代に食べ過ぎたから。週3回のバイトを終え、京都・白河通りをバイクで引き上げて、北白川の「天下一品」本店か、その近くにあった「王将」で空腹を満たすのが当時の楽しみ。つまり、週1~2で食べていたことになり……その後上京してからは、「天下一品」と「王将」は、自分の中で「禁じ手」となっております(それでもマレに食べますが)。注文は、昔と同じ「こってり(並)」(税込720円)で。
天下一品@渋谷・20170828・こってり天下一品@渋谷・20170828・スープ
 では、スープを一口……といっても、みなさんお馴染みのあの味です。ただ、「天下一品」といっても、FC店と直営店では味が違うと言われており、自分の経験で言えば、初期(京都市内に3~4店舗しかなかった時代)には本店と銀閣寺店(「天下一品」は銀閣寺道発祥なので準本店扱いでした)では味が違っておりました。本店は微妙にカエシ弱めでスープの持ち味を前面に出した、マッタリとふくよかな味わい、銀閣寺店はカエシ強めでニンニクもやや強め、少しだけ派手な味わいでした。今日のこのスープは、どちらかといえば(当時の)本店のアプローチに近い。
天下一品@渋谷・20170828・麺
 麺は、微妙に太めの中太ストレート。箸で持ち上げると、スープをドップリとまとって結構重い、それに多加水ゆえ弾力が強く、歯ごたえもやや重めで「重量感」溢れる食べ心地。この麺は、30数年以上前と全く変わりませんなぁ……以前、神田店で細ストレート麺が使われていた時の「衝撃」もなかなかでしたが……ヘヴィなスープにヘヴィな麺、これぞ「天下一品」です。
天下一品@渋谷・20170828・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマに薬味のネギ。モモ肉チャーシューは、相も変らぬ薄切りですが、これがヘヴィなスープをドップリ纏うと、それなりに食べ応えがあるから結構不思議。個人的には、ネギはこれだと足りないなぁ……昔、京都では、「ネギ大」指定で無料増量してくれましたが、その後上京してきて神田店で食べた時、「別料金」と告げられたショックは今でも忘れられません……
天下一品@渋谷・20170828・辛味噌
 辛味噌も、昔は配膳時に少量のっていましたが、今は自分でのせるスタイル。それに、いつから「ニンニクいれますか」って聞かなくなったのかしら……メニューにも指定方法が書いてなく、食べた感じも入っているようには思えません。辛味噌に仕込んであるのかと、結構大量に入れてみましたが……微妙に感じるか感じない程度。さみしぃなぁ……

天下一品@渋谷・20170828・お知らせ
 先日、上京以来初めて(30数年ぶり)渋谷「王将」で回鍋肉定食を食べましたが、昔あれほどサクサク食べていた定食が、いまや食べ終わるとモタレがひどい。「天下一品」も、なぜかモタレるようになってしまいましたが……以前千葉に住んでいた頃、県内に「天下一品」がないことに愕然としましたが(大久保にありましたが、初訪後すぐになくなりました)、それに比べれば、仕事場の近くに「天下一品」がある「安心感」は絶大。これからも、「パワー」が必要なときには、お邪魔させていただきます。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

壱角家RED 道玄坂店@渋谷 「辛みそRED」

壱角家RED@渋谷・20170820・道玄坂
 北へ通り過ぎて行った台風が、南から湿った熱気を呼び込んで、蒸し風呂のように暑くなった渋谷。しかし、仕事場は冷房が効きすぎで、なんとなく夏風邪気味になってしまったという情けなさ……こういう時は、辛いモノ食べて汗でもかくかな(しかし、それで治ったためしなし)。渋谷の新店「壱角家RED」へ。
壱角家RED@渋谷・20170820・店舗
壱角家RED@渋谷・20170820・券売機
 7月オープンのこのお店、「壱角家」といえば、いまや都内どこでも見かけるお店となりましたが、この店はあの石山勇人氏プロデュースだとか。メニューは「壱角家」の基本メニューの他に、「辛みそRED」「辛みそつけRED」と、各「閻魔」バージョン。まずは、入口近くの券売機で「辛みそRED」(880円)をポチッとな、するとQRコードが入ったチケットが発券、しかしそれではまだ注文完了になりません。
壱角家RED@渋谷・20170820・タブレット
 そのチケットをもって席に向かうと、カウンターは「一蘭」のような仕切り席、奥は2段のコンベアとなっており、上段が飲み物、下段がラーメンなどを、ビュンビュンと運んでいます。客席に設置されたタブレット端末にチケットのQRコードをかざすと、ご覧のようにあれこれ好みが選べ(辛さレベルは下掲写真参照)、これらを指定すると注文完了。なんかめんどくさい気もしますが、券売機で行列されるよりは、店の回転が良くなるのでしょう。
壱角家RED@渋谷・20170820・辛みそ壱角家RED@渋谷・20170820・スープ
 しばし待つと、コンベアでラーメンがビュビュ~ンと登場。まずは、スープを一口……おぉ、コイツはタダの辛味噌じゃありませんな。トロリ&ポッテリとした豚骨がベース、これに馴染ませた辛味噌は、赤味噌ベースに(おそらく)韓国唐辛子が仕込んであり、独特の滑らかな辛味&旨味が、味噌の程よいコクとうまくバランス。さらに全体を背脂がフックラと包み込んで、マイルド&クリーミーな口あたり……辛さレベルはスタンダードとされる「風神」をチョイスしましたが、これだと多少辛い程度で問題なし。
壱角家RED@渋谷・20170820・麺
 麺は、やや断面が偏平した太めの中太弱縮れで、他の家系メニューと共通かも。多少柔らかめにゆで上げてあり、そのせいか麺肌に適度なザラつきが生まれて、いい塩梅にスープを拾います。ただし、このスープに対しては、甘みはやや弱めで単調にも感じられたり。
壱角家RED@渋谷・20170820・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、モヤシ、ニラと鰹節、そして鷹の爪が丸ごと3本と青唐辛子が1本。バラ肉チャーシューは小型ですが極厚で、フルフルとした脂身までもが角煮のよう。鰹節をそのままラーメンにのせるスタイルは、個人的にあまり好きではありませんが、辛味噌系でこういうアプローチは非常に珍しく(私は初めて)、このスープに限っては合いますな。鷹の爪類は……どうすりゃいいんでしょう、これ。

壱角家RED@渋谷・20170820・辛さ
 さすが石山氏とうならせる、非常にユニークな一杯。濃さ・辛さに絞り込んだ価値づくりも、渋谷の若者に広く刺さりそうだし、鷹の爪に鰹節という派手な演出も、外国人観光客に受けそうです。ヤッパ、資本があるっていいことなのね……(と、ここまで書いて、この日は高熱で倒れてしまったオジサンなのでした)。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

大勝軒 まるいち@渋谷(移転再開) 「つけめん」

まるいち@渋谷・20170815・交差点
 渋谷では貴重だった大勝軒系のお店「まるいち」、それがこの1月に閉店してしまい、途方に暮れておりましたが……7月に復活。場所は宮益坂下交差点(写真)のすぐ近くで、地下鉄12番出口のすぐ近くと、以前とは比較にならないほどの好ロケーション。
まるいち@渋谷・20170815・店舗
まるいち@渋谷・20170815・券売機
 メニューは、「らーめん」「つけ麺」を中心に「まぜそば」もあり、味もデフォの醤油以外に「辛」「塩」「味噌」「カレー」などバリエーション豊か(一覧写真は下掲)。ですが、券売機はご覧の通り最新式で階層メニューになっており、意外と簡単に目的の品に辿り着けます。ただ、つい近くにあった頃より、全体的に20円ほど値上がりしてますな……とりあえず、「つけ麺」(790円)をポチッとな。
まるいち@渋谷・20170815・つけめんまるいち@渋谷・20170815・つけ汁
 まずは、スープを一口……うん、「らーめん」同様、安定した仕上がり。豚鶏スープに煮干し・サバ節という基本構成は東池袋系と同じですが、動物系をかなり濃く、カエシをかなり甘めにアレンジしてあり、相対的に野菜系の透明感が弱く、酸味も弱め。結果として、東池袋系というよりは、「○○製麺所」など資本系の豚骨魚介に近い味わいとなっていますが、安定感もあり万人受けする味わい。
まるいち@渋谷・20170815・麺
 麺は、やや太めの中太ストレート。加水率高めながら、玉子を使っているためフワッとした甘みがあるのは東池袋系に共通する特徴。ただ、この系列の麺にしては麺肌のザラつきが微妙に強く、濃いつけ汁をさらにドップリ持ち上げるよう工夫されています……サラリとしたつけ汁を、ツルリとした麺肌で受け流す本来の方向性とは真逆のアプローチで、ある意味この店の特徴ですな。麺量はかなり多く、並でも250g以上に感じます(個人的に240g以上はほとんど食べないので、それ以上はよくわかりません)。
まるいち@渋谷・20170815・具材
 具材は、つけ汁に沈むチャーシュー、メンマ、ナルトにネギ、そして麺皿の海苔一枚。チャーシューは濃い味付けながら、多少風味が落ちていたのがちょっと残念。
まるいち@渋谷・20170815・卓上
 麺量が多く、さすがに後半飽きてきますが、卓上アイテムは結構豊富で、とくに豆板醤との相性が良い気がしました。

まるいち@渋谷・20170815・メニュー
 この系列が浮間に1号店を出したのが2007年で、「六厘舎」が2005年に巻き起こした「濃厚豚骨魚介つけ麺」革命の余韻が強く残る時代(ちなみに豚骨魚介系「○○製麺所」の代表格「三田製麺所」のオープンは2008年)。そんな時代に、東池袋系と豚骨魚介系をハイブリッドさせた味が受けたのか、その後店舗数も増え、いまや渋谷以外にも東京・埼玉に5店舗。伝統を守るだけでなく、「時流にのる」才気がもたらした、ビジネス的成功作と言えましょう。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

らーめんと甘味処 九月堂@渋谷 「~梅香る~ぶっかけ冷やしらーめん」(期間限定)

九月堂@渋谷・20170808・路地
 普段でも、渋谷の街角はティーンズで一杯ですが、夏休みに入ってさらに混雑。でも、彼らがウロつくのは有名な通りばかりで、裏路地はご覧のような「けだるい夏」。8月に入ったので、「九月堂」がなにか限定をやっているだろうと、ランチに訪店。
九月堂@渋谷・20170808・店舗
九月堂@渋谷・20170808・限定メニュー
 この夏の「九月堂」は、冷やし麺3品がそろい踏み、なかでも「梅」「カツオ」の文字がポップに踊る「~梅香る~ぶっかけ冷やしらーめん」(880円)に惹かれますなぁ……店内の券売機で、迷わず選択。
九月堂@渋谷・20170808・梅ぶっかけ九月堂@渋谷・20170808・タレ
 天かすや大根おろしが、「ぶっかけ」的な風情を演出する丼景色。まずは、タップリかかったタレを一口……コレですよコレ、日本の夏はこうでなくっちゃ。フンワリとした昆布の風味を背景に、キリリッときいたカツオ出汁、醤油は濃口なのか、口あたりがソフトでほどほどのコク。
九月堂@渋谷・20170808・麺
 麺は、中太ストレート。多加水麺をシッカリゆで上げ、冷水でバッチリしめてあり、コシはしなやかなのにプリプリの口あたり。コイツがカツオダレで褐色に染まり、さらに大根おろしや梅が絡み、そこはかとない「涼」が漂って……特に、カツオと梅の相性はテッパンで、これぞ「日本の夏」といえましょう。
九月堂@渋谷・20170808・具材
九月堂@渋谷・20170808・チャーシュー
 具材は、鶏チャーシュー、天かすに大根おろし・梅肉、少量のカツオ節と薬味のネギ、そしてレモンと山椒の葉が添えられています。鶏チャーシューはムネ肉に黒胡椒を仕込んだもの、時々カリッとした歯応えに続くピリッとした辛味が、イイ感じのアクセント。ネギも冷やしに使うと辛みが引き立ち、イイ感じで「涼」を引き立てます。

九月堂@渋谷・20170808・展示
 あの桃屋のロングセラー商品に「梅ごのみ」という「練り梅」的な商品があり、カツオ・昆布と梅の相性が実に見事なんですが……暖かいご飯だけでなく、ぶっかけうどんに和えても、驚くほど美味い。そんな、カツオ・昆布・梅の「黄金」則を、冷やしラーメンでキッチリ立証した、なかなかの佳作。「九月堂」にハズレなし、次回作も期待してます。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR