麺酒蔵 竹井幸彦@八丁堀 「和牛すじ煮込みそば」

 世はお盆休み、高速下り線大渋滞のニュースを見ながら、八丁堀あたりをブラリ(13日)。
竹井@八丁堀・河岸
 池波正太郎の小説の舞台としてよく使われたこの界隈、その昔、亀島川の両岸は河岸(日比谷河岸、将監河岸)だったそうで、この辺りから日本橋あたりの河岸の若衆に流行った髪形から、「鯔背(いなせ)」という言葉が生まれたそうです。そんな彼らに、正面の高層マンション(佃)を見せてやりたかったなぁ……どんな髪型が生まれたことやら。たもとの句碑(下に写真)に目をやりながら、新川側に橋を渡ると、すぐ正面が「竹井幸彦」。
竹井@八丁堀・店舗

 汐留の日本テレビにあった「汐留らーめん」が、8月一杯で閉店とか。新たに店主二人(若竹幸之助さん、荒井寿彦さん)の名前からとった店名をつけて、八丁堀に新店を9月5日からオープン予定で、現在はプレオープン期間中。
竹井@八丁堀・メニュー
 今後メニューは変わるんでしょうが、現在の昼メニュー・ラインナップは「鶏しお」と「牛すじ」で、今日のところは、「牛すじ煮込みそば」(880円)をば。ライスがサービスで、卓上の「韓国キムチ」が無料なことから、激しく心が動きます……しかし、この酷暑の季節は運動不足となるため、我慢我慢。テレビで高校野球を眺めるうち、丼は約7分で到着。
竹井@八丁堀・牛すじ煮込みそば

 では、スープを一口……へぇぇ、これは面白い。ベースは鶏塩ですが、鶏ガラというより丸鶏に近いコク。これにドッサリと牛すじ煮込みが投入されて、その甘辛な風味と牛脂のコッテリ感が、スープに充満する鶏の旨みと上手く噛み合います。そして面白いのが、そこはかとない「酸味」。何に由来するのか分かりませんが、隠し味的に微妙な酸味が効いており、牛と鶏の「コクの張り合い」がもたらす「過剰感」を、上手く抑え込んでいます。
竹井@八丁堀・麺上げ
 麺は細麺縮れで固めのゆで上がり。この絡まり合うような細麺が、牛すじや牛脂をタップリ持ち上げ、麺のポリポリ感と牛すじのグニュッとした食感が混ざり合い、なかなか痛快なコラボレーション。ジックリ煮込まれた大根、ニンジンも絡んで、牛すじ・鶏・根菜・麺が織りなす味の「予定調和」。さらに、卓上の「韓国キムチ」と絡めて見ると、キムチの酸味・旨みがスープの酸味と呼応して……さすがはあの「汐留らーめん」後継店と唸らせます。

竹井@八丁堀・句碑
 千葉で食べたあんな店こんな店、さらには新橋にあったあんな店(閉店)など思い返してみるに、「牛すじラーメン」=「牛骨スープ」的な方程式があったような。しかし、牛脂のコッテリ感を前面に出しても、牛骨清湯のアッサリ感との対比をテーマにしても、「牛すじ」=「牛骨」のシナジーが強すぎて、上手く「落とし所」に落ちなかったような。それに対して、鶏と酸味の併用という「奇策」が功を奏したこの一杯、さすがこの土地ならではの「鯔背」な取り組みといえましょう。

店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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