むろや@四谷三丁目 「梅塩つけめん」

 火曜昼、時間に追われながら四谷三丁目の某店を訪れましたが……営業している風情なし。この店にフラれるのは3回目で、1回目はオープン後不明だった定休日(月曜)に直撃、2回目はおそらく臨休直撃、3度目は火曜に変更になった定休に直撃と、ホトホト縁がないようです。この辺りでフラれた場合の避難先は、私の場合は四丁目「むろや」になっております。
 (精神的動揺がデジカメを揺り動かすのか、この日の写真はほとんどピンボケ)
むろや@四谷三丁目・店舗
むろや@四谷三丁目・券売機
 「むろや」の魅力は、なんといっても千変万化の限定メニュー、しかもどのメニューもクォリティは超一流で、何度訪店しても飽きることがありません。入口右手の券売機を見ると、今週の限定は「梅塩つけめん」(800円)。これは以前から何度か提供されているメニューで、ネットの評判も上々だったと記憶しており……「捨てる神あれば拾う神あり」。
 いつものごとく、落ち着き払った渕上店主の所作、水でしめられた麺にペーストと油を投入し、軽くかき混ぜ大葉をのせて供されます。
むろや@四谷三丁目・梅塩つけめん
 このペーストですが、もちろん梅の風味・酸味はあるものの、それだけではないフレッシュなニュアンスが加味されており……梅の酸味の露骨なトガりを押さえて、どこかフルーティーな味わいに仕上がっております。梅だけでは、なかなかこうはいかないと思いますが……間違っているかもしれませんが、トマトの果肉を合わせているような気が。

 つけ汁は、魚介出汁を前面に出し動物系で裏打ちするようなバランス。魚介出汁はラーメンやレギュラーのつけ麺と共通と思われますが、以前の様な節系の突出や魚粉の雑味もなく、非常に香り高く旨み豊かな出汁に仕上がっております。「むろや」はズッシリと重いコクの醤油ダレを使いますが、ある意味そのコクが魚介と少しケンカしていたのも事実。その点このつけ汁は、一見「塩」とは思えない色合いですが、あの重厚な「醤油」感が影を潜め「身軽」になったためか、その分バランスが劇的に改善されておりますな。

 このつけ汁に、ペーストをまとった麺をくぐらせ、ズバァ~~ッとイキますと……つけ汁の豊かな旨みを背景に、フレッシュな酸味と塩ダレのキレが際立って、麺のハッキリした甘みとも見事にシナジー、なんとも明朗な、なんとも爽やかな、この「口福感」。できれば、夏の暑い盛りにお会いしたかったかも。

 具材は、穂先メンマに肩ロースチャーシュー、大葉といった、「むろや」のレギュラー・フォーメーションで、そのクォリティは折り紙つき。

むろや@四谷三丁目・カウンター
 これまで「むろや」では、「みそ」や「冷やし」、さらには「黒煮干し」といったつけ麺をいただいてきましたが、味の「足し算」が過剰な「濃厚」感を醸し出し、それが特徴でもあり欠点でもあると感じてきました。しかしこの一品は、梅から特有の風味・酸味を引き、つけ汁から自慢の醤油を引き、さらに動物系のコクも軽く引いて、魚介と梅酸味の両立という「難題」を、見事に実現しています。渕上店主が魅せる「引き算の芸術」、例によって「むろや」の限定は短期ですので、お早めに。

 店舗情報は、こちら

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プロフィール

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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