(店名未定のラーメン店)@西武新宿 「醤油らーめん」

名前のない店@新宿・ガード この店の話題はネットで知っていましたが、「まぁ、店名が決まってから行ってみるか」と考え、そろそろ1カ月。西武新宿北口のガードをくぐって、様子をうかがうと……まだ看板はありませんでした。ここは、かつて「わさび」があったところ。
名前のない店@新宿・店舗
名前のない店@新宿・引き戸
 入口のサッシは手動でして、コイツがクセ者。なんとなく、真中に手をかけて、右にあけてしまいそうですが、実は真中2枚はつながっていて一緒に動き、さらに一番右のサッシも動いてしまって、入ることができません。正解は、真中2枚を左に動かすんですが……わかるか、そんなもん。
名前のない店@新宿・券売機
 入口右手の券売機をチェックすると、もう限定が始まっているし……店名もないのでプレオープン状態かと思いきや、すでに本格営業に突入している模様。とりあえず初訪ゆえ、筆頭ボタンの「醤油らーめん」(730円)と「味玉」(100円)を、ポチッとな。厨房のオペレーションは実に手慣れたもので、丼は約5分で到着、なんとも美しい盛りつけです。
名前のない店@新宿・醤油ラーメン
名前のない店@新宿・スープ
 では、スープを一口……見かけはシンプルですが、かなり凝った味の構成。しっかりとコクがでているベーススープ、やや甘めのカエシが動物系の旨みとキレイにシナジーしており、さらに香味油で仕上げていますが……カエシからか香味油からか、微妙に辛味を加えて隠し味にしており、クッキリと際立つ甘みと旨み。さりげない「小技」が光るカッチリした味、「玄人」好みのスープですな。
名前のない店@新宿・麺上げ 麺は細ストレートで、多少柔らかめのゆで加減。しかし、その方がむしろ麺の甘みが引き立って、辛味でクローズアップされたスープの甘みと実によく合う。さらに、軽快な歯切れとしなやかなノド越しで、スイスイ箸が進みます。
名前のない店@新宿・味玉 具材は、チャーシュー、メンマ、薬味の白髪ねぎ・糸唐辛子にアクセントのミツバ、そして追加の味玉。低温調理でローストポークっぽく仕上げたチャーシューも見所ですが、ハイライトは実は穂先メンマで、漢方のようなハーブのような、独特の風味が付けられていて、これが爽やかなアクセントを加えます。味玉もご覧の通りの仕上がりで、スープに辛味の伏線が引いてあるため、糸唐辛子が加えるリズムも実に効果的。

名前のない店@新宿・卓上 極めて高い完成度、「玄人」的にも「素人」的にも、存分に楽しめる一杯です。そして、なんとなくですが……淡い辛味を帯びたこのスープ、どこかかつての「わさび」に共通するものがありますな。ご主人も、何処かでお見かけしたような気がするし(お店までは思い出せませんが)。そこで、「お店の名前は?」とご主人にお聞きしたところ……ちょっと目を泳がせながら口元をほころばせ、「2月上旬には」とのこと。要するに、「確信犯」というやつですな。

 お店は、「東京都新宿区歌舞伎町2-46-7」あたり。

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MBA/MOT取得は「昇進への近道」か?(前編)

 たまにはラーメン以外の、ちょっとシビアなお話を。

 ビジネススクール就学を考える社会人にとっても、そろそろ願書提出の季節。私も最近、就学について相談を受けることが、ままあります。これからお話しすることは、①「終身雇用・年功序列」の会社に勤めていて、②転職や起業を志しているわけでもなく、③高度な社外教育を受けることが会社で制度化されているわけでもなく、④ただ「MBA/MOTをとれば、将来の昇進に有利かも知れないし、経営企画部門への異動なんかも期待できるかも知れない」などとぼんやりイメージしている人、が対象です。相談に来る人は、そういう人が結構多い。

 結論から言うと、④のような期待はしない方がよい。ビジネススクールで体系的に学ぶことは、大きなメリットと、かなりのデメリットをもたらしますが、④が得られないという点で、上記のような人にはメリットの大半が消えてしまいます。

 日本の企業の多くが「終身雇用・年功序列」です。自社内のノウハウやプロセスの独自性に企業競争力の源泉があると考え、入社した社員にその会社独特の、悪く言えばその会社でしか通用しない(後述する本では「会社特殊的」と呼んでいます)ノウハウやプロセスの中で職務に専念させる。しかも、本来若年者の方が高齢者よりも生産性が高いにもかかわらず、若年者の賃金はかなり低く抑えられています。

 その社員がある程度歳をとれば、今度は社内各所をさんざん異動させ、別の部署の人材や、ノウハウやプロセスについて知識をつけさせます(これも日本の会社の特殊な風習)。こうすることで、社内の利害対立を調整する能力がつくわけですが、所詮、会社特殊的な知識・経験に基づく会社特殊的な能力でしかなく、ますます社外には通用しない人材に育っていきます。

 そして、ほぼ完全に転職や起業の能力を失い、その会社以外では生きることができない人材に育った高齢者に「罪滅ぼし」(?)として、生産性が高く賃金の安い若年者が生み出す超過収益から、高い賃金を割り振る。これが日本独特の「終身雇用・年功序列」であり、時間をかけて新入社員を「経営幹部」という名の「社畜」に仕立て上げるメカニズムです。

 ビジネススクールでは、先人が多数の企業を実証的に分析して得た、多くの知識を得ることができます。また、自ら分析を行うための技術や基礎知識も学ぶことができるでしょう。しかし、日本独特の「終身雇用・年功序列」的ユートピアの住民から見れば、自社外の普遍的な知識・技術を学んだ人材は、かなり迷惑なのです。

 なぜなら、社会で普遍的とされている方法論と自社のノウハウは全く異なるかも知れないし、その点についてなにか問題を指摘されても、普遍的な知識を踏まえて論理的に自社の優位性を説明することもできない。なによりも、そういった議論に巻き込まれれば、自分が世間に通用しない人材であることを社内に知らしめ、「恥」をかく可能性もある……彼にとって、世界でただ一つの生き場所である、大切な「社内」で。

 皆が同じ価値観を共有して、平和に仲良く暮らしているのですから、その価値観を否定されることは、「コミュニティー」の崩壊につながる。そう考える企業では、③で述べたように、高度な社外教育を受けることを制度化したりはしないのです。ましてや、教育を受けてきた人間に、④のような「特典」をあたえるはずもありません。そういったコミュニティーでは、「より会社特殊的であること」が昇進の条件なのです。

 このような、日本独特の「終身雇用・年功序列」制度の意義については、「そもそも株式会社とは」(岩田 規久男著 筑摩書房)で明解に論究されていますので、興味のある方にはご一読をおすすめします。

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 さて、それでは①②③に当てはまる人にとって、④も得られないのにビジネススクールに行く意味があるのか、それはまた、次回ご説明したいと思います。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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