中華そば専門 田中そば店@末広町 「冷やかけ中華そば」

田中そば店@末広町・冷やし・交差点
 会議&残業でヘロヘロに疲れた金曜夜、銀座・新橋界隈は相変わらずのヒートアイランド状態、心が「とにかく『冷やし』を!」と血の叫びを上げております……銀座線で末広町へ。田中そば店@末広町・冷やし・路地

 目指すは、秋葉原の注目店「田中そば店」。以前ここで山形・赤湯系味噌のインスパイヤをいただきましたが、最近神保町で同じ山形の名物「水ラーメン」をいただいた際に、「同じ山形なら、あそこでも『水』やってたりして……」などと考えていました。平日夜は人影も少ない、パーツ屋さんが集まる路地を、南へ少し。
田中そば店@末広町・冷やし・店舗
田中そば店@末広町・冷やし・券売機
 券売機を見ると、ネット情報通り「山形辛味噌らーめん」の横に「冷やかけ中華そば」(800円)、もちろんコイツをポチッとな。店に入ると、髪を金髪に染めた私服の女の子が一人ウロウロしており、「あなたダレ?」と訝しんでいるうちに、お冷を持ってきてくれました。店員さんだったんですね……硬派な店だけに、ちょっとビックリ。丼は、約7分で到着。
田中そば店@末広町・冷やし・冷やし
田中そば店@末広町・冷やし・スープ
 薄い琥珀色を帯びたクリアなスープ、なんとも涼しげな丼景色です。では、スープを一口……ホンノリとカツオが香る、「和出汁」が主体のスッキリとした味わい。その風味と旨みを殺さぬよう、あまりスープを冷やし過ぎないよう調整してあり、まして見かけの涼しさだけを求めて、氷を浮かべるようなことはしていません。この適度なスープ温度のせいで、カエシに使われた薄口醤油がシッカリとコクを出して……分かりやすく卑近な例を持ち出せば、関西風の「冷やしうどん」のツユといった塩梅。
田中そば店@末広町・冷やし・麺上げ
 麺は他メニュー同様、やや太めの中太で、平打ちストレート。こちらもゆで湯から麺上げした後、冷水にサッとくぐらせて水切りし、ちょうどスープ温度に合わせてあるあたりが、結構ニクい。食感といい味といい、以前も「『うどん』的なニュアンスの麺」だと指摘しましたが、それゆえ「冷やしうどんツユ」との相性は、まさにドンピシャ。ガンガン箸が進みます。
田中そば店@末広町・冷やし・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ネギといった構成。このスープと麺に、レギュラーな豚チャーシューを合わせて来たのは少し驚きましたが、脂身が冷温で少し凝固した感じが、これはこれで涼しさを誘って、なかなかグッド。しかも、表面をグッと濃く味付けて、スープ・麺の「和」的な予定調和に、ガンとメリハリをつけています。かなり多めの白ネギは結構辛いものですが、むしろスープがキレを増す感じで、これはこれで「涼」を誘いますなぁ……

田中そば店@末広町・冷やし・卓上 冷やしだから脂肪分の多いスープ材料は避け、かといって魚介系の旨みを出すため冷やしすぎもせず、麺の特徴を活かしながら「饂飩」的なスタイルにまとめておいて、チャーシューでグッと「中華そば」の世界に引き戻す。「中華そば専門店」ならではの、極めて緻密な論理構成……特に、「敢えて冷やし過ぎない」という発想が、実に新鮮な一杯です。さすがはアキバの新名所、これからも秋・冬と季節の移り変わりに合わせて、どんな「景色」を見せてくれるか……この店からは、目が離せません。

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麺や 一期一会@淡路町 「醤油ラーメン」

一期一会@淡路町・交差点
 気のせいかごくわずか、朝晩の風が少し心地よくなってきたような……それでも、暗くなっても30℃越え。暑さでノボせながら、フラフラと淡路町の新店「一期一会」へ。
一期一会@淡路町・店舗
一期一会@淡路町・メニュー
 黒タイルでモノトーンにまとめたシックな店構え、ノボリがなければ、ラーメン屋だとは気付かないかも。店内のインテリアや照明もシックにまとめてあり、くつろぎの空間を演出、メニューも何処かお洒落です。初訪でもあり、ノボリの「本物の味」の文句も気になっていたので、「醤油ラーメン」(650円)を注文。厨房は男性店員二人で切り盛り、お二人とも職人風のニガみばしった面構えで、いい意味で軽い緊張感が漂っています。丼は、約5分で到着。
一期一会@淡路町・醤油ラーメン
一期一会@淡路町・スープ
 では、スープを一口……一見、フツーの鶏ガラスープですが、どうしてナカナカの「迫力」。ベースは鶏ですが、その風味が実に豊かで、鼻に抜ける香りに早くもウットリ。旨みもかなり強いため、醤油味にもパンチがきいて、自然に隆起してくるコクとキレ。コク・キレ・旨みはラーメンスープの三大要素ですが、それぞれにフォルテシモをかけながらも、あくまでオーソドクスなまとまりにコダわるという……ある意味、非常に凝ったスープです。
一期一会@淡路町・麺上げ
 麺は中太縮れで、こちらも一見オーソドクスな食感と風味。しかし、フツーの中華麺よりは明らかにコシ・ノド越しが一枚上手で、加水率の調整により、微妙にスープを吸わせて極上の味に仕上がっています。スープといい麺といい、見かけの「ありきたり」感を大きく裏切る本物の「中身」で、敢えてこういう「謎かけ」にコダわっているのかと思えるほど。
一期一会@淡路町・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトにホウレン草、そして海苔とネギ。どの具材もソツない仕上がりですが、ラーメン全体のスタイルのせいか、今日はなぜかナルトが美味しく感じました……ネギの使い方も、「薬味とは何か」を知り尽くしたやり方。

一期一会@淡路町・卓上 全くフツーの見かけながら、「わかる人にはわかる」といったタイプの「本物の味」……いや、あの自然なフォルテシモのかけ方から言えば、「羊の皮を被った狼」というべきか。作品を敢えてキッチリ「型」にはめながら、細部にこだわり「型」自体の良さを最大限に表現し尽くすことで、自らの技術力と独自性を打ち出すという……まるでクラッシック音楽のような「醍醐味」が感じられる一杯。さすが本物志向の店があつまる淡路町、また一軒、いい店ができました。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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