鶏蕎麦十番 156 ICHIKORO@麻布十番 「海老辛担々まぜそば」

156@麻布十番・20140831・お祭り
 雨の土曜日、今日も今日とて休日出社。雨は午後から激しくなるとの予報もあって、ランチも駅近で何処かということになりますが……麻布十番駅の出口にほど近い、「156」に宿題メニューがあったことを思い出し、再訪。街は今日からお祭りのようですな。
156@麻布十番・20140831・店舗
156@麻布十番・20140831・券売機
 お店も、店員さん総出でお祭りの準備。人通りもいつもの週末よりは多く、店内もほぼ満席と大盛況、店内待ちのお客さんも、ビール片手で陽気に談笑。さて、前回は「純あおさそば」をいただきましたが、その時気になっていたのが、この「海老辛担々まぜそば」(900円)。店員さんに食券を渡すと、麺は「冷・温」から選べるとのこと。まぜそばで「冷」は珍しく、聞けば夏季限定とのことでした。ま、穏当なところで「温盛り」にしていただきました。
156@麻布十番・20140831・海老辛担々
156@麻布十番・20140831・まぜ後
 おぉ、華やかな器に華やかな盛り、目の前に差し出されると、視界がパッと明るくなるような華やかさ。コイツをサックリ混ぜ合わせますと、麺がシッポリと褐色に染まり、汁なし担担麺っぽくなってきます。156@麻布十番・20140831・麺上げ

 太麺をググッと持ち上げ、ジュリュッと一口……おぉ、見た目からは想像もつかないほどの、「まとまり」のよさ。全体の印象は、汁なし担担麺のタレに、桜海老で作った「食べるラー油」をタップリ加えたようなお味。見た目に違い、濃さも辛さもホドホドに抑えてあり、風味・旨味をグイグイ前面に押し出す感じ、コイツが絡む麺は、フカフカ・モチモチにゆで上げられた太麺で、ホッコリとした甘さ。両者絡み合って醸す味は……タメ息が出るような心地よさ。
156@麻布十番・20140831・具材
 具材は、肉味噌に桜海老・揚げ玉がタップリ、そしてネギなど薬味類。桜海老・揚げ玉の方が全体にまんべんなく馴染むためか、肉味噌は敢えて固めに仕上げてあり、ゴロゴロとした食感が、いいアクセント。揚げ玉も辛味をまとって、いい塩梅に辛さを口腔で弾けさせます。
156@麻布十番・20140831・アイテム
 味変アイテムは辣油、山椒、レモン酢の三種。非常に味のまとまりの良い一杯ですので、どれを入れてもレスポンスが良い。特にレモン酢は、適量入れればコクとキレが同時に増して、多少多めに入れればサッパリ感も出てくるという優れモノ。ホント、最後までアレコレ楽しめる一杯です。

156@麻布十番・20140831・麺箱 派手さ重視でラフに盛り付けられた丼姿からは、想像もできない味のまとまり、そして緻密な演出。味はかなり違いますが、名店のお好み焼きやもんじゃが感じさせる「驚き」に通じるものがありますな……無造作に具材が積み上げられているようでも、そこには深い計算があるのでしょう。
 海老辣油を使った担々麺といえば、三河島「桃天花」が有名ですが、あちらは甘海老の頭を使ってコクと旨味を重視したモノで、独特の臭いが代償に。こちらは桜海老を使っているのか、香ばしさ重視で、コク・旨味はホドホドながら、臭いはナシ。海老辣油といってもさまざまなアプローチがあるようで……いや、勉強させていただきました。

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銀座 梵天@銀座一丁目 「スーラータンメン」

梵天@銀座一丁目・20140829・一丁目
 お盆まっただ中、当然夏休みなどあろうはずもなく、休みエンジョイ中の同僚が残していった仕事を悶々とこなしては、グッタリ疲れて帰る毎日ですが……こんな私に救済の手を差し伸べてくれるはずのラーメン屋も、軒並みお盆休み。どこか開いていないかのぞいて回るうち、銀座一丁目の端まで来てしまいました。腹をくくって久々に「梵天」を再訪。
梵天@銀座一丁目・20140829・店舗
梵天@銀座一丁目・20140829・ポップ
 2011年オープン時に訪店していますので、3年ぶりの再訪。ドアに「強冷中」とある通り、店内はガンガンに冷房が効いています。夏限定は2種類あって、「スーラ―タンメン」と「ゆず冷し」(冷し中華)。涼しい店で辛い一杯もオツなものかと、「スーラータンメン」(850円)を注文。
梵天@銀座一丁目・20140829・スーラータンメン
梵天@銀座一丁目・20140829・スープ
 では、スープを一口……うん、フツーに美味しい。鶏ガラと思われるベースはかなりアッサリしたもので、コクも旨味も非常に淡い。そのため、酢も辣油もベースで丸まらずにググッと前面に押し出してくるようなバランスで、それなりにパンチを感じます。もちろん、最終的には玉子が絡んで味が丸まりますので、「多少アグレッシブ」程度の印象ですが……ちなみに、酢も辣油も特にヒネリはなく、フツーの風味。
梵天@銀座一丁目・20140829・麺
 麺は、三河屋製麺製の細麺ストレート。記憶があいまいですが、以前食べた「らーめん」の麺よりやや細くなった印象、しかし三河屋独特のしなやかなノド越しと、アッサリ感じさせながらジンジンと訴えかけるような甘みがあって、「多少アグレッシブ」なスープをむしろ麺でリードしている感じ。
梵天@銀座一丁目・20140829・具材
 具材も世の酸辣湯とほとんど同じラインナップで、玉子・椎茸・タケノコ、そして笹切りの白ネギが加わる点が、珍しいといえば珍しい。850円という強気設定ですので、なにかサプライズを期待していましたが、コイツはかなり拍子抜け。

梵天@銀座一丁目・20140829・札書き 麺が上質である点を除けば、どこにでもあるような酸辣湯麺。ま、「通念」通りの安定した味を求めるお客さんもいるわけで、妙な仕掛けを排し「通念」通り提供することにも、一定の価値はあるのでしょう。どちらかといえば、ラーメンに「非日常」を求めるラヲタの方が、どうにかしているのかもしれませんが……周囲のホテルには外国人の宿泊客も多く、「通念」がない上ひたすら「非日常」を求めてらっしゃることを考えれば、この店なりのオリジナリティを、何かを追求してみても面白いかもしれません。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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