中華そば 琳久(RINKU)@浜松町 「醤油らーめん」

琳久@浜松町・20150624・金杉橋口
 週末は異常な低温になると聞いておりましたが、何のことはないピーカン&酷暑。今年は天気予報が外れまくるなぁ……土曜のランチは、芝の新店「琳久」へ。場所は、浜松町駅南端の金杉橋口を出て(写真はその風景)、屋形船を横目に金杉橋を渡り(写真は下掲)、左手に見える高層マンションの向かい。
琳久@浜松町・20150624・店舗
琳久@浜松町・20150624・メニュー
 ここは「ハネウマ」という店があった場所、結構流行った店でしたが、ご家族の事情で実家に帰ることになり、浅草の名店「与ろゐ屋」出身のご主人が居抜きで店を出すことになったとか。メニューは醤油と塩の「らーめん」と「つけめん」、まずは筆頭の「醤油らーめん」(700円)と、「味付玉子」(70円)をポチッとな。厨房を守る3人はいかにも玄人っぽい雰囲気で、フロア係も2名で接客万全。なお、店内は料理以外撮影禁止です(ラーメン撮影も一応フロア係の方に確認して、ニッコリOKいただきました)。
琳久@浜松町・20150624・醤油琳久@浜松町・20150624・スープ
 では、スープを一口……うん、「与ろゐ屋」をベースにタレを変えてきた感じ。どちらかというと魚介出汁が先に立つバランスで、煮干しを少し押し出しながら、昆布・カツオ・野菜類で優しいタッチに仕上げています。ベースはゲンコツ・鶏ガラですが柔らかなコク、そしてタレは醤油のコクより甘味・旨味を強調しており、全体として「和と甘」を押し出して、日本人の好みにダイレクトに訴えかける作戦。
琳久@浜松町・20150624・麺

 麺は浅草開化楼製の中太麺で、多少ウェーブがかかったもの(麺量ゆで前170g)。プルッとした口あたりですがシットリとした舌触り、ゆで加減も「与ろゐ屋」に似たしなやかなスタイルで、思わずズゾゾ~~ッと思いっ切りススってしまいます。麺の甘味とスープの甘味・旨味がフルパワーでシナジーして……いやぁ、日本人に生まれてよかった。
琳久@浜松町・20150624・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに海苔・水菜、薬味のネギと追加の味玉。肩ロースチャーシューはシッカリした味付けで、タレのボリューム感が伝わってくるほど。しかも表面を香ばしく仕上げて、ガツンとメリハリきかせています。なんとなく、「与ろゐ屋」のそれと似ていたり……海苔も、非常に香り高いもの。

琳久@浜松町・20150624・金杉橋
 ハイクォリティ&アヴァンギャルドだった前店から一転、日本人の機微を知り尽くした浅草・名店の血を受け継ぐ、老練な一杯。このあたりはオフィスとマンションの混在するエリアで、店の前は高層マンション。若い世代に鋭く訴え差別化する前店のスタイルも一つの「解」ですが、広い層に受け入れられそうなこの一杯も、もう一つの「解」ですな……事実、さっそくご家族連れの姿も見られ、和やかな雰囲気。永く愛されそうな予感のするお店でした。

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SOUP NOODLE 青雲の志@新橋 「チャーシュー煮干し鶏白湯ソバ」

青雲の志@新橋・20150623・新橋
 風もなく、ドヨンと蒸し暑い梅雨の新橋。なんでも、かつて御徒町「味噌麺 高樋兄弟」をやっていた方が、新橋で個人店を立ち上げたとか。あの店は実に美味かったし、この店もすぐ人気店になって、私のような行列嫌いは近づけなくなるかも……などと考えて、オープン2日目に訪店。
青雲の志@新橋・20150623・店舗
青雲の志@新橋・20150623・券売機
 メニューは、「煮干し鶏白湯ソバ」「煮干しソバ」「つけソバ」の3系統、チャーシュー枚数のバリエーションが多いのが特徴です。つまり、チャーシューに自信ありということですな……そこで「チャーシュー煮干し鶏白湯ソバ(チャーシュー4枚)」(900円)を、ポチッとな。
青雲の志@新橋・20150623・煮干鶏白湯青雲の志@新橋・20150623・スープ
 「高樋兄弟」もそうでしたが、なかなかアグレッシブな丼姿。では、スープを一口……これは、とても難しいところを狙ってますな。非常に濃厚な鶏白湯、鶏油をガツンと乳化させ、コッテリ感をグンと強めておいて、粗挽きの煮干し粉と、砕いた厚削りのカツオ節を使って、魚介風味を荒々しく叩きつけています。もちろん、煮干し・カツオの旨味とともに、エグミ・渋味も多少は出ますが、それも含めて「野趣」を楽しませる、そんなスタイル。醤油ダレによるコクも、グッと深い。
青雲の志@新橋・20150623・麺
 麺は中太ストレート。今どき珍しい、ザクザクッとした歯切れ・食感の麺で、スープの「野趣」に似合ってます。豪放な甘みが、ワイルドなスープと「ド突き」合い、ヤンキーのカップルを眺めるような、微笑ましさ。
青雲の志@新橋・20150623・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、海苔に、薬味のネギ・刻みタマネギ。チャーシューは、豚肩ロースと鶏ムネ肉の2種、豚肩ロースは低温調理で豚本来の風味が引き出され、鶏白湯をバックによく映えます。鶏ムネ肉は、表面に粗挽きのブラックペッパーがまぶしてあり、スープの「野趣」とも抜群の相性。終盤、卓上のニンニクを試しましたが、コッテリ感を強めたスープですので、これが実によく合う。

青雲の志@新橋・20150623・卓上 鶏白湯に、煮干しとカツオで荒々しく風味付けするスタイルは、あの新宿「風雲児」が有名ですが、実はそれ以外あまり成功例のない難しいアプローチ。両者共通するのは、鶏白湯のコッテリ感を強めカエシを突出させない点ですが、この辺りに成功への「ナロー・パス」があるのでしょう。ただし、こういう渋谷・新宿的ロックン・ロールな一杯は、若者には受けそうですが、私を含め高齢化の進む「新橋オヤジ」にはどうかしら……ま、そんなことは気にせず業界の「坂の上の雲」を見上げて進むのが、店名通り「青雲の志」なのでしょう。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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