Tonari@神泉・渋谷 「牡蠣担々麺」

Tonari@神泉・20161129・交差点
 今にも泣き出しそうな空の下、先日訪れた「Tonari」へ再び。場所は、松濤郵便局前交差点のもうひとつ西側の交差点手前を、南に下る路地の途中。
Tonari@神泉・20161129・店舗
Tonari@神泉・20161129・路上看板
 先日、ご主人からイロイロお聞きした中に、裏メニューに関する情報が。なんでも「担々麺」や「牡蠣担々麺」(1,000円)が出せるとか。私も永らく食べ歩いておりますが、牡蠣と担々麺の組み合わせというのは出会ったことがありません。さっそく注文。Tonari@神泉・20161129・卓上

 中華鍋で野菜類を軽く炒め、そこにスープや牡蠣を加えてひと煮立ち、丼で麺・スープを仕立てた後、野菜類と牡蠣を鍋から移すという凝った製法。最後に辣油がまわしかけられます。
Tonari@神泉・20161129・牡蠣担々麺Tonari@神泉・20161129・スープ
 パクチーの緑鮮やかな、なんとも美しい丼景色(パクチーは調理前に要否を確認していただけます)。まずは、スープを一口……いやぁ、実に見事な「バランス感覚」。先日も書きましたが、牡蠣は風味が強く扱いの難しい食材、一方の芝麻醤もコクが強くて主張が強い。両者を合わせれば、一方が勝って一方を台無しにしてしまいそうなものですが……なんと両方「活きて」ます。それだけではなく、パクチーが加える独特の風味や爽やかさ、挽肉の旨味まで一つ一つがビビッドに振る舞って、それでいてベースの鶏スープもシッカリ存在感を見せつけるという……後半に向け、ジワジワ牡蠣の風味が増すあたりも見どころ。
Tonari@神泉・20161129・麺
 麺は、三河屋製麺製の細麺ストレート。加水率低めの麺を、先日いただいた「白醤油鶏そば」では多少カタメにゆで上げていましたが、担々麺では実にしやなかなゆで上がり。もちろんコチラのほうが、三河屋さんらしさが存分に発揮されますし、担々麺としても最適なセッティング。担々麺の場合、スープ内でバランスが取れても、麺・スープのバランスが崩れることもシバシバですが……やはりソチラも抜かりなく、両者がキッチリ引き立て合います。
Tonari@神泉・20161129・具材
 具材は、牡蠣に挽肉、炒めたモヤシにパクチー・ネギなど薬味類。パクチーは、千切らず包丁で刻んで、風味以上にフレッシュ感を引き出すアプローチ。モヤシの炒め加減も絶妙で、ザクザクと元気な歯ごたえと、適度なシンナリ感による食べやすさがキッチリ両立。
Tonari@神泉・20161129・牡蠣
 牡蠣も結構デカく、ご覧のようなプリプリの仕上がり、鮮度・風味も実によくて……いやぁ、深まる秋がシミジミ感じられますなぁ。量も4~5個は入っており、これで1,000円とは、築地名物「カキらーめん」もビックリ。

Tonari@神泉・20161129・店内
 登場人物ひとりひとりの個性が光り、シナリオの伏線ひとつひとつがドラマを生んで、小道具のひとつひとつまで、物語に欠かせない存在になっていく……そんな名作映画を観終わったような「充足感」で、満たされる一杯。ご主人に感想を訊かれ、「いやぁ~~美味いっす!!」などと、高校生のようなウブなセリフしか出なかった自分に恥じ入るばかりですが……ご主人が微笑みながら告げるのは、準備中の裏メニュー情報だったり。グイグイ「Tonari」ワールドに引き込まれていく、オジさんなのでした。

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北海道らーめん 鷹の爪 新宿店@新宿三丁目・代々木 「龍の極(味噌)」

鷹の爪@代々木・20161127・雨
 冷たい雨の降る金曜夜、ダラダラと長引きそうだった代々木での会議を抜け出して、遅めのディナー。冷えるので味噌で行こうと考えて、まずは「角栄」をのぞいてみますが……もうちょっとライトな感じで済ませたい気分。少し高島屋方向に移動して、「鷹の爪」を再訪。
鷹の爪@代々木・20161127・店舗
鷹の爪@代々木・20161127・券売機
 6月オープンのこのお店、前回はイチオシの「龍の雫(醤油)」をいただいて、旭川「蜂屋」系の味を満喫しました。メニューは「龍シリーズ」と「焦がし香味油シリーズ」に分かれており、それぞれ醤油・塩・味噌の3種類、さらにそれぞれ「低加水麺」と「中加水麺」を選べます。とりあえず、上段の「龍シリーズ」から「極(味噌)」の「低加水麺」(980円)をポチッとな。
鷹の爪@代々木・20161127・味噌鷹の爪@代々木・20161127・スープ
 まずは、スープを一口……うん、なかなかイケます。赤味噌を主体に、コク・キレ重視でブレンドされた味噌ダレは、ソリッド感のある味の引き立ち。ベースも豚骨ですのでソリッドなコク、両者がキッチリ噛み合って、カチッとした味が舌に響きます。これに焦がしラードの香ばしさが加わって……なぜか、札幌「すみれ」的な味がするから面白い(最初から狙ってる?)。
鷹の爪@代々木・20161127・麺
 麺は、旭川・小林製麺製で、やや細めの中太縮れ。同社独特の、多少ボソッとした食感と、噛めば広がる野太い甘味。この野趣あふれるアグレッシブな麺が、コク・キレ共にカッチリと引き立った「すみれ」的スープをガッチリ受け止め、いやなかなかのバランスです。う~~む……面白いんじゃない? コレ。
鷹の爪@代々木・20161127・チャーシュー
 具材は醤油と共通で、チャーシュー、メンマにキクラゲ・海苔、そして薬味のネギ。敢えてモモ肉をチョイスしたチャーシューは、前回よりも厚切りになって食べ応えアップ。醤油同様、スープも麺も「濃い」キャラですので、ジンワリとした薄味仕上げで、まさに正解。でも味噌ですので、挽肉の旨味もチョット加えて欲しかったり……

鷹の爪@代々木・20161127・卓上
 前回食した醤油は、旭川「蜂谷」の「万人向け版」と感じましたが、こちらは札幌「すみれ」の「新解釈版」といいますか……味噌のブレンドが似ている上に、「すみれ」が山椒などスパイスの風味でソリッド感を出すのに対し、焦がしラードで香ばしさを加えることで、似たような効果を出していますな……こちらも「万人向け版」と呼びたいところですが、お値段(980円)が万人向けとは言い難く、「新解釈版」とさせていただきましょう。でも、食べて損のない一杯です。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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