麺家 黒@目黒 「ラーメン」

黒@目黒・20170321・商店街
 春一番が吹き荒れた1日、仕事の方も荒れ気味で、結構疲れ切ってしまった金曜夜。心穏やかに週末を迎えるために、例によって目黒名店巡りと参りますか……宿題になっていた権之助坂「黒」へ。
黒@目黒・20170321・店舗
黒@目黒・20170321・サイン
 以前は、芸能人がよく訪れる店として有名でしたが、ま、そういう店はラヲタ的にはアレな場合が多く、名店巡りでも後回しになっておりました。噂通り、店内には芸能人の色紙がビッシリ。黒@目黒・20170321・券売機

 メニューは、「ラーメン」とそのバリエーションがメインで、あとは「中辛うま辛ラーメン」や「煮干し節系豚骨ラーメン」といったラインナップ。「どか盛り野菜」(100円)による二郎系チックな変身が名物と聞いてはおりますが、まずは基本の「ラーメン 並」(650円)を、好み指定すべてフツーでお願いしました。芸能人ご用達の店にしては、全般的に良心的なプライシングですな。
黒@目黒・20170321・ラーメン黒@目黒・20170321・スープ
 家系なのにネギが散る、やや個性的な丼景色。まずは、スープを一口……なるほど、「スマート」な美味さ。かなり炊き込んで、乳化を進めたマイルドな豚骨、しかし髄や豚頭といった「荒くれ」要素は排除して、ひたすら豚骨の旨味を抽出する方向に特化しており、コクやキレはかなり円やか。豚骨専門店ならともかく、家系店でこうした「旨味重視」のバランスをとることは、結構珍しい。
黒@目黒・20170321・麺
 麺は家系にしてはかなり細めで、一般的な中太程度。フツー指定ではかなり柔らかめのゆで加減ですが、「マイルド&リッチ」的なスープには、断然このヤワメの方が合いますな。麺から湧き出るフンワリとした甘みが、スープの旨味と溶け合う感じ。
黒@目黒・20170321・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、ホウレン草、海苔3枚という「家系標準装備」に加えて、ネギが入るところが少し独特。肩ロース・チャーシューは最近見ないタイプで、かつて「コンビーフ系」と呼ばれたタイプ。まんべんなく味付けて濃淡がなく、食感が多少「コンビーフ」に似通う部分があって、結構賛否あるため絶滅危惧種。

黒@目黒・20170321・ポップ
 たしかに、いかにも芸能人が好みそうな、クセや下卑たところのない、家系にしてはスマートな味わい。この方向性を、万人向けにさらに突き詰め、マスプロ可能な製法に落とし込むと、現在都心部で異常増殖中の「なんちゃって家系」につながるような気もします……日本の寿司が、海外で熱帯系フルーツやタコスなんかと合体し、現地の番人の方に愛され一般名詞化するように、横浜の家系も、東京の上流から庶民まで様々な階層の方々に受け入れられるよう変化するうち、それが東京では一般名詞化するのでしょう。なんか寂しいような、それでよいような……複雑な気分。

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麺Dining 志道@東雲 「志道らーめん」

志道@東雲・20170319・街並み
 ニョキニョキ高層マンションが立ち並ぶ東雲、しかしラーメン店は近くのイオン東雲内くらいにしか無いという、おそるべき「ラーメン不毛地帯」です。そこに昨年9月にオープンしたのがこの「志道」、当然のごとく近隣住民が押し寄せて大行列、一度様子を見に訪れましたが、私のような行列嫌いが近づくのは「半年は無理」と見ました。そして約半年後、週末のウォーキングがてら前を通ってみますと……お、行列がない(写真は食後撮影)。それでも満員のようでしたが、ちょうど入れ替わりで入店できました。
志道@東雲・20170319・店舗
志道@東雲・20170319・メニュー
 1階のカウンター席は5席と狭く、2階はありますがテーブル席のみのようで、一人客は2階が空いていても1階席が空くまで待たされます。照明も関節のみで薄暗く、昼間はほとんど窓からの明かりのみ。メニューは鶏白湯の「志道らーめん」とそのバリエーション、さらに3月1日より「彩り野菜のアサリ鶏白湯つけ麺」がリリースされたようです(店舗写真の2階掲示参照)。しかしまぁ、ベースの鶏白湯は共通のようですし、実力を満喫するにはラーメンの方がよいでしょう。「志道らーめん」(780円)を注文(後払い制)。
志道@東雲・20170319・志道らーめん志道@東雲・20170319・スープ
 「はい、お待ち!」と、カウンター越しに私の頭上から、片手で丼を差し出す店員さん。いまどき、都心では珍しい配膳スタイルですが、それはやめた方がいい……住宅地でお客さんにはお子様連れも多いことだし、手を滑らせたらどうするの。
 まずは、スープを一口……うん、クォリティとオリジナリティがキチンと両立。比内地鶏を使った鶏白湯、結構な粘度が出るまで炊き出されていますが、気になるクセや臭いは一切なし、それでいて鶏特有の旨味や風味は驚くほど豊かです。また、ガラを一部ローストしているのか、あるいは香味野菜の関係か、独特の香ばしい風味が感じられ、コラーゲンが醸すサラサラ感とも相まって、飲み口にほどよいリズムを与えます。
志道@東雲・20170319・麺
 麺は、浅草開化楼製の太縮れで、鶏白湯にこの種の麺は、結構異例な取り合わせ。しかも、パンパン・プリプリなゆで上がりで、モチッとした多少ヘビーな食感を楽しむうち、多加水麺にしては驚くほど強い甘みが広がります。マッチョな麺にスマートなスープの取り合わせ、まぁユニークといえばユニークですが……やや麺が勝ち過ぎのバランスかな。
志道@東雲・20170319・鶏チャーシュー
 具材は、鶏チャーシュー、ヤングコーン、味玉半個に水菜・刻みタマネギ、そして糸唐辛子がパラリ。鶏ムネ肉チャーシューは、ご覧のような分厚さ、下味もシッカリついた上にシットリとした食感で、コイツはなかなかの仕上がり。
志道@東雲・20170319・具材
 甘みを多少抑えた鶏白湯に、炙りを入れて甘みをアップさせたヤングコーンを、メンマの代わりに使おうという工夫も、なかなかよく考えられたもの。ただ、麺が突出したバランスの一杯ですので、こうした具材のラインナップでは、食べ飽きは避けられませんな……糸唐辛子に努力の跡は見えますが。終盤は、卓上の黒胡椒バッサバッサで切り抜けました(これが結構美味い)。

志道@東雲・20170319・能書き
 こうした都心に近い高層マンション街には、働き盛りで小さなお子様を連れたご家族に加えて、生活利便性を求めて移り住んできたお年寄りも多いもの。そうした広い年齢層の好みに応えるのなら、スープはともかくこの麺はヤリスギかな……オープン半年もたたずして、週末ランチタイムに行列なしで入れる現状が、隠れた問題を物語っているかも。「ラーメン界」の中でのユニークなポジションを指向するか、「地域」に親しまれるポジションを指向するか、いつまでもラーメン店に付きまとう問題ですが、特にこの地域ではよく考える必要がありそうで。つけ麺食べに、また来ます。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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