Only One Noodle 壱富士@目黒 「壱富士ラーメン(新作 昆布ソース)」

壱富士@目黒・20170528・駅前
 GW前が期限の仕事を仕上げ、GW明けまではちょっとひと息つけそう。なんかこう、気の張りが抜けると、急にお腹がすきますな……そういえば、目黒「壱富士」が主力のソースを入れ替えたとか。さっそく訪店。
壱富士@目黒・20170528・店舗壱富士@目黒・20170528・券売機壱富士@目黒・20170528・ソース
 1月オープンのこのお店、ふくよかな味わいの鶏・魚介スープを、4種のソースで味付けていただくという趣向です。オープン時の筆頭ソースは「鶏油」で、そのあまりの美味しさに後日新作の「トマト」もいただいて、勝るとも劣らぬ美味さに驚きました。しかし、あの傑作「鶏油」をやめて、新たに「昆布」「レモン」を加えたというから結構驚き。どっちでイクかな……前回「トマト」で酸味を堪能しましたので、今回は「昆布」で。
壱富士@目黒・20170528・昆布壱富士@目黒・20170528・スープ
 おぉぉ、昆布の緑褐色に染まったスープ表面。まずは、一口……なるほどコイツは、ガツンと「昆布」。おそらく「節ソース」と同様に、イベリコ豚のラードに直接ドカンと抽出された昆布の旨味と風味、そのままモロだと多少イヤミが出るところを、誰しも馴染み深いとろろ昆布の風味に収斂させて、オイルを強めて丸めています。コイツが鶏・魚介のベーススープとシナジーすれば、おそるべき旨味になるはずなんですが……ややオイルが強すぎて、ベースの良さが隠れてしまった感。ちょっと惜しいなぁ……でも、この昆布のパンチ力は、結構エポック・メイキング。
壱富士@目黒・20170528・麺
 麺は中細ストレート。デュラム粉使用で非常に力強い甘み、しなやかなゆで上がりで多少ザラついた麺肌がよくスープを拾いますが……それ以上にオイルを拾ってしまい、こちらも麺の甘みが隠れ気味。でも、昆布とデュラム粉麺のコンビネーションは、ちょっと他店では味わえぬ面白さ。
壱富士@目黒・20170528・チャーシュー
 具材は他メニューと同じで、具材は、チャーシュー、メンマ、「しゃぶしゃぶ餅」に薬味類、それと前回美味さに感心した「塩味玉」(100円)もつけてみました。相変わらず、スペイン産のロース肉に塩麹をきかせたチャーシューは、絶品の味わい。塩味玉も黄身の甘みを塩で強調する絶妙の調味、メンマも食感・風味とも文句なしの仕上がりです。

壱富士@目黒・20170528・ビル入口
 相変わらず美味い……多少気になったオイル感も、オイルの種類・質を変えてみるとか、もうひと工夫で解決しそうな気がしますし、解決された時の美味さは想像するにあまりある。ただ……オープン4カ月にして3回目の訪店ですが、いずれも夜だったせいか客入りがイマイチですな……ビルの地下で、しかも地下へ降りる入口が分かりにくいのが難点なのかもしれません。写真がビル入口で、歩く男性の左前方の黒い立て看板があるところが地下への入口、みなさまお見知りおきを。

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博多 一瑞亭@三田 「味玉ラーメン」

一瑞亭@三田・20170525・仲通
 金曜夜、そろそろ春の健康診断も近づいて、来週あたりからは「醤油・塩しばり」の日々が始まりそうですが……その前に、濃厚豚骨でも「注入」しておきますか。酢客でゴッタ返す慶応仲通り商店街を抜け、新店「一瑞亭」へ。
一瑞亭@三田・20170525・店舗
一瑞亭@三田・20170525・券売機
 4月オープンのこのお店、ちょうど一年ほど前に新宿御苑にオープンした「一瑞亭」の2号店の模様で、場所は以前「かどふく」というお店があったところ。博多豚骨のお店ですので、メニューは「ラーメン」1系統のみ、この店はスープが濃厚で、どうしても替玉したくなってしまいますので、その封じ手として味玉つけて、「味玉ラーメン」(850円)をポチッとな、麺のカタさはバリカタ指定。
一瑞亭@三田・20170525・ラーメン一瑞亭@三田・20170525・スープ
 ガッツリ炊き込まれたスープだけがもつ「泡立ち」が、凶暴さを感じさせる丼景色。まずは、スープを一口……新宿御苑で食べた時より、さらに「ヘビー」になったような印象。炊き込みにより空気を含んだ豚骨で、口あたりはフワッとしていますが、直後ドスンと舌に重量級のパンチを見舞います。完全乳化の一歩手前で止めることで、豚骨の臭み・風味を強く打ち出し、髄もタップリと溶け出して、微妙にザラリとした舌触りと独特のホノ甘さ。カエシも、キレより豚骨の旨味を浮き彫りにする使い方ですが……この店のカエシにはかなり強く魚介が使ってあったはずですが、どうもそれが感じられない。以前より旨味のシナジーが弱まったせいか、濃厚豚骨がストレートに押し出され、かなりヘビー。
一瑞亭@三田・20170525・麺
 麺は極細ストレートの、いわゆる博多麺。ゆで加減も指定通りのバリカタで文句なし、以前気になったゆで湯由来と思われる雑味も今回はなく、ポクポクとした歯切れ・歯応えを楽しむうちに、低加水麺特有の強い甘みが力強く口腔に広がります。ずいぶんとヘビー級のスープにも、全く負けていませんな。
一瑞亭@三田・20170525・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、キクラゲ、海苔にネギ、そして追加の味玉。バラ肉チャーシューは小型で薄切り、しかし見かけよりもシッカリとした味付けで、スープ・麺とのバランス・絡みも文句なし。キクラゲも、カタすぎずヤワすぎず絶妙のコリコリ感。
一瑞亭@三田・20170525・味玉
 味玉も、黄身本来の甘みを引き出すようなソフトな味付けですが、主役たちのキャラが濃すぎるために、この立ち位置の方が光りますな。一瑞亭@三田・20170525・高菜

 終盤は、辛子高菜とクラッシュ・ニンニクでカスタマイズ、スープが微妙に旨味不足ですので、高菜が加える旨味が実に効果的。ニンニクも、ワイルドなこのスープには当然のごとくよく合います。

一瑞亭@三田・20170525・卓上
 ベースの濃厚豚骨は、新宿御苑とかわらない気がしますが、カエシの旨味ひとつで、味の「伸び」やコクの「重量感」がこうも変わってくるとは……いや、勉強になります。不思議に味が伸びる「一瑞亭」らしさが薄まって、やや単調感は否めませんが、ここは慶応大学のおひざ元、大学生の「濃厚嗜好」には、十分応えてくれるでしょう。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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