社中@押上 「鶏そば味玉入り」

社中@押上・押上
 いよいよ今年5月に、スカイツリーがグランドオープン。業平橋から押上のあたりも一気に観光名所となってしまい、付近で実力のあるラーメン店は、行列店となってしまうかも……そんな行列嫌いの「危険予知能力」に突き動かされ、ギリギリ食べ歩き範囲外の押上「社中」に向かいました。
社中@押上・店舗
 錦糸町「江東橋二丁目 ここだけらー麺 第三章」の姉妹店というこのお店。「社中」とはまたかわったネーミングで、私なんぞは紅白歌合戦でよくお見かけする「花柳社中」さんを連想してしまいますが、実は坂本龍馬の「亀山社中」からとっているのではとの、ネットでの噂。
社中@押上・券売機
 鶏白湯がウリのお店で、メニューは「鶏そば」「鶏にぼしラーメン」「魚介つけ麺」の3系統。初訪故、基本的な系統から「鶏そば味玉入り」(780円)を、ポチッとな。昨年11月のオープン時にはちょっと話題になったお店ですが、土曜の昼下がりで4割ほどの客入り、麺のゆで時間が意外に短く、丼は約4分で到着。
社中@押上・鶏そば
社中@押上・麺上げ では、スープを一口……おぉ、これはまた濃厚な鶏白湯。かなり肉付きの良いガラを使ったか、あるいは鶏肉そのものを溶し込んだか、軽く野趣が漂うほどの濃さ。ポッテリとクリーミィなした舌触り、そこから鶏の風味と旨みが豊かに広がって……雑味が全くないといっていいほど真摯な味わい、ドンドン味の世界に引き込まれます。塩ダレは、敢えて控えてキレに頼らず、「鶏白湯ストレート」で真っ向勝負。

 麺は、浅草開化楼製の中太縮れ。やや柔らかめのゆで加減で、ソフトでしなやかな口あたりですが……鶏白湯のお店には、固めの細麺や太麺を使ってスープとの「コントラスト」を強調するお店と、柔らかめの麺を使ってスープとの「一体感」にこだわるお店がありますが、この店は後者で、しかもよくバランスを調整してあります。
社中@押上・味玉
 具材は、鶏モモ肉に鶏つみれ、メンマ・味玉に、薬味はネギ二種と糸唐辛子。生姜の効いた鶏つみれや炙りモモ肉は期待通りの仕上がりで、味玉も写真の通り見事な出来栄え。しかし、個人的に気に入ったのはネギで、九条ネギに似た食感。濃厚な鶏白湯とこのネギの組み合わせが、どこか京都ラーメンを彷彿とさせます。
社中@押上・柚子胡椒 さて、こういうタイプの最大の課題は、濃厚な鶏白湯がもたらす単調感から、後半食べ飽きしてしまう点。その対策として用意されるのは、卓上の胡椒・辣油・柚子胡椒で、今回は柚子胡椒を使ってみましたが……確かにキレがでて面白くはありますが、そもそもキレを抑えて「鶏」を楽しませる一杯ですので、やや自己矛盾したソリューション。

社中@押上・路上看板 濃厚鶏白湯ゆえの後半の飽き、この「宿命」的な問題に、どの店も苦慮しておられますが……こういう一杯を食べる度、やはりあの「天下一品」の「からし味噌」の偉大さに、想いが到りますな……辛味と味噌で重層的にキレを加えながら、ニンニクで太さも添えて、徐々に溶け出しながら無段階に味を変える、あの「発明」。濃厚鶏白湯に対する、あれほどの「最適解」を先人が発明してしまったため、模倣を避けようとする後輩が、アレコレ苦労しているような、そんな気も。しかしここは、あの東京タワーを乗り越えたスカイツリーのお膝元、偉大な先人を乗り越える、21世紀のソリューションを期待しています。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
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