天雷軒 築地駅南店@築地 「味噌築地拉麺」

天雷軒@築地・場外市場
 築地・本願寺の裏手、隅田川との間には、某スポーツ紙関係のビルが立ち並んでおりますが、その向かいのアパホテル1階に「天雷軒」ができたとか。今日は大江戸線「築地市場」駅から築地場外を突き抜け、現地に向かってみました。
天雷軒@築地・店舗
 「天雷軒」という名のラーメン店は、東日本橋・神谷町・神保町にありますが、実は東日本橋店神谷町店・神保町店は別経営で、味も違います。最初に出来たのは東日本橋のお店で、福岡の名店「麺劇場 玄瑛」のご主人が味を監修したことで話題に。そこから、女性店長が独立して神谷町店を出し、元OLから社長への「華麗なる転身」が話題になりました。神保町店は、この元OL社長の経営する系列、さてこの築地店はどちらの系列か、興味津々ですな。
天雷軒@築地・メニュー
 メニューは、基本的に醤油・味噌・担々麺の三種類、有明産の海苔をつかったバリエーションや、つけ麺も用意されています。メニュー構成に牛骨系がないことから、どうも東日本橋系のような気が。「琥珀醤油拉麺」を食べれば系統はすぐ分りますが、やはり「築地」の名を冠する「味噌築地拉麺」(800円)が気になりますので、そちらを。
天雷軒@築地・味噌築地拉麺
天雷軒@築地・スープ
 では、スープを一口……うん、これは東日本橋系かも。味噌は赤味噌主体で、コクと甘みを山椒でキリッと引き締めて、なかなかいい味出してます。魚介の旨みが実に豊かなベース・スープ、香味野菜で味に透明感を加えながら、海老の風味をさりげなく漂わせて……仕上げに揚げネギの甘みを、味噌の甘みにそっと寄り添わせるあたりに感じられる「リリシズム」が、東日本橋系の特色ですな。
天雷軒@築地・麺上げ 麺は中細で扁平な断面、捻じれと縮れが加わった手の込んだ一品です。多少柔らかめのゆで上がりで、シットリとした口あたりとつぶやくような甘みが、しとやかな味噌スープによく合います。
天雷軒@築地・肉味噌 具材は、チャーシュー、シメジ、水菜に海苔、白髪ネギ・糸唐辛子の薬味類、そしてレンゲにのせて供される肉団子。配膳の際、「肉団子を少しずつ溶かして味の変化をお楽しみください」と案内がありますが、確かに多少コクと辛味が強まります。メンマの代わりにシメジを使っていますが、少し柔らかめの麺とはこちらの方が合いますな。ただ……スープの「静かなる味」に対して、具材の構成要素がゴチャゴチャ多すぎ、ややうるさく感じさせるあたりが、ちょっと残念。

天雷軒@築地・路上看板
 「玄瑛」のご主人が、東日本橋店のベース・スープに仕込んだ「静謐」感、そのリリカルな雰囲気は、この一品にも確かに受け継がれています。ただし、ゴマなどで「足し算」した風味がわずかなノイズの重なりとなって、多少「静謐」を乱しておりますな……すぐに修正可能な範囲ですが。それにしても、なぜか神谷町店系には受け継がれなかった、このリリシズム。東日本橋店が目指す「芸術性」か、牛骨も取り入れながら元OL社長が目指す「市場性」か、「対極的」な展開がそのままラーメンが持つ二面性を表していて、なかなか考えさせられます。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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