熱烈麺家 いち@末広町 「サンラー麺」

いち@末広町・酸辣・末広町駅
 日本海の爆弾低気圧も遠く過ぎ去り、南風もおさまって、再び舞い戻ってきた寒気。さらに夕方に起きた地震のせいか、末広町駅は人もまばらで、ますます寒々しい光景に。こういう夜こそ、ホカホカ・アツアツの一杯を……という訳で、末広町の新店「いち」へ。場所は、以前「北かま」があったあたり。「北かま」は神保町からも同時期に撤退していて、何かあったのかしら。
いち@末広町・酸辣・店舗
いち@末広町・酸辣・券売機
 酸辣麺が主力というこのお店、これなら体も温まりそうです。「タンメン」や「肉ともやしのあんかけそば」なんかにも惹かれますが、まずは基本の「サンラー麺」(680円)で。前店を居抜いた店内は結構広く、この日は先客なしで私一人、閉店1時間前でしたが、厨房もそろそろ後始末に入っているようでした。丼は約5分で到着。
いち@末広町・酸辣・酸辣麺
いち@末広町・酸辣・スープ
 では、スープを一口……おぉ、なかなかイケます。酸辣スープの中でも、トロミはかなり強い部類。ベーススープの程よいコクを、酸味でヤンワリと引き立てながら引き締めて、そのギュッと引き絞られた味わいの中で、辣油がシャープに立ち上がってきます。そのレーザーのような鋭さを、豆腐やカキ玉で上手く包み込んで……もともと、酸辣湯麺とはそういうストーリーの食べ物ですが、バランスを保ちながら最後まで表現し切ることは難しい。このスープは、「成功例」といってよいでしょう。
いち@末広町・酸辣・麺
 麺は、やや太めの中太ストレート。弾力の強いシッカリとした麺で、コシも強すぎず弱すぎず、なかなかの食べ応え。なにより、ダレを計算に入れたゆで加減とは思えないのに、最後までダレを感じさせないあたりが、この麺の素性の良さを物語ります。この麺に、粘度の高いがスープがミッシリとまとわりついて、「餡多めの和え麺」のような食べ心地。
いち@末広町・酸辣・具材
 具材は、ハム、タケノコ、モヤシ・ニラ、キクラゲなどと、豆腐・カキ玉。具材の種類・量は常識的なレベルだと思いますが、これだけシッカリした麺に食感の変化を加えるとなると、タケノコ・モヤシあたりを増やして、ザクザク・シャキシャキ感を強化する必要を感じますな。

いち@末広町・酸辣・店内 以前も書いたように、担々麺はコク・キレ・旨味の「座標軸」を直交させ、その「揺らぎ」を楽しむ食べ物。それに対して酸辣麺は、「コク→酸味→辛味→甘味」という「起承転結」をもったストーリーの、「抑揚」を味わう食べ物ですな。ストーリー展開のなかで味が成長し、クライマックスに向け大きなドラマを感じさせることができるかが勝負ですが……「起(コク)・承(酸味)・転(辛味)」のどこかで、コケてしまう作品が非常に多い。その点この一品は、静かな「起(コク)」に始まって後、「承(酸味)」「転(辛味)」の展開が実に見事で、壮大とはいえないものの、シッカリとした結末へ導いてくれます。さすが酸辣麺専門店、いい仕事しておられますな。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
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