鶏そば 初代 風見鶏@神保町 「味玉濃厚鶏そば」

風見鶏@神保町・20121225・裏通り
 朝から雨の土曜日、例によって地下道ウォーキングを始める前に腹ごしらえ。趣きのある神保町の裏通りを抜け、某店の限定を狙いましたが、あえなく売り切れ。次に訪れた新店も、設備工事のため臨休で、雨の中立ち往生……そう言えば、撤退した「北かま」跡地に大手チェーン系の関連店が入ったとか。早速訪店。
風見鶏@神保町・20121225・店舗
風見鶏@神保町・20121225・券売機
 12月3日オープンのこのお店、資本系の店らしく小ざっぱりとした外装、内装も前店からすっかり変わり、小料理屋のような雰囲気です。メニューは鶏そばが「あっさり」と「濃厚」、それに「つけそば」の3系統、スープの違いを訊ねると、「あっさり」はローストした鶏ガラのみ、「濃厚」はこれに通常の鶏ガラも混ぜて炊き込んでいるとか。ローストしたガラを使うのは同資本チェーンの特徴で、「あっさり」はなんとなく味が想像できそうでしたので、今日は「おすすめ」マークの「味玉濃厚鶏そば」(830円)で。丼は約5分で到着。
風見鶏@神保町・20121225・濃厚鶏そば
風見鶏@神保町・20121225・スープ
 では、スープを一口……やや半透明なこのスープ、鶏白湯のような鶏の風味を全て引き出す「全方位的」な濃厚さではなく、キレイに旨みだけを抜き出して濃縮したような、そんな味わい。ローストした鶏ガラの香ばしさもたしかに感じられ、コレにポテッと溶け込む鶏の風味も、スッキリとしていてクセがありません。ただし、もう一つコクに重み・深みがないような……能書きにはカエシの記載がありませんが、そのあたりに「隙」が潜んでいるようです。
風見鶏@神保町・20121225・麺
 麺は、中太ストレート。コシが強く、ポリポリと軽快な歯切れの麺で、スキッと淡白な甘味……たしかに、この大手チェーンが急成長していたひと昔前、「鶏そば」といえば、こういう麺を合わせるのが常道でした。しかし、今や「濃厚」な鶏そばには、フカッとソフトで粘りのあるしなやかな麺を合わせるのが流行りですので、なんとなくチグハグ感がありますな……ことほど左様に、食べ手なんてものは流行に左右されやすいもの。
風見鶏@神保町・20121225・具材
 具材は、鶏チャーシュー、メンマ・味玉に、笹切りネギと水菜、そして糸唐辛子が少々。鶏チャーシューは、鶏の風味がギュッと詰め込まれたような美味しさで、よくあるパサパサの一品とは全く次元が違います。メンマも穂先を使い、キッチリ濃いめに味付けて、全体にビシッとメリハリを与えています。風見鶏@神保町・20121225・味玉

 さらに注目はこの味玉で、黄身はトロトロ、濃い味付けながら玉子本来の風味がよく活きていて、これは相当にハイレベル。これら具材に関しては、昨今流行りの鶏白湯専門店の、さらに一段上をいくクォリティと言えましょう。

風見鶏@神保町・20121225・卓上 ベーススープの素性の良さを、カエシと麺で引き立てる。その手法にやや「古さ」があるために、流行の「最先端」からはちょっと取り残されたような、そんな味わい。ただし具材は、「最先端」のさらに先を行きそうな勢いのクォリティで、そのチグハグさがなんとも惜しい一杯ですな……なにがなし、急成長した経済を背景に、最新鋭の武器を配備しながら、組織・指揮命令系統は旧態依然とした、現代の中国「人民解放軍」を見るような心持ち。過去の成功体験に囚われず、もう一段ハジけてほしい、一杯でした。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
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