胡座@両国 「両国油そば」

胡座@両国・20130109・両国ガード【まだ師走の頃の食べ歩き】

 二日酔いの金曜日、今日あたりが忘年会もピークですが、酒はおろか酔客さえも見たくありません。静かな路地裏で安心の一杯をいただくべく、いつもの避難場所・両国「胡座」へ。
胡座@両国・20130109・店舗
胡座@両国・20130109・メニュー
 なにか限定でもやってないかとメニューを見るも、今日はレギュラーメニューのみ。であれば、一番ヘルシーな「両国油そば(並)」(600円)で。昭和的な薄暗さに満たされた店内、BGMは(おそらく)NHKのAM放送で、私のような世代には「くつろぎ」に感じられる空間です。この雰囲気にのまれるように、お客さんもみな穏やか。丼は約7分で到着。
胡座@両国・20130109・油そば
胡座@両国・20130109・麺 なんとも潔い丼姿、底のタレを全体にまぶしても、麺が醤油色にあまり染まらないのが、この店の油そばの特徴です。ザックリ混ぜて、まずはヂュルリと一口……うん、これこれ、世の醤油系「油そば」とは一線を画す、この美味さ。タレには、おそらくチャーシュー煮汁をタップリ使っており、豚肉と脂肪の風味がフワッと口に広がります。醤油は軽くコクとキレを加える程度で、総じて「昔風の中華そば」そのままの味わい。肉餡タップリのシュウマイに辛子が合うように、このタレの豚風味にも辛子がよく合う。
 麺はやや太めの中太で、軽く縮れたもの。多少柔らかめにゆで上げて、ソフトな食感に仕上げてあり、湯切りがシッカリしているため、タレが実によく絡みます。豚風味重視のタレのため、醤油味が麺の味を殺すことなく、動物系のコクの中で、フックラとした甘味が実によく映えます。
胡座@両国・20130109・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに刻み海苔、そして薬味のネギと刻みタマネギ。肉の旨味とタレのコクがキレイにバランスしたこのチャーシュー、醤油味でシッカリと味付けて、タレの味ともキッチリとコントラストがついたこのメンマ、毎度のことながら、感心するしかない仕上がりです。

胡座@両国・20130109・卓上 世の「油そば」と見た目は一緒でも、思想的には全く「別物」の革新的な一杯。濃い醤油ダレが褐色に麺を染め上げ、味の濃さが単調さを生み、それゆえアイテムによるアレンジが必須となって、挙句の果てに回しかける辣油の量までお店が指定するという(だったら、最初からかけて出せ)……もはや「ステレオタイプ」化してしまった世の「油そば」、まさに「味の足し算」が生み出した悲劇ですな。胡座@両国・20130109・能書き

 しかしこの商品は、「懐かしの中華そばの味を汁なしで楽しむ」ことにコンセプトを絞り込み、目的にそぐわない演出を一切排する「引き算」で、ここまで「One & Only」な商品が出来上がるという実証例で、まさにスティーブ・ジョブス的なイノベーション。「味が足りないようであれば」アイテムを使えというこの注意書きが、仕事への誇りとコダワリを静かに物語っています。

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
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