麺処 銀笹@東銀座 「銀笹塩ラーメン + 半鯛飯」

銀笹@東銀座・20130316・東銀座
 どうやら食あたりしてしまったようで、週末はほとんど絶食状態。そして月曜昼は、「優しい食事」なら摂れそうなところまで回復してきました。「優しい」といえば、鍋焼きうどんとか、おかゆや雑炊とか……もう一声、「鯛茶」と「優しいラーメン」くらいなら大丈夫かと、東銀座の「銀笹」へ。
銀笹@東銀座・20130316・店舗
銀笹@東銀座・20130316・券売機
 この店のご主人は、ミシュラン一つ星の有名割烹出身。かのお店も「鯛茶」で有名ですが、「銀笹」の「鯛茶」もその血筋。一時ご主人が体調を崩されて、夜営業が中止となり、再開後も短縮営業で、夜はなかなか訪店できず、久々の再訪。以前いただいて大満足だった「銀笹塩ラーメン」(800円)と「半鯛飯」(150円)をポチッとな。以前は、着席すると先付けの香の物が出されましたが、少なくともランチタイムにはなくなった模様です。丼は約5分で到着。
銀笹@東銀座・20130316・塩+半鯛飯
銀笹@東銀座・20130316・スープ
 では、スープを一口……これぞ、私の体が今求めるモノ。とかくラーメン・スープは、各食材のパワーを限界まで引き出して闘わせ、その「激突」から生まれる派手さや野趣を楽しませるものですが、このスープはその「対極」。昆布、鰹節、煮干、そして鶏ガラや豚骨といった食材の、最も魅力的な一面のみを切りだして、穏やかに調和させたような静かなる味。調和に不必要な味を、潔く捨て去ることで生まれる、淡麗にして繊細な味わい、これぞ和食の「神髄」ですな。
銀笹@東銀座・20130316・麺
 麺は、ごく弱めに縮れた細麺。しなやかな口あたりとスムーズなノド越しを重視したゆで加減で、あたたかみのある甘味。スープの繊細な旨味と塩加減で、麺の甘味にそっと輪郭線が添えられるようなタッチで、箸が止まりません。
銀笹@東銀座・20130316・鯛つみれ
 具材は、チャーシュー、メンマ、鯛つみれに水菜、そして薬味は白髪ねぎと糸唐辛子、別添えでアオサと揚げニンニクがついてきます。炙りチャーシューは以前より大型になった印象ですが、味付けを抑えめにして上手くスープからの突出を防ぎながら、ビシッと存在を主張してきます。鯛つみれは以前より味が派手になった印象ですが、少し海老でも加えているのかしら……
銀笹@東銀座・20130316・鯛茶
 そして、メインイベントの「鯛茶」。丼の注ぎ口からお椀にスープを注ぎ、アオサをチョイとのせながらいただきますと……鯛の白身とスープの旨味が劇的に「化学反応」を起こし、一気に味のクライマックスに駈け上る高揚感は昔のままですが……ちょっと、白身の分量が少なくなったせいか、ご飯の甘味が全体を和ませ過ぎて、以前のような「シャープ」な印象はありません。

銀笹@東銀座・20130316・卓上 事情は分かりませんが、以前より客の好みに歩み寄った印象の、この一杯。親しみやすくはありますが、「シャープ」な印象がすこし鈍ったような……ビジネスの世界では、「プロダクト・アウト」(作り手が本当に良いと考えるものが売れる)か「マーケット・イン」(顧客が望むものを作れば売れる)かという論争があり、要はケース・バイ・ケースなのですが……この店に関して言えば、「プロダクト・アウト」に徹して欲しい気が。「ちょっとラーメンでも」程度のフヤけた客に、ビシッと和食の美学を叩きつける、そういうトガッた店であり続けてほしいと思う、おじさんなのでした。

 店舗情報は、こちら(現状、この情報より閉店はかなり早いのでご注意を)。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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