麺家 一なり@新橋 「茎わかめラーメン」

一なり@新橋・20131031・新橋
 台風の接近で、雨が降ったり止んだりの金曜日。ランチ・タイムに新橋の某新店を狙いましたが、会社を出る直前にザザッと降り出して断念。夜に再度狙って、今度は満員で断念……ま、好きなもの食えとの「お告げ」ですな。それならと、気になっていたメニューがあった横浜家系「一なり」へ。
一なり@新橋・20131031・店舗
一なり@新橋・20131031・券売機
 昨年7月オープンのこの店、直後に訪れて「濃厚豚骨ラーメン」をいただき、そのワイルドなタッチが気に入りました。しかし、「伝統継承」を打ち出すこのお店の看板は、券売機筆頭の「茎わかめラーメン」(750円)、これを食べなきゃ失礼というもの……あれから1年間、大変失礼しました。券売機の前で最敬礼、あらためてコイツをポチッとな。
一なり@新橋・20131031・茎わかめラーメン
一なり@新橋・20131031・スープ
 では、スープを一口……なんか、ますます美味くなっている印象。オープン時よりは豚骨の「濃厚感」は和らぎましたが、逆に豚骨臭さが加わって、「パンチ力」は増したような。カエシも相変わらず「強気」の使い方ですが、以前のような過激さはないものの、むしろ伸びやかな力強さが加わって、トータルとして「伸びやかなパンチに連打される」ようなインパクト。さらに後半、コイツが味変します。
一なり@新橋・20131031・麺
 麺は、家系にしては少し細めですが、丸角・平打ちストレートの典型的な家系麺。オープン時、カタめ指定で「超カタ」が出てきて驚きましたが、今日は指定通りキッチリとカタめのゆで上がり。グイグイと主張する甘みは相も変わらず、スープとキッチリバランスしてます。いやぁ、このバランス感は実にイイ!
一なり@新橋・20131031・具材
 具材は、茎ワカメをゴッソリ盛って白ゴマをパラリ、あとはチャーシュー、ホウレン草、海苔にネギ。なんといっても注目は茎ワカメで、硬すぎず柔らかすぎず、適度なコリコリ感でリズミカル。そして、麺・スープに絡めて口に含んだときの、味の広がり……ワカメは煮出すと溶けるので出汁とりには使えませんが、うまみ成分の含有は昆布並み。コイツが噛むほどに、スープと麺の味わいをさらにマロやかに、そしてノビやかにして……いやぁ、これは美味い、お見それしました。

一なり@新橋・20131031・ポップ 家系の系譜には疎いのですが、ネットによれば茎ワカメは「川崎家」から「まこと家」などに受け継がれているようで、この店もその「伝統」を継承しているのかもしれません。しかし、決して奇をてらっただけの食材ではなく……昔、金田伊功というアニメーターがいて(09年逝去)、彼が手がけるとキャラクターに驚くほどの躍動感やダイナミズムが加わり、その天才的な演出を「金田跳び」「金田パース」などと呼称して崇めたものですが……この茎ワカメは、まさに家系における「金田演出」。また1年後に来れば、さらに驚きの展開が待っているかも。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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