町田家@新宿南口 「ラーメン (並)」(ホウレン草増し)

 台風の余波が残る月曜日(5日)、新宿方面の用事が予想外に早く片付き、伊勢丹の催事に出店していた「おにやんま」をのぞきましたが……大行列で即刻断念。「そういや最近豚骨系を食べてないなぁ……」などとふと考え、お気に入りの新宿南口「町田家」へ向かいます。
町田家@新宿南口・トンネル町田家@新宿南口・路地 小さなトンネルで明治通りをショートカット、タイムズスクエア方面に通じる狭い路地の先に、お店はあります。
町田家@新宿南口・店舗
 11時半過ぎで先客1名でしたが、JRの乗務員らしき方など常連さんが、その後続々。あっという間に6割ほどの客入りに。私が前回訪れたのは4年ほど前でしたが、こんな路地裏の店なのに、当時から結構繁盛しておりましたな。注文は「ラーメン (並)」(700円)を「麺固め、油少なめ」で、それに「ホウレン草増し」(100円)をつけました。丼は約5分で到着。
町田家@新宿南口・ラーメン
 では、久々にスープを一口……これこれ、このスッキリと引き締まった味が、「町田家」の持ち味。豚骨・鶏ガラの動物系は、家系らしく豚骨を前面に押し出していますが、鶏油ともキッチリ響き合い、旨み重視で濃度に「抑え」が効いていて、「インパクト」はないかわりにイヤ味もない。醤油はデフォでもかなり濃い目ですが、尖りを避けつつ味をカッチリと引き締めており、キレにスピード感があります。
町田家@新宿南口・麺上げ
 麺は、酒井製麺の太麺ストレート。家系では定番の製麺所ですので、期待通りのモッチリ感とスムーズなノド越し、ズングリとした甘みも動物系スープによく合う上に、味も濃いめの醤油でクッキリと引き立っています。

 具材は、チャーシュー、ホウレン草、海苔にネギで、可もなく不可もなく。むしろ、ホウレン草のわずかな雑味が「増し」でクローズアップされ、「失点」を記録する店が結構ある中では、そのスキの無さを褒めるべきかも。
町田家@新宿南口・カウンター そして、特筆すべきはこのスープとニンニク・豆板醤の相性。豆板醤は金属的な味のするタイプで、これが合う家系は希有ですが……醤油濃い目で「カッチリ」感の強いこのスープを、キンキンとした辛味がソリッド・ステートに仕上げていきます。さらにニンニクが逞しさと濃密感を加えて……これはこれで、一つの「カタルシス」。ボディービルダーのようなマッチョ感もないし、力士の様な押し出しもありませんが、サッカー選手の体躯の様な、引き締まった「ボディ」がまた魅力。

 家系に関しては、「かくあるべし」と一家言ある方が多く、そういう方から見れば「町田家」の味は王道ではないのかも知れません。しかし、表現に無限の自由度があることが魅力のラーメンに向かって、「かくあるべし」とはなんとも窮屈な考え方。バッハを信奉するファンが、ストラビンスキーに向かって「かくあるべし」と言っているようなものですな……「様式」がなくたって、あるいは「インパクト」がなくたって、さらにいえば「テーマ」「メッセージ」すらなくたって、庶民が楽しめる程度の「カタルシス」があれば、それでエエんではなかろうか……ラーメンだって、一つのエンターテインメントなんですから。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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