つじ田 奥の院@飯田橋 「煮干蕎麦」

つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・飯田橋
 あの「ラーメンの鬼」佐野実さんが亡くなったとか……言葉にできぬ寂しさの中、見上げる週末の青い空。しかし、アレコレ仕事が押し寄せ感傷に浸るヒマもなく、今日も今日とて休日出社。気晴らしに、お昼は飯田橋まで出張って新店「つじ田 奥の院」へ。
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・店舗
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・券売機
 あの「つじ田」が「大人のゼイタク・オトナ様味」をキャッチとして立ち上げた新ブランド店。場所は「つじ田」飯田橋店の裏手で、ご覧のような「隠れ家」的純和風な店構え、店内も小奇麗で小料理屋的な雰囲気です。メニューは「煮干蕎麦」一本ですが、副食の丼にいくつかのバリエーション。とりあえず、「煮干蕎麦 並」(780円)と「潮玉子」(120円)を。
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・煮干蕎麦
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・スープ
 では、スープを一口……お、最近こういうスタイルが流行り始めたのかな。ベースはおそらく鶏主体の清湯で、フンワリと柔らかなコク。コイツにガツンと煮干しがきいていますが、独特の苦みや臭みはほとんどなく、心地よいレベルの煮干しフレーバーと豊かな旨味だけが強調されて、スッキリとした飲み口。カエシも小鍋でスープと馴染ませてあるせいかトガリがなく、味を絞り込み過ぎず緩ませすぎず、全体をなだらかに整えるような使い方。
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・麺
 麺は中太ストレートで、「つじ田」ですのでおそらく三河屋製麺製。プリッとした口当たりですが、その後しなやかに口腔を泳いでスルリとノド奥に消える、この三河屋さん独特の食感が実に楽しい。穏やかな甘みと透明感のある風味、スープもパンチを敢えて抑えたスマートな仕上がりですので、両者の相性はバッチリです。
つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ・海苔に、薬味のネギと追加の味玉。チャーシューはローストポークっぽい仕上がりで、肉厚もシッカリ。噛み込むことで広がる肉の旨味が、スープの旨味でさらに増幅されるような塩梅で、コイツはナカナカ。つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・潮玉子

 追加した「潮味玉」は、薄口醤油か塩ダレで味付けたもののようで、シンプルでシャープな味わい。スープがキレ抑えめの仕上がりですので、コイツはグッドなアクセント。卓上には「つじ田」共通の「黒七味」が置いてあり、少し試してみましたが……コイツはちょっと合いませんな。やはり、動物系のコクが強い本店専用のアイテムでしょう。

つじ田 奥の院@飯田橋・20140414・灯篭 ラーメン的に「煮干し」といえば、苦み・エグミ・臭みをガツガツ訴えかけるスタイルがウケてきましたが、最近こういうスマートなスタイルに出会うようになりましたな……たとえば高田馬場「篝火」とか。煮干しに限らず、味噌でも塩でも醤油でも、「濃厚」「コッテリ」「インパクト」といったキーワードが影をひそめ、優しさ・上質さ・しなやかさ重視のスマートな一品を数多く見かけるようになりました。これってまさに佐野実さんが指向していた方向性で、時代の方がようやく彼に追い付いてきたような、そんな印象。もっともっと、時代をリードしていただきたかった……謹んでご冥福をお祈りいたします。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
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