焼麺 劔(つるぎ)@高田馬場 「目玉焼麺」

 泣き出しそうな曇り空の月曜日、代々木方面の用事を済ませ山手線に乗り、歌舞伎町の新店に行くか久々に高田馬場に行くか迷っていると……新宿を通り過ぎてしまいました。そんな成り行きで、「焼麺 劔(つるぎ)」へ。
つるぎ@高田馬場・店舗
 旭川「梅光軒」出身のご主人が今年1月にオープンさせ、随分と話題になったこのお店。「焼麺」と「ベジポタ豚骨魚介」という派手なコンセプトですが……どうもイメージが素直に伝わってこない組み合わせで、ずっと二の足を踏んでおりました。
つるぎ@高田馬場・券売機
 メニューは「焼麺」と「ラーメン」の二本立て。焼きが入った麺がいただけるのは「焼麺」の方、入口右手の券売機で「目玉焼麺」(800円)を、ポチッとな。美人の女性店員さんが、優しく「囮席」(*)へ誘導して下さいます。調理過程は残念ながらよく見えず、丼は約8分で到着。つるぎ@高田馬場・能書き

以下、カウンター上の食の心得に従っていただいてみましょう。
つるぎ@高田馬場・焼麺
 ★「先ずは麺をかき混ぜずに、スープをご賞味あれ」
 トロッとした粘度のこのスープ、比較的ライトな豚骨魚介に、芋粉でも加えたのかモッサリとしたほの甘さが加わり、さらにカエシも相当甘めなもので……イメージとしては、「すき焼き煮汁」や「かつ丼の丼つゆ」が豚骨魚介に混ざった感じ。敢えてキレを抑えた、ボヨヨンとした味です。
つるぎ@高田馬場・麺姿
 ★「麺をかき混ぜ、焼麺の香ばしさが混ざり合うスープを楽しむ。そして麺を楽しむ」
 麺はカネジン食品製で、ゆで上げた麺にラード・ネギ油をふりかけ鉄板で片面のみ焼き、魚介出汁で蒸してあるものとか。敢えて焼きむらを強調してあり、クッキーのようなサックリ感から、中華麺のモチモチ感まで取り揃えた「千変万化」の食感。焼きで強調された小麦の香ばしさと甘さは、当然スープの甘みに合いますが……甘さに甘さを重ねた「モノトーン」に、香ばしさだけで輪郭線を引くのは、多少無理があるかも。
 ★「魚粉をふり、変化を楽しむ」
 小さなすり鉢で供される鰹節などを、卓上の小さなすりこぎで軽く砕いてスープにかけるわけですが……魚介的なキレのニュアンスが少ないボヨヨンとした味のスープですので、鰹の鮮烈な風味・渋みが全体からクッキリ浮いてしまいます。「変化」以前の問題ですな。

つるぎ@高田馬場・麺箱 ラーメンに「ストーリー」を語らせるわけですから、当然ながら「起承転結」が問われるわけですが……焼麺・スープの甘みが押し出す「起承」の印象があまりに強く、「転結」のつけようがなくなっている、そんな印象。押し出しの強さに「旭川」的なるものは感じますし、いっそ「物語」なぞ捨て冒頭から「予定調和」的なバランスを訴える、そんなスタイルを目指して構成を磨けば、きっと光ると思いますが……どうしても「オチ」をつけてみたいのでしょうか? ご主人。

 店舗情報は、こちら

(*)開店直後で客の出足が悪い時などに、ドアに一番近く表通りからよく見えるポジションの席に誘導されることがありますが……要するに客寄せの「囮」ですので、個人的にこう呼んでいます。

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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