らーめん天神下 大喜@湯島 「中華そば(リニューアル) + 味玉」

大喜@湯島・20141103・湯島交差点
 湯島「大喜」といえば、言わずと知れた有名&実力店、湯島駅掲示の周辺地図にも明記されるほどの「名所」で、当然のことながら行列店。行列嫌いのこの私でも、「奇跡」を信じて何度かのぞいてきましたが……少なくともここ10年間、行列が5人以下だったことがありません。その「大喜」が「中華そば」をリニューアル、しかも最近は土曜なら比較的入りやすいとの情報を得て、もう一度「奇跡」を信じて再挑戦。
大喜@湯島・20141103・店舗
大喜@湯島・20141103・券売機
 現地に着くと行列は6人、「ヤッパだめか…」と思った途端、店内から2名客が2組出てこられました。これなら並ぶ価値アリとみて券売機へ、「中華そば」(750円)と「味付たまご」(100円)を、ポチッとな。いやぁ……行列を避けながら食べ歩いて十年以上、ようやく「大喜」に入店できる日が来ましたかぁ……ちょっと感動。ただし、この店は2人客、3人客が多いので回転はイマイチ、行列3番目でも10分ほど待つことになりました。
大喜@湯島・20141103・中華そば
大喜@湯島・20141103・スープ
 (最も入口に近い席で、店内照明と陽光が混じってしまい、写真の色が安定していませんが、ご容赦)では、スープを一口……いやぁ、五臓にしみ渡りますなぁ。ベースの清湯はゲンコツ主体に思えましたが、分厚い風味とカッチリしたコク。コイツに生姜を強めにきかせて全体をビシッと絞り込み、さらに濃口醤油で重みと深みを加えて、重心の低い落ち着いた味に仕上げています。無化調なのに、この豊かな表現力……個人的には最近、「ケミカル・ボム」的な作品に出合うことが多かったので、ホント胃腸に染み渡る感じ。
大喜@湯島・20141103・麺
 麺は、自家製の中太ストレート。ツルッとした口当たりに、口腔をサワサワッとなでるようなしなやかさ、そして実にスピーディでスムーズなノド越しと、文句なしの質感・食感。国産小麦を使っているのか、純朴で可憐な甘み、生姜が醸す「和」の雰囲気の向こうから、ハニカミながら微笑みかけます……
大喜@湯島・20141103・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、小松菜・海苔・ナルトに豚ミンチがタップリ、そして追加の味玉。チャーシューはジックリ味をしみ込ませた一品で、噛むほどにグングン広がる肉の旨味。小松菜も多少辛味を残した下処理でシャープな味わい。そして、メンマも実に風味豊か。大喜@湯島・20141103・味玉

 さらに感心したのがこの味玉で、強めに味付た白身が黄身の甘みをクッキリと引き立てるバランスで、生姜でキレが強調されたスープに実によく合う。そして、豚ミンチが振りまく肉汁が、全体にどんな効果を与えるかは、皆さんご想像の通りです。

大喜@湯島・20141103・ポップ 食中・食後、世事をすべて忘れることができそうなほど、「解放感」を感じさせてくれる一杯……そして、ご主人の目指す味が、余すことなく表現され尽くした、「予定調和」の極致。この域に達するには、麺は当然自家製になるし、化調によるボカシを受け入れる隙間もない。それほどまでに緻密に組み上げられたラーメンだけが、客を味に集中させることができ、大きな感動を与えることができるのでしょう。こうして見るとどうも最近、自分が何を作りたいのかではなく、流行や客層、食材価格や近隣他店の動向など、「外部変数」によって味やメニューを決めている店が多い気がしますが……どちらがより息の長い商売が可能なのか、「大喜」がその答えを示していますな。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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