麺処 けんじ@四ツ谷 「味玉ラーメン(塩)」

けんじ@四ツ谷・20151023・しんみち通り
 霞ヶ関方面の高尚な会議、無理して「ヤリ手ビジネスマン」を演じてましたが早くも限界、会議が終わると即刻「新橋オヤジ」に戻りたくて……向かったのは四ツ谷。四谷交差点から一本裏に入った「しんみち通り」(写真)、そこにある居酒屋の昼営業、謎のお店「けんじ」へ。
けんじ@四ツ谷・20151023・店舗
けんじ@四ツ谷・20151023・メニュー
 10月オープンのこのお店、2階への誘導はこの暖簾と路上看板のみでチョイと「怪」を感じさせますが、2階に上がると比較的大きな垂幕がお出迎え。メニューは「塩」「醤油」ラーメンの2系統、「コラーゲン丼」なんてメニューも気になりますが……とりあえず筆頭の系列から、「味玉ラーメン(塩)」(880円)をば。券売機はなく料金は先払い。
けんじ@四ツ谷・20151023・塩けんじ@四ツ谷・20151023・スープ
 では、スープを一口……驚くほど、繊細なバランス。「塩」というと、キレキレの魚介を前面に出すか、鶏&野菜でシンプルに仕上げるか、そんなイメージですが……両者ちょうどイーブンなバランスになるよう、慎重に調整されています。しかも、動物系も魚介系も食材の風味をモロに出さず、カッチリ組み合わせて「料理表現」としての味に昇華するまで練り込んであり、野趣をいっさい感じさせない円熟した美味さ。
けんじ@四ツ谷・20151023・麺
 麺は、中細ストレート。ところどころ麺肌に浮く斑点から、全粒粉を一部使っていることが分かりますが、見た目通り力強い甘み。コシを残しながらもしなやかにゆで上げてあり、自在にたわむ麺が「筆」のようにスープをドップリ持ち上げて……ボディ感の豊かなスープと、シッカリした甘みの麺が見事にバランス。どう見ても「玄人」の技ですな。
けんじ@四ツ谷・20151023・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、刻みタマネギと、大きなカイワレのように見えるのは「豆苗」だとか。絶品はこのチャーシューで、低温調理で豚の旨味を最大限に活かしていますが……どこか不思議な風味がして、世に氾濫する低温調理チャーシューとは全く異なる、味わい深い一品。けんじ@四ツ谷・20151023・味玉

 穂先メンマは、ビビッドな風味の一級品。もちろん味玉もご覧のような見事な仕上がり。何から何まで言うことなしですが……強いて難を言えば、繊細なバランスの一杯ですので、刻みタマネギの風味が序盤ちょっと強すぎかな……いま少し、湯通しした方がよいかもしれません。

けんじ@四ツ谷・20151023・店内 野球、サッカー、ラグビーなどでは、選手の個性を活かした監督の采配がドラマを生みますが、ラーメンの世界でも、食材の個性を活かした料理人の腕がドラマを生みます。しかし一方では、シンクロナイズト・スイミングのように、選手の個性よりも「統制された美」を優先させるスポーツもあり、ラーメンにおいてもまた同様。そういった意味で、高度な技巧により後者の「美」を追求した一杯。往々にして、「間借り」「昼営業」の店には、レベルの高さに驚かされることがありますが……はやく(新橋方面で)独立してほしいお店でした。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR