鬼そば 藤谷@渋谷 「鬼塩ラーメン」

藤谷@渋谷・20160528・ラーメンビル
 仕事の関係で昼飯を食べそこね、そのまま次の現場に移動すべく、センター街から渋谷駅に向かいますが……やっぱ、一杯引っかけよう。ちょうど、いわゆる「ラーメンビル」の前を通りがかりましたので、見物がてら階段を上りますと、2階の「味源熊祭」は外国人客で超満員、どうやらインバウンド・マーケティングに成功の模様。3階の新店「天辛」をのぞいた後、そのまま5階まで上がろうとしますと、なんと階段がベニヤ板で封鎖されております。仕方なく1階まで降り、エレベーターで5階「鬼そば 藤谷」へ。
藤谷@渋谷・20160528・店舗
藤谷@渋谷・20160528・メニュー
 芸人だったご主人が、あろうことかあの「ラーメンの鬼」佐野実氏に弟子入りし、その後コンテストで優勝をかっさらって、華々しくオープン(12年)させたお店です。メディアにも多く取り上げられ、しかもセンター街のド真ん中、とても私のような行列嫌いが近寄れるようなお店ではありませんでしたが……オープンから4年、しかもこの日はランチにしては遅い時間だったためか、8割ほどの客入り。まずは、筆頭メニューの「鬼塩ラーメン」(800円)に、「味玉」(100円)つけて注文。
藤谷@渋谷・20160528・鬼塩藤谷@渋谷・20160528・スープ
 メニュー写真とはやや違う、少しゴチャついた丼景色。まずは、スープを一口……場所柄ゆえか客層ゆえか、結構「派手」な味わいですな。ベースは、スッキリとした鶏ガラで、これに貝系・節系を感じさせる魚介出汁が分厚くのる構成。両者の旨味がシナジーしたところに、かなり強めに塩ダレをきかせたために塩がのりすぎ、鶏・魚介の風味を弱めています。さらに、揚げネギの甘味が結構うるさく、塩味・甘味の「雑踏」のなかから、柚子が不思議な存在感を発揮するという……「総花的」ではありますが、どこか焦点が定まっていない印象。
藤谷@渋谷・20160528・麺
 麺は、やや細めの中太ストレート。素材や加水率には、いわゆる「佐野流」が強く感じられますが、かなりカタめのゆで上がりで、しなやかさ重視の「佐野流」とは違う印象。しかし、透明感がありながら力強い甘みは実に見事、スープの吸い&持ち上げも絶妙で、このあたりはさすが「佐野流」とうならせます。
藤谷@渋谷・20160528・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、タケノコ、水菜・柚子にネギ、そして追加の味玉。チャーシューはかつて鶏だったはずですが、この日は平凡なバラロール。それに、穂先メンマがウリのはずで、メニュー写真では2、3本入っていますが、入っているのはフツーのタケノコ。藤谷@渋谷・20160528・味玉

 味玉はご覧のような仕上がりで、黄身より白身を味付けるアプローチは面白いとしても……ピュア感重視の「鬼塩」スープなら、黄身は敢えて固ゆでにすべきじゃないかしら。

藤谷@渋谷・20160528・寄書
 各方面から激賞されたオープン時の味、それがすっかり「渋谷」的なカラーに染まってしまったような、そんな印象。しかし、ラーメンとは街が育てるもの、客が望めば自ずから変化せざるを得ない存在で、そういった意味では、まさに今の「渋谷」を映す「鏡」のような味にも思えたり……あの佐野実氏が、キャップかぶってスケボーで、センター街を駆け抜けていくような……そんな不思議な光景が、思い浮かんだ一杯でした。

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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