虎ジ@水道橋 「虎卵らーめん醤油」

虎ジ@水道橋・2016620・臨休
 13日の金曜日で、しかも仏滅。さらに、「ラーメン不毛地帯」九段下にポツンとできた新店を、営業終了間際に訪れようという無茶をした結果、見るも無残に「臨休」直撃、しかも近隣ではリカバリー不能という……フラフラと神保町まで退避しますが、アテにしていたお店はちょうど満席、さらに三崎町あたりまで彷徨って……あれ、「虎ジ」じゃん。
虎ジ@水道橋・2016620・店舗
虎ジ@水道橋・2016620・券売機
 この界隈でも最古参の部類に入りつつあるこのお店、少なくとも10年前には営業していましたが、なぜか私とは相性が悪く、臨休だったり満席だったり……それっきり、忘れ去っておりました。メニューは「らーめん」と「つけ麺」に、「醤油」「味噌」「塩」をかけ合わせたバリエーション。10年前のかすかな記憶では、たしか味玉や辛ネギに特徴があるとかないとか……とりあえず、「虎卵らーめん醤油」(780円)をポチッとな。
虎ジ@水道橋・2016620・醤油虎ジ@水道橋・2016620・スープ
 おぉ、この「惑星」のように不思議な模様が入った味玉が「虎卵」ですか。まずは、スープを一口……へぇ、コイツは結構変わってるなぁ。ベースは豚骨・鶏ガラで、今の基準でいえばさほど濃厚とは言えませんが、妙なクセもなく過不足ないコクと旨味。それより、非常に面白いのは「生姜」の風味で、やや濃いめの動物系に、これほどキッパリと「生姜」をきかせるスタイルは、いまでは滅多にお目にかかれませんなぁ……カエシも可もなく不可もなく、なおさら「生姜」が突出するバランスで、コイツはなかなかのオリジナリティ。
虎ジ@水道橋・2016620・麺
 麺は、やや細めの中太ストレート。加水率高めでツルツルの麺肌、しかもエコ箸も滑り止めなしでツルツルの表面ですので結構滑りやすく、あまり高く麺を持ち上げない方がよろしいかと。多加水ゆえ甘みもスッキリ、そのクリアな味わいを、パワフルな生姜とやや濃い動物系が取り巻くという……美味いかどうかは別として、コイツも相当オリジナルなバランス。
虎ジ@水道橋・2016620・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマと、「虎卵」に海苔、そして薬味の万能ネギ。バラロール・チャーシューはプリッとした食感で食べやすく、薄い味付けですが妙なクセや劣化を感じさせない、イブシ銀の仕上がり。メンマは一転して濃い味付け、スープに対する濃さのグラデーションを、チャーシューともども良く考えてあります。虎ジ@水道橋・2016620・虎卵

 「虎卵」は、素揚げで仕上げた半熟味玉。通常の味玉と違い、白身がプニプニとした食感で、それをプッチンと歯で割ると、中から半熟の黄身が流れ出るという趣向。食感に面白味はありますが、味としてはごくフツー。

虎ジ@水道橋・2016620・卓上
 結構なラーメン激戦区の水道橋で、こうも長く愛される秘訣を、思わず考えてしまいますが……無休で通し営業という点もあるでしょうが、周囲には資本系のお店も多く、大きなアドバンテージにはなりません。濃すぎず薄すぎず、上品ぶりもせず下品にも陥らず、量も多すぎず少なすぎず、高すぎず安すぎもせず……では「没個性」に埋もれているのかといえば、生姜や虎卵に光る独自の工夫。「中庸」より適度に距離を置くポジショニング……「差別化」に血道を上げるラーメン界にも、まだ未解決のマーケティング課題があるのかもしれませんな。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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