中華そば いづる@大門 「煮干しそば」

いづる@大門・20170115・大門
 あの煮干しの名店・恵比寿「おおぜき中華そば店」出身の方が、大門に「煮干そば」のお店を出したとか。興味津々で、オープン直後にのぞいてみましたが……夜営業18時~21時のはずが、19時半にはスープ切れ。こりゃ、とんでもない行列店のようですな……その2日後、最初から目標は大門「集来」あたりに定めておいて、その前ついでにのぞいてみますと、なんと6割ほどの客入りで空席あり。首をひねりながら入店しました。
いづる@大門・20170115・店舗
いづる@大門・20170115・券売機
 1月オープンのこのお店、メニューは「煮干しそば」「濃厚煮干しそば」の2本立てです。こういう場合、煮干しに対する「感性」「表現力」は、「濃厚」でない方のメニューに鋭く出るモノ。迷わず「煮干しそば」(700円)と、ついでに「味玉」(100円)をポチッとな。
いづる@大門・20170115・煮干しそばいづる@大門・20170115・スープ
 クロスさせたワケギに、チョコンとナルトがのる洒落た姿。まずは、スープを一口……おおぉ、なんとも「リッチ」な煮干し風味。煮干しのワタのソリッドな風味は感じるものの、苦味・エグミを感じさせないように抑え込んであります。その抑え込み方が、「身」のホッコリとした風味を強めることで達成しており、他にはない面白いバランス。食後に能書きで知りましたが、煮干しの他に「煮干し節」も併用しているとか……なるほど、そういう方法もあるんですな。ベースは鶏ガラ・豚骨で旨味重視のセッティング、これを醤油ではなく(おそらく)塩に近いタレで仕上げてありますが、こちらもキレではなく旨味を研ぎ澄ます方向性。つまり、コク・風味に関しては、すべてを煮干しに集中させるという設計思想で……その結果としての「リッチ」感、やはりご主人、タダモノではありません。
いづる@大門・20170115・麺
 麺は、中細ストレート。非常に甘みが力強く、全粒粉でも使っているのかと、思わず麺肌を見つめたほど。その麺肌は結構ザラつきを強めてあり、「リッチ」な風味のスープをドップリ持ち上げ、それが麺のハキハキとした甘みと見事にバランス、いやぁ……コイツは美味い。ただし、このザラつきのせいもあってか、やや麺が取り分けにくいのがタマにキズ。
いづる@大門・20170115・具材
 具材は、チャーシュー、ナルト、薬味のワケギと白髪ネギに、追加の味玉。チャーシューは、豚肩ロースを今流行の低温調理で仕上げたモノ。ただ、ここまで技巧を尽くして作り上げたスープの世界観に対して、ナチュラルな豚肉の風味・旨味が合うかというと……やや微妙。調理・味付けも、「専用設計」した方が良かったのでは?
いづる@大門・20170115・味玉
 味玉も、ご覧のように見事な仕上がり、味付けも黄身と白身のバランス感を損なわないよう、「ナチュラル」に仕上げてありますが……こちらもチャーシュー同様、微妙ですな。

いづる@大門・20170115・卓上
 緻密かつ理論的に組み上げられたスープ・麺と、そこへぶつけられる「ナチュラル」な方向性の具材たち、その双方に二度驚いた一品。しかし、このスープ・麺のコンビネーションは、芸術的ですらありますな……はじめて「おおぜき中華そば店」で食べた時は、「ソリッドステートでスタイリッシュ」という印象を強く持ちましたが、「スタイリッシュ」を受け継ぎつつも、これに「リッチ」な味わいを奢った作品。この系統も、どんどん進化しているようです。

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 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
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