○心(まごころ)厨房@木場 「極煮干醤油らーめん」

【新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。】

まごころ厨房@木場・木場路地 1年のラーメン食べ納め、その年に最も気に入った一杯を……なんてのも一興ですが、ここ何年かは、絶大な信頼をおく「まごころ厨房」さんに足が向いてしまいます。木場のアーケード街から、路地へ入ってすぐ。
まごころ厨房@木場・店舗
まごころ厨房@木場・限定メニュー
 オープン時に美味いと感心する新店でも、実はそれが限界ギリギリのパフォーマンスで、半年もすればバランスが崩れる、などというのはよくあること。一年の締めくくりに、そんなリスクは負えません。しかし「まごころ厨房」さんは、オープン時すでに傑出したレベルにあった味に、年々さらに磨きがかかるという、驚くべき存在。

 今年から設置された券売機、ニラメっこしていると、橋本店主から「14時から限定の煮干し醤油ありますよ」との声がかかりました。どうやら自信作の模様、一も二もなく「極煮干醤油らーめん」(750円)を、「味付玉子」(100円)つきで注文。丼は、約7分で到着。
まごころ厨房@木場・極煮干醤油
 では、スープを一口……ドンッと重みのある味が、ズガ~ンと口の中に広がって、まるで口の中で爆発が起きたかのようなド迫力。14時間炊き込む動物系は、重量感タップリの豚骨に、鶏ガラで旨みと優しさを加えたもの。醤油は、重く深淵なコクと妖しい魅力を放つ逸品、そして煮干しも、おそらくペーストにしたものを使って風味を強化していますが……重量級の動物系とガッチリ噛み合って、野太い味わいのわりにはエグミ・苦みをほとんど感じさせず、煮干し本来の香ばしい風味と旨みだけが強調されるようなコンビネーション。
まごころ厨房@木場・麺上げ
 麺は浅草開化楼製の中太弱縮れ。オーション入りのコシの強い麺をジックリゆで上げ、モチモチに仕上げており、噛むほどに持てる甘みの全てを解き放ちます。圧倒的な存在感のスープに対して、麺が咆哮しながら全力でぶつかっていく、そんな組み合わせ。

 具材は、チャーシュー、メンマ、水菜に海苔・ネギ、そして追加の味玉。分厚い肩ロース・チャーシューは、以前にもまして「ロースト・ポーク」っぽい食感に仕上がっており、濃厚なスープが「タレ」の役割を果たすことで、むしろ単体として美味しくいただけます。メンマ、味玉の仕上がりも文句なし。

まごころ厨房@木場・店外メニュー
 強烈な個性と実力を併せ持つ各食材から、最大限の能力を引き出すことで到達した、まさに「煮干し醤油」の極致。「煮干し」を標榜する店は数多ありますが、これほど魅力にあふれた一品を、私は食べたことがありません。

 ラーメンにおいて、最初から「バランス」ありきの「管理野球」的な方向性を否定するものではありませんが、「野武士野球」的、あるいは「大リーグ」的なチーム作りをしたうえで、さらに「バランス」をもたらすことができるのなら、「管理野球」では到達不可能な高みに達することができるのでは。この一杯が、その仮説を見事に実証しています。

 店舗情報は、こちら

FC2 Blog Ranking
関連記事
スポンサーサイト

コメント

No title

あけましておめでとうございます。
いつも、貴重な情報ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
これは強烈な一杯のようですね。
早速追随させてもらいます。

Re: No title

kamepi-さん、あけましておめでとうございます。

「まごころ厨房」さんのメニューはどれも「強烈」ですが、
コイツも格別な「強烈」さでした。

機会がありましたら、是非。
非公開コメント

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週4杯、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR