鶏ポタラーメン THANK@大門 「塩玉鶏ポタラーメン・中濃」

ここ数カ月取り組んでいた仕事がようやく完成、肩の荷をおろして見上げれば、芝大門や東京タワーも、いつもより「凛」として見えます。ちょいと一息入れに、大門の新店「THANK」へ。

ネット情報では、目黒「ラーメン・ゼロ」(現在は表参道)ご出身の方が開業されたとか。店前の口上では、これまで自分を支えて下さった皆さんへの「感謝」を込めて、「THANK」と名付けたとあります。

(写真見づらくてスミマセン)メニューは基本1種類で、スープが「特濃」「中濃」「あっさり」に分かれ、その他はトッピングのバリエーション、大盛りはなく「替玉」(100円)が準備されています。とりあえず、主力らしき「中濃」系から、「塩玉鶏ポタラーメン・中濃」(780円)を、ポチッとな。丼は、約4分で到着。

では、スープを一口……なるほど、鶏白湯をベジポタで仕上げてきましたか。鶏白湯自体はさほど濃くありませんが、自らのコッテリ感に邪魔されない分、旨みがグンと伸びてくるような味わい。これに5種類以上の野菜で作ったというポタージュスープを組み合わせており、ジャガイモのような素朴な甘みと透き通るような旨みが、鶏の伸びやかな旨みによく合います。塩ダレも随分と凝っており、貝柱や干し椎茸と沖縄の塩を使ったもの。しかしジンワリとした使い方で、敢えてエッジをたてず全体を円やかに仕上げています。
さらに、野菜スープの比重の関係か、スープの深さで野菜スープと鶏白湯の配合が変化、表面は鶏が「主」野菜が「従」ですが、底の方ではこれが逆転……どちらかと言えば表面のバランスが優れており、底の方のスープはベジポタ特有のモタツキ感が出てしまっています。

麺は細麺ストレート。北海道産小麦100%だそうですが、その割には甘みの主張がシッカリしており、コイツは非常に美味い。ビシッとスジの通った味わいが、穏やかにして旨みたっぷりのスープとガッチリ噛み合い、完璧に近いコンビネーション。

具材は、鶏チャーシューにメンマ、ネギ・海苔に、追加の味玉。鶏チャーシューは手羽先使用、スチームオーブンで適度に油分を抜いてあり、醤油ベースの味付けもビシッとキマって、コイツは絶品。味玉も黄身の味付けがクッキリしており、スープ・麺のスマートなコンビネーションに、具材でメリハリを加えようという設計意図が、アリアリ。

さすが「せたが屋」系「ラーメン・ゼロ」ご出身、ほとんど「隙」のない、完璧に近い仕上がりです。ただし、スープ配合の「無段階変化」攻撃に、わずかな「隙」がうかがえますな……「特濃」が鶏白湯濃いめ、「あっさり」が野菜濃いめだとすれば、おそらく「特濃」の方が面白い仕上がりになっていそう。塩ダレを強めたつけ麺なんかも、美味そうですな……またひと仕事終えたアカツキには、自分へのご褒美に、是非。
店舗情報は、こちら。
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