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らーめん ラブル@三軒茶屋 「竹岡式ラーメン」

ラブル@三軒茶屋・20211018・路地
 9月も中旬、最高気温も30度を越えることはなくなり、18時過ぎれば街も暗く。三茶「ラブル」は駅からやや遠く日差しを避けるアーケードもない裏通りにあり、真夏には足が向きませんでしたが、そろそろ体の中で「竹岡式」を切らしてしまいまして。
ラブル@三軒茶屋・20211018・店舗
ラブル@三軒茶屋・20211018・メニュー
 2017年5月オープンのこのお店、先日田町「竹福」で本格的な「竹岡式」をいただいて以来、準地元のこのお店を再訪せねばと、ずっと念じておりました。オープン当時、メニューは「竹岡式ラーメン」一本でしたが、現在は「勝浦風タンタンメン」や「コショーラーメン」「レモンラーメン」など、バリエーションも豊富に。それにしても「竹岡式」が680円とは激安だなぁ・・・・・・オープン時はチャーシュー3枚入りで700円だったものを、2枚減らしてマイナーチューンした模様。
ラブル@三軒茶屋・20211018・竹岡式ラブル@三軒茶屋・20211018・スープ
 う~~ん、オープン時よりも、そして田町よりも「黒い」。「竹岡式」エンジンが、ブンブン唸っているような丼景色ですな。まずは、スープをひと口……オープン時よりは、かなりトガった方向に進んでます。「竹岡式」といえば、千葉・富津の濃口醤油「宮醤油」をベースにしたチャーシュー煮汁に、乾麺のゆで湯を加えるというのがオリジナル。それに対して、この店はベーススープには出汁が使われており、その旨味で醤油がトガってしまいそうなところを、ラードで丸めようという戦略ですが……オープン時より明らかに、スープに対してカエシ量が増えており、グイグイとトガってきますな。
ラブル@三軒茶屋・20211018・麺
 麺は、オープン時以来生麺と乾麺から選べましたが、田町との比較もあって乾麺で。ここは、本家格の富津「梅乃家」や田町と同様「都一」の乾麺を使っていますが、田町よりは少し固ゆで。それでも、スープが濃くなったため、麺の色づきもご覧の通り鮮やかで、汁ハネなど気にせずスバァ~~ッとイキますと……スープのトガリは気になりますが、アンバランスなまま力づくで主張してくるところが「千葉」っぽく、もと千葉県民としてはタマリマセン。
ラブル@三軒茶屋・20211018・具材ラブル@三軒茶屋・20211018・チャーシュー
ラブル@三軒茶屋・20211018・コショー
 具材は、チャーシュー、メンマ、刻みタマネギとネギに、海苔一枚。チャーシューは「竹岡式」の命ですが、期待通りのクォリティ。カタメの食感で、歯を入れるとホロリと崩れ、濃いスープと混じって「極楽」へと誘います。刻みタマネギも文句ありませんが……メンマは、以前から竹岡式にしては味付けが濃く、好みが分かれるところ。とりあえず、入口脇の棚に積んである、業務用メンマの段ボールは片付けたほうがよいのかも。もちろん、「竹岡式」お約束のブラックペッパーも、バッサバッサさせていただきました。

ラブル@三軒茶屋・20211018・卓上
 オープン時より、かなり「攻めてきた」印象のある「竹岡式」。コロナの影響もあって、それぞれの店が特徴をさらに「デフォルメ」しないと生きていけないのかもしれませんが……「乾麺だけでも手鍋でゆでて、『ゆで汁』とカエシで作ってみては」、と感じた一杯。かつて、千葉西南部で独自スープを使った「竹岡式」をいくつか食べましたが、手間ヒマかかる割には、なかなか本場の「深み」が出せていない店が多く、やがて消えていった印象。アレコレ悩むより、「ゆで汁」に回帰するのが一案かも。

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駄目な隣人@人形町 「PLUS」

駄目な隣人@人形町・20211002・交差点
 ついに緊急事態宣言も解除され、大手を振って「不要不急の食べ歩き」ができるようになりましたな。ただ、仕事的には10月からまた数ヶ月は忙しく、遠出しての食べ歩きは夢のまた夢。それよりも、以前フラれたままになっていたお店のリベンジを優先、人形町の「駄目な隣人へ」。
駄目な隣人@人形町・20211002・店舗
駄目な隣人@人形町・20211002・ポスターアート
 2月オープンのこのお店、場所が地下鉄駅出口(A5)すぐ脇という超好立地のため、オープン直後から大行列。ブロックむき出しで、カオスな落書きが印象的な壁、むき出しの天井、カウンター正面の「東京」ネオン・・・・・・なんかこう、「AKIRA」のネオ東京といった雰囲気の洒落た内装。
駄目な隣人@人形町・20211002・メニュー
 麺メニューは基本的に醤油ラーメンのみで、入る具材により標準の「REGULAR」と味玉入りの「PLUS」、そして特性の「SUPREME」の3種類。これに、麺の太さと麺量を合わせて、注文票に書いて渡すシステム。とりあえず、味玉入りの「PLUS」を太麺・並盛で。注文が通ると、お代はその場で前払い。
駄目な隣人@人形町・20211002・PLUS駄目な隣人@人形町・20211002・スープ
 青で縁取られた純白の丼を満たす、濃い褐色の世界。ある意味、「蕎麦屋」的な美的感覚に通じる丼景色。まずは、スープをひと口……おぉ、コイツは「ある意味」濃厚。能書きでは「ビストロのシェフが本醸造濃口醤油とブイヨン・ド・レギュームで作り上げた」というこのスープ、ブイヨン・ド・レギュームというのは野菜出汁のことですが、日本の鍋物にも似た濃厚な出汁が取れており、分厚い旨味。それゆえ、濃口醤油からはコクだけでなくキレも引き出され、加えて生姜入りの香味油がさらにキレを加えて……野菜が充満したスープの中では、チャーシューなどからにじみ出た動物系の風味も非常に目立ち、これはこれで面白い。
駄目な隣人@人形町・20211002・麺
 麺は菅野製麺製で、やや太めの中太で、手揉み風の不規則な縮れが軽く入ったモノ。全粒粉使用で、ただでさえ小麦の甘みが強い麺。その甘みが、スープの濃厚な野菜の旨味と、それによりコク・キレがレベルアップされた濃口醤油によって、グイグイと浮き彫りにされデフォルメされて……いやぁ、コイツは抜群に美味い。もう「無限に啜っていたい」、久々にそんな感覚におそわれましたな……ある意味、野菜ベースのスープにしかできない、圧倒的な「小麦」表現。
駄目な隣人@人形町・20211002・レアチャーシュー駄目な隣人@人形町・20211002・バラチャーシュー
  具材は、チャーシュー、メンマ、九条ネギにスプラウト、そして追加の味玉。チャーシューは2種入りで、低温調理の薄切り肩ロースと、煮豚タイプで濃い味付けのバラ・小型厚切り。スープが濃厚な野菜出汁のため、どちらのチャーシューも驚くほど味が引き立ち、肩ロースには濃口醤油が絶妙に絡み、煮豚のバラは弾ける肉汁を、野菜出汁が深く受け止めシナジーします……いやぁ、コイツは美味い。
駄目な隣人@人形町・20211002・ニラ胡椒
 さらに、卓上アイテムで味変に挑戦。卓上には生卵、醤油、海苔と、鰹節粉、胡椒、そして「ニラ胡椒」なるスペシャル・スパイス(写真は下掲)。この店は麺だけでなく、土鍋炊きのご飯ももう一つの「柱」で、主には白米を玉子かけご飯にして食べるための道具立て。それでもちょっと興味があって、「ニラ胡椒」を試してみましたが……コイツがなんとも「超強力」。一気にがバッとニラの風味と一味の辛味が広がって、野菜の旨味で満たされた上品で穏やかな味空間が、下品でスパルタンな空間へ一気に次元転移……そうか、メインディッシュの品格をも相転移させる、この「ニラ胡椒」こそ「駄目な隣人」なのかもしれません。

駄目な隣人@人形町・20211002・卓上
 明らかに、「ラーメン業界」的な固定観念に束縛されない感性が生み出した一杯。それがフランス料理なのかは私には分かりませんが……人は、伝統とか風習とか、そういった業界ごとに確立した「世界観」から、自覚しないまま自分の価値観に束縛を受け、それがイノベーションの発生を妨げるといわれています。そういった「束縛」を、認知心理学では「メンタル・モデル」と呼ぶのですが……自虐的に「駄目な隣人」と称する別価値観により、ラーメン業界的な「メンタル・モデル」から解き放たれた、驚くべき味空間。コイツは一食の価値あり、機会がありましたら是非。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:今は三茶系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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