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牛骨らぁ麺 マタドール@大つけ麺博 「もう一つの塩つけ麺~大つけ麺博仕立て」

 今年もやってきました、「大つけ麺博」。
マタトール@つけ麺博2012・看板
マタトール@つけ麺博2012・券売機
 毎年、「今年で最後にしよう」などと思いつつ、秋風が吹く頃この券売機の前に立っている自分がいます。全店共通で「普通盛り」(800円)、「女子盛り」(700円)も健在です。
マタトール@つけ麺博2012・マタドール
 第一期の私の狙い目は、「牛骨らぁ麺 マタドール」と「麺屋 あごすけ」でしたが、ご丁寧にも両店とも、前夜テレビでラーメン官僚さんにより紹介されてしまい、どちらの店も長蛇の列。「あごすけ」はどう見ても1時間待ちコースに思えましたので、20分程度でありつけそうな「マタドール」へ。
マタトール@つけ麺博2012・二人組 行列に並んでいると、ひときわ目を引いたのがこの二人組。別店で受け取った「つけ麺」を一人が列外から仲間にさし出し、二人でシェアして食べながら待つという作戦。私もせっかちですので、「食べながら並ぶ」作戦は考えたことがありますが、早めに食べ終わるとゴミを片手に惨めだし、食べ終わる前に行列が尽きると品物を受け取れません……この手がありましたか。実に合理的な思考と勇気の持ち主、その根性たるや見上げたものです。そうこうするうち、窓口到着。
マタトール@つけ麺博2012・塩つけ麺
マタトール@つけ麺博2012・つけ汁
 名付けて「もう一つの塩つけ麺~大つけ麺博仕立て」。まずは、つけ汁を一口……うんうん、期待通り。牛骨を、通常の2倍使用しているという白湯スープ、コッテリ感とコクを十分すぎるほどに感じさせながら、キメ細かく乳化した牛脂が、ミルキー&マイルドな味わいを醸し出して、ノド越しスッキリ。同店自慢の昆布塩ダレはホドホドの効かせ方で、辛味や酸味といった小細工は一切なし。正々堂々、牛骨の魅力をストレートに押し出します。
マタトール@つけ麺博2012・麺上げ
 麺もまた見事。粒々が麺肌に浮かぶ、全粒粉使用と思われる中細ストレート、しなやかにゆで上げて、フックラとした甘味を引き出しており、なんともスッキリ&マイルドな後味。つけ汁につける前から、両者の相性の良さが伝わってきます。
マタトール@つけ麺博2012・合体
 コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……塩でホンノリ引き立てられた牛骨のホノ甘さと、ホノボノとした麺の甘さが自然に融け合い、思わず溜息が出るほどの「予定調和」。麺量も180g程度は入っており、私にとっては十分です。
マタトール@つけ麺博2012・牛バラ焼
 具材は、牛バラ焼きに細切り筍、ゆでキャベツに海苔、そして薬味の千住葱。牛バラは「焼肉」を意識したような味付けで、牛脂とタレが馴染んで抜群の美味さ。筍も塩強めに味付けてあり、コイツを麺にからめていただけば、塩控えめのつけ汁に対して、よいコントラストが出てきます。

マタトール@つけ麺博2012・行列 調味料などラーメン店的な演出を極力排し、素材の味を最大限に引き出しながら、牛骨つけ麺のあるべき一つの「地平線」を描いて見せた作品。かなり「実験作」的な要素が強いものの、こういう「冒険」した一杯が食べられるのが、「大つけ麺博」の魅力の一つ。「マタドール」が出店する「第一陣」は3日(水)まで、いつもは食べて1~3週後に再度印象を確かめながらブログ・アップしておりますが、本日は速報でお伝えしました。

 「大つけ麺博」情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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