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鶏白湯 洞窟@飯田橋 「濃厚洞窟ラーメン」

洞窟@飯田橋・20230916・交差点
 台風は去りましたが、かわりに高気圧が張り出してきて、猛烈な暑さ。私も歳には勝てず、今年からUV99%カットの折りたたみ日傘を持ち歩いていますが、コイツがなければこの炎天下の移動は不可能ですな。傘を頼りに飯田橋某店を訪れますが……定休日ではないはずですが、何の掲示もなく閉店。ガッカリして帰ろうとしましたが、すぐ近くの宿題店「洞窟」が、定休日のはずなのに営業中、そのまま吸い込まれました。
洞窟@飯田橋・20230916・店舗
洞窟@飯田橋・20230916・夜営業
 2022年6月オープンのこのお店、当初は土・日が定休で昼のみ営業だったはずですが、やはりコロナの影響なのか日曜のみ定休となり、水・木・金・土は夕方から中華料理店として夜営業、カウンター4席、テーブル席6席ですので、ちょっとした宴会にも使えそうです(予約可)。
洞窟@飯田橋・20230916・券売機
 メニューは、濃厚鶏白湯の「濃厚洞窟ラーメン」と、あっさり鶏白湯の「洞窟ラーメン」の2本立て、それぞれ基本で1,100円、1,000円オーバーからスタートというのが、時代を感じさせますな……「豚骨や鶏白湯は価格設定低め」というかつての常識は、もはや通用しないようです。それでは、大きな「洞窟おすすめ!」表示がまぶしい「濃厚洞窟ラーメン」(1,100円)を、ポチッとな。
洞窟@飯田橋・20230916・鶏白湯洞窟@飯田橋・20230916・スープ
 スープ表面が泡立った、いかにも濃そうな鶏白湯。まずは、ひと口……おぉ、混じりっけなしのド鶏白湯、いわば「鶏白湯ストレート」ですな。鶏のみを圧力釜で炊き上げたと思われる、濃厚ゆえ臭みすら感じられるド鶏白湯。しかも、カエシも醤油以外の旨味・風味が感じられず……かなり気合の入った「シンプル&ストレート」なポリシーですな。そのカエシもあえて弱めで、とにかく超濃厚な鶏の風味・旨味をガンガン前面に押し出し、口腔を満たして有無を言わせぬ、そんなキッパリとしたスタンスが、清々しくさえありますな。
洞窟@飯田橋・20230916・麺
 麺は、茶褐色の細ストレート。その強い甘みと香ばしさ、多少ザラついた麺肌と微妙にボソッとした端切れ・触感、明らかに全粒粉を使った麺ですが……他店でよく見る「全粒粉を混ぜた」程度の使い方ではない、圧倒的な「全粒粉量」を感じます。細麺にしてあるからこそ麺本来の力強さがダイレクトに伝わり、細麺にしてあるからこそ濃厚なド鶏白湯をどっぷり持ち上げて、両者「真っ向勝負」となるわけですが……いやぁ、全然負けていない、これはかなり驚き。
洞窟@飯田橋・20230916・具材洞窟@飯田橋・20230916・チャーシュー
 具材は、鶏ムネ肉3枚と、タップリのキクラゲに粗刻み玉ねぎ、そしてアクセントにアスパラ2本。印象的なのはキクラゲと玉ねぎの「量」で、ちょっとヤリ過ぎと思えるぐらいタップリと入ります。まぁ、純粋に濃いスープと、超純朴な麺からなる構成に、「飽き」を感じさせぬための工夫なのでしょうが……飽きを感じるのは触感ではなく味わいなので、岩海苔とかもう少し別の工夫が必要だったかも。鶏ムネ肉はかなり厚い大判で、味付けは淡泊ですが当然のごとくド鶏白湯にはよく合います。

洞窟@飯田橋・20230916・卓上
 2010年代前半の、鶏鶏白湯ブーム。その初期に有名になったお店は、魚介や野菜のひねりを感じさせない、ド鶏白湯がウリでしたな……それでもその後、魚介系・魚粉系とのコラボを発展させる方向で競争が激化し、「それが鶏白湯」という常識が形成されて来ましたが……あのブームから約10年以上経ち、これまでの鶏白湯をめぐるアレコレを、まるっとすべて原点に戻してしまえという、「はじめ人間ギャートルズ」的な過激さを漂わせる一杯。鶏白湯ブームも今は昔、昭和のアナーキズムを受け継ぐオジさんには大ウケの一杯ですが、令和の若者には、さて。

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つけ麺専門店 三田製麺所 神田店@神田 「冷やしつけ麺」

三田製麺@神田・20230903・西口
 台風の影響で夏休みの計画が大きく崩れ、やることもないままお盆休みに突入。神田に「冷やし」を出している店が複数あってお盆でもアクセス可能であることを確認し現地に向かいましたが……JR駅も電車の中も、大量のコミケ客。なんとか台風を免れてよかったね。
三田製麺@神田・20230903・店舗
三田製麺@神田・20230903・メニュー
 第一候補だったお店は店外待ち3名でしたが、猛烈な直射日光。折り畳みの日傘は持っていましたが、アスファルトからの照り返しもすさまじく、早々に断念。第二候補の「三田製麺所」の「冷やしつけ麺」を狙うことに。ちょっと具材がさみしそうなので、「三田盛り」(300円)か「味付玉子とチャーシューセット」(200円)をつけようかと思いましたが……この暑さでは地下ウォーキングも距離を稼げそうもなく、カロリー重視で単品(880円)・並盛(320g)で。
三田製麺@神田・20230903・冷やしつけ三田製麺@神田・20230903・つけ汁
 つけ汁に入る具材はニギヤカそうですが、麺皿が少し寂しく、小盛にするか、なにかトッピングすればよかったかと思える丼景色。とりあえずは、つけ汁をひと口……おぉ、これが「三田製麺所」かと目(舌?)を疑う、「抑え」のきいた割烹的な味わい。公式HPでは「冷やし鯛だし塩つけ麺」としているように、つけ汁の主体は端麗な鯛出汁。最近はこの業界でも鯛を使う店は数知れず、どちらかといえばエグみすら全開させた「濃厚」志向のスープが多い中、この出汁は徹底的な端麗志向。他の魚介系による旨味サポートや、つけ汁ゆえに必須になる塩味も敢えて抑え気味にして、鯛の上品で芳醇な風味のみにスポットライトをあてた演出。しかもキンキンに冷やしてこの豊かな味わいは、実に見事。
三田製麺@神田・20230903・麺
 麺は他メニューと同一で、かなり太めの中太ストレート。いつものようにガッシリとしたゆであがりで、ハードな歯ごたえとボリューム感のあるのど越し。甘みも豊かで、さすが「三田製麺所」、文句なしの野太い仕上がりですが……ただ、さすがにこの「割烹」的な線の細いつけ汁に対しては、ミスマッチ。もちろん原価の問題もあるでしょうが、専用の細麺縮れあたりが用意できれば、ベストでしたな。
三田製麺@神田・20230903・具材三田製麺@神田・20230903・具材2
 具材は、ほぐした鶏ムネ肉とメンマに岩海苔、薬味は水菜と刻んだ柚子、そしてタップリのネギ。端麗なつけ汁に対して野太い麺、その結果生まれる「飽き」を当然見越して、多彩な具材をタップリ入れて目先を変えながらカバーしようという設計思想で、かなりいい線言ってますが……やはり、「三田製麺所」の命である「麺」の威力がすごすぎて、小手先ではどうにもならない印象。麺を変えて小盛にすれば、何とかなるかといったバランス。
三田製麺@神田・20230903・スープ割り
三田製麺@神田・20230903・鰹塩
 何か解決策はないのかと味変に挑戦。注目したのは卓上の「鰹塩」で、コイツをひと振り入れますと……おぉ、グッとつけ汁の切れが増して、麺とのミスマッチによる後半の「ダレ」にはテキメンですが、やはり端麗な鯛出汁の風味は損なわれますな……少しずつ入れながら自分なりの「特異点」を探すのが吉かと。卓上にポットで用意された割スープは、おそらく薄めの煮干し出汁。冷たいつけ汁に温かい割スープを入れるのは、提供側の本意ではないかもしれませんが、結果としては温度の変化によって鯛出汁の旨味が強まり、それを煮干の旨味で支える構成となって、悪くないバランスです。

三田製麺@神田・20230903・卓上
 春にいただいた「濃厚海老つけ麺」に続き、限定でもいかんなく発揮される「三田製麺所」の実力を、思い知らされる一品。麺が違えば完璧でしたが、そこは原価や製造・物流の問題もあり、簡単に解決する問題でもありませんな。それにしても……卓上のメニューを見ていると、この「冷やし」と並行して、夏季限定で激辛の「灼熱つけ麺・灼熱カレーつけ麺」も提供しているとか。特にカレーは「限界突破の辛味と旨味をお楽しみいただける『進撃スパイス』を使用」とかで……この酷暑でも、「進撃」可能なお若い方は、是非。

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中華そば 春@半蔵門 「中華そば」

春@半蔵門・20230820・交差点
 連日35℃を越える猛暑日で、土曜日も容赦なく降り注ぐ猛烈な日差し。こうなると、ウォーキングと食べ歩きは完全に切り離し、食べ歩きは豪雨時用に考えていた、超駅近の宿題店がターゲットになりますな……かなり気になっていた半蔵門「春」へ。
春@半蔵門・20230820・店舗
春@半蔵門・20230820・メニュー
 6月オープンのこのお店、もとは「TOKITA」があった場所で、半蔵門駅3b出口から約20m、麹町1丁目交差点のすぐそばという超好立地。若くお美しい女性店主は、美容サロン経営から修業を経てこの業界に転身したという面白い経歴、修業先も喜多方・白河系のお店だったというから本格的。メニューは基本「中華そば」一本で、季節限定で「ビリ辛冷やし担々麺」を提供中。とりあえず「中華そば」(900円)に「煮卵」(150円)をつけて、ポチッとな。「煮卵」という表記は、都心では珍しいですな。
春@半蔵門・20230820・中華そば春@半蔵門・20230820・スープ
 てっきり「喜多方・白河」系の古風な姿を想像していましたが、さすが美容系のご出身、潔いストライプが入った丼が、実にスタイリッシュな丼景色。まずは、スープをひと口……なんともリッチでスマートな「鶏」の世界。まず口腔に広がるのは「鶏油」で、そのリッチな風味を背景に、スープの「鶏」がスマートなボディ感を舌にのせてきます。旨味も含めてこのスッキリ感は、魚介系によるものでしょうが、特に風味を主張させない使い方。醤油ダレの効かせ方は喜多方のようなジンワリ系で、スープは佐野系に鶏油でボディ感をプラスしたようなアプローチ、ご主人のオリジナリティが光りますな。
春@半蔵門・20230820・麺
 麺は、やや細めの中太縮れ。多加水でスッキリとした甘み、かなり細いのに手打ちのようなちぢれがはいるあたりに、白河系の雰囲気が感じられたり。スープがスッキリ・アッサリした世界観なのに対して、敢えて淡い甘味のスッキリした麺を合わせて、派手さのない、優しい味空間を目指そうという意図がアリアリ。これはかなり、女性客を意識した味造りですな。
春@半蔵門・20230820・具材春@半蔵門・20230820・チャーシュー
春@半蔵門・20230820・味玉
 具材は、チャーシュー2種に、メンマと青菜・海苔、そして薬味のネギと追加の味玉。チャーシューは2枚同じ煮豚タイプですが、バラ・肩ロースと部位を変えてあります。鶏のボディ感と旨味のスッキリ感を重視したスープに対して、特にバラ肉チャーシューのコッテリ感と、シッカリとした味付けが印象的で、同じ味付けの肩ロースと対比しながら楽しめるところも、またグッド。メンマも味玉も、クッキリとした味付けを意識しており、スープ・麺とのコントラストが実に見事。こういった「美的感覚」も、別業種とはいえずいぶん鍛えられたセンスを感じます。

春@半蔵門・20230820・卓上
 印象的だったのは、明らかに女性を意識した味造り。実際、先客2組は親子連れと女性客で、後客2名もいずれも女性。うち1名は、ほとんど人通りもない炎天下の中、路上看板をジックリ眺めて階段を地下に降りて行かれましたが……女性同士だけに響き合う「何か」を感じたのでしょう。女性による女性のための白河・佐野・喜多方ハイブリッド。機会がありましたら、是非。

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横浜家系ラーメン 麺家 福増@神保町 「ラーメン」

福増@神保町・20230730・神保町交差点
 70%越えの湿度と30度越えの気温、それでも水道橋~飯田橋くらいの短距離ならウォーキングできるかと、現地に向かいましたが……何か武道館あたりでやっているらしく、右翼の街宣車が群がって、騒然とした雰囲気。歩きは中止して、神保町の新店に向かうことに。
福増@神保町・20230730・店舗
 7月オープンのこのお店、場所は神保町駅A4出口から徒歩数十秒という超好立地ながら、ラーメン店が随分と入れ替わった「鬼門」の地。最後に入っていた「札幌飛燕」とか、結構美味しい店だったのに……お店は、ご覧のように口上その他掲示物がほとんどない、新店としては珍しい外装。店内は居抜きではなく、家系店っぽくコの字カウンターを入れてあり、その質感からみて、運営はさほど大手ではない資本系のような気が。
福増@神保町・20230730・券売機
 家系店ですので、メニューは基本「ラーメン」のみですが、「うま辛ラーメン」もあるところがチャームポイント。いつものように、「ラーメン 並」(800円)に「ほうれん草増し」を……うわ、200円か。これまでも150円という店が散見されましたが、いよいよここまで。ちなみに、お店のインスタ(menya.fukumasu)にある「玉子orチャーシュー1枚永久無料」券を見せるとお得ですが、今日は歩けないので遠慮しました。好みは全部フツー、ライス(小・中・大)も無料ですが、いつものようになしで。
福増@神保町・20230730・ラーメン福増@神保町・20230730・スープ
 「武蔵家」系なのか、チョコレートのような深い褐色のスープ。まずは、コイツをひと口……味濃いカエシで、グイグイ引っ張っていくスタイルですな。豚骨も決して弱いわけではなく、ガッツリ炊き出しゼラチン質がドップリ溶け出て、ポッテリとした口あたり。ただ、乳化をかなり進めてあって、ワイルド感よりもマイルド感重視のセッティング、それゆえ濃いめのカエシがパワー全開となって、いや実に味濃い。でもまぁ、塩っぱさこそ家系の証し、盛夏だからこそ塩・醤油濃さが、五臓六腑に沁み渡ろうというもの。
福増@神保町・20230730・麺
 麺は、店内掲示から三河屋製麺製のようで、標準的な家系麺よりやや細い中太ストレート。かなり甘みの強い、シッカリとした味わい、「普通」指定で微妙にカタめのゆで加減で、コシも歯ごたえもノド越しも、家系麺に対する私の好みドンピシャリ。多少ザラついた麺肌がシッカリとスープを持ち上げますが、味も豚骨も濃厚なスープに対して、一歩も引かぬ甘味・風味と食感、見事な完成度で、いやぁ……コイツは美味い。
福増@神保町・20230730・チャーシュー福増@神保町・20230730・ほうれん草
 具材は、チャーシュー、ほうれん草、海苔のみと、家系ストロングスタイル。特筆はほうれん草で、絞り加減が微妙にゆるいため、麺に絡めてスープをドップリ持ち上げれば、味濃さを和らげ爽やかな風味をプラスして、コイツは期待以上の美味さ。写真ではうまく伝わりませんが、量もタップリで文句なし。チャーシューは家系では標準的な煮豚タイプ、海苔は相当な品質で、風味も旨味も目を見張るほど。麺にホウレン草・海苔・スープを絡めれば……いや、コイツはちょっとしたカタルシス。

福増@神保町・20230730・卓上
 先日、水道橋の家系某店で、その振り切った味濃さ・豚骨濃さに驚きましたが……その豚骨濃さを乳化で和らげ、濃厚「武蔵家」系をやや万人向けにチューンしたような、完成度の高い一杯。こんな好立地のラーメン店が次々に入れ替わったのも、「何のラーメン」を出しているのか、このあたりの通行人に多い中高年にハッキリ伝わらなかった面もあるのかな……「札幌」なのに「塩」とか。その意味では、「家系」というのは分かりやすいシグナリング、今度こそ長寿店になっていただきたい。

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富良野 とみ川@東京 「⽯⾅挽き中華そば」

とみ川@東京・20230627・バス停車場
 今日は朝から遠方に出張り仕事、夕方遅くにJR高速バスで八重洲に帰ってまいりました。しかし、上京して30数年になろうかというのに、八重洲北口にこんなバス・ステーションがあるとは、全く知りませんでしたな。腹も減ったので、地下の東京ラーメンストリートへ。
とみ川@東京・20230627・店舗
とみ川@東京・20230627・ミシュラン
 1997年に富良野に創業したお店、北海道では名店の誉れ高く、「ミシュランガイド北海道」にも掲載されたとか。そんなお店が、東京ラーメンストリートの「ご当地ラーメンチャレンジ」企画として、4月に出店。
とみ川@東京・20230627・券売機
 メニューは「⽯⾅挽き中華そば」、「味噌らあめん」「辛味噌らあめん」の3本立て、限定も出していたようですが、この日は売り切れ。店内外の掲示物でも、券売機のボタン配置でも、「⽯⾅挽き中華そば」(950円)がイチオシなのは明らかですので、まよわずコイツをポチッとな。
とみ川@東京・20230627・中華そばとみ川@東京・20230627・スープ
 スープと麺の色合いが、ちょっと和蕎麦を連想させるような丼景色。まずは、スープをひと口……これはおそらく、主役の麺に合わせた「舞台装置」的なシフトですな。ネット情報によれば、鶏ベースに昆布・鰹・鯖など魚介類を合わせたスープと、煮干し出汁のダブルスープ。風味よりも、旨味の透明感にこだわった構成で、だからこそ、再仕込み醤油を使ったタレのコクが、ジンと舌に響き渡ります。
とみ川@東京・20230627・麺
 そして、主役の麺ですが、コイツが実に驚くべき味わい。富良野産の小麦を石臼で挽き、粗目の全粒粉を練り込んだものだそうで、見た目はコンニャク麺のようですが……コイツが目を見張るほどの美味さ。もちろん、麺自体の小麦の甘さとスープの旨味・コクが相まっての味わいだと、頭では理解できますが……噛むほどに派手に溢れ出る、この圧倒的な美味さ、こんな味の伝わり方は初体験ですな。まるで、麺自体に味を練り込んであるようなクッキリとした味の伝わり方、麺とスープの相乗効果だけでこのクッキリ感が出せているなら、長年食べ歩いている私にとっても、驚きの初体験といえますな。
とみ川@東京・20230627・具材とみ川@東京・20230627・チャーシュー1
とみ川@東京・20230627・チャーシュー2
 具材は、チャーシュー2種にメンマと味玉半個、薬味はネギと水菜がタップリ。肩ロースチャーシューは、煮豚タイプでシッカリとした味付け、鶏南蛮的なスープとはもちろんバッチリと合います。鶏ムネ肉のコンフィも、鶏油で低温調理したもので、鶏ベースのスープに対しても鶏風味が一段濃いめ。ネギと水菜ですが、天才的な麺・スープのコンビネーションに対して、ここまで入れる必要があるかは賛否あるでしょうが……意外に合っているというのが、個人的感想。

とみ川@東京・20230627・能書き
 麺から味わいがバンバンあふれ出てくるような、個人的には全く初めてのラーメン体験。この感想を書いている今でも、本当に麺自体に味付けがしてないのか、半信半疑というか不思議な感覚ですな……実にユニークな体験ができたという意味で、ビブグルマン評価も納得の一杯。出店は8月31日まで、機会がありましたら是非。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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