2011/08/31
塩逸品 五代目けいすけ@新宿 「塩ラーメン 白湯 大人の燻製味玉入り」
週末からの雨が上がり切らない月曜日(22日)、新宿方面の用事を済ませ、お昼前に新宿駅に駆け込みました。もうすぐ正午だし、雨の中移動もしたくないしという訳で、ルミネエストに出店した「五代目けいすけ」へ。お店は7階レストラン街にあり、以前札幌ラーメンの「さっぽろ大心」があった場所。店内レイアウトもほぼそのままで、居抜きに近い状態のようです。


メニューは「塩ラーメン」が「あっさり」と「こってり」の二種類、それに「塩つけ麺」という基本ラインナップ。さらにこの店のウリは、この「日替わりスモーク」で、なんでもスープにスモーキーなフレーバーが仕込んであるんだとか。ちなみに、月曜は「桜」のフレーバー。注文は「塩ラーメン 白湯 大人の燻製味玉入り」(980円)、丼は約10分で到着。

ではまず、スープを一口……うん、これは結構好みの仕上がりですな。鶏白湯を、鶏油が完全に乳化するまで炊き込まず、目視できる程度の微細な油滴を残す仕上げ方。こうすると、鶏油の香りと鶏の旨み・コクの双方を、活かし切りながらバランスさせることができで、さらに鶏油のクドさも、コラーゲンでサラリとカバーできてノド越しも良い。

塩ダレも、実にマイルドな効かせ方で、これなら鶏の旨みも活きてきます。スモークの併用はかなり危険なギャンブルですが、意外に鶏の香りを邪魔せずに、シットリと穏やかな「陰影」をスープに加えて、この辺りの「美的感覚」もなかなか。
麺は中細の弱縮れ。ツルリとした麺肌で、すすり心地の良いものですが、勢いよくススると結構汁ハネします。そういうスタイルで食べたい方は、店員さんのお薦め通り紙エプロンをされた方が。
バラロールチャーシューに穂先メンマ、燻玉といった具材群も上々の仕上がり、しかし問題は……これでもかと入る、このネギ。加熱されていないため独特の辛さが実にウルさく、大量に入っているためどこまでもスープを邪魔する。食後は、口腔も鼻腔もネギ臭さで満たされ、あの鶏の豊潤な香りも、スモークの香ばしさもどこへやら。

店舗情報は、こちら。
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