2011/11/03
自家製麺 伊藤@浅草 「肉そば」
前週末の接待三昧が響いたか、微妙に胴回りが太くなった模様……というわけで、11月末まで「ウォーキング強化月間」にケテイ。土曜恒例のウォーキングも新コースに挑戦ということで、お昼は駒形の「自家製麺 伊藤」で。「伊藤」といえば王子の名店、その関連店が赤羽と鴬谷にありますが、こちらは赤羽「自家製麺 伊藤」の支店にあたるそうです。

さて、駒形名物といえば「駒形どぜう」、そして「バンダイ」本社。いわゆる「たまごっちビル」ですな。側面中央部が少し凹んでいるように見えるこのビル、上から見るとバンダイの「B」の字に見えるようにしてあるとか。キョロキョロしているうち、現地到着。

券売機は入口左手、通い慣れた方はネギのみトッピングの「中華そば」「比内鶏そば」でもいいかもしれませんが、物見遊山の食べ歩きの身としては「肉そば」(750円)あたりで。丼は4分弱でスピード到着。
少なめのスープ表面から、麺がコンモリと突き出す「伊藤」系独特の丼姿。スープも「伊藤」系独特で、鶏ベースにガッツリと煮干しを効かせビターに仕上げたもの。もっとも、以前の「伊藤」系のような限界ギリギリの「煮干しインパクト」は影を潜め、敢えて煮干しのバランスを見直すことで、昆布など他の魚介系の旨みや、シットリした鶏の旨みが活きてきており、これはこれで結構美味い。

麺も「伊藤」系独特の丸細麺ストレート。ザラつきのある麺肌が適度にスープを持ち上げて、煮干しの苦み・旨みを背景に、麺の甘みがくっきりと浮き上がります。スープの旨みが多角的に感じられるようになったことで、小麦感とのコラボに生まれたある種「余韻」。さらに、ポリポリとした潔い歯切れが小気味よくリズムを刻んでドンドン箸が進み、アッという間に食べ切ってしまいます。

もう一つは、その全体的なコンセプト。「伊藤」系の「中華そば」について、スープ量に対する指摘が見受けられますが……この系統はもともと「料理」としてのラーメンというよりは、イタリアにおけるエスプレッソ的な「日常的刺激」を目指した一品と思われ。逆に今後、スープのバランスをとって「料理」的な志向性を強めれば、そういう批判も出てこようかと思いますが……ガツンとビターなオリジナル・スタイルの方が、コンセプト的には明瞭だったかもしれません。
店舗情報は、こちら。
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