2011/11/12
Soup@神保町 「地鶏だし淡麗塩Soup 味付玉子1/2」
いまにも雨が降りそうな土曜昼、今日のウォーキングは自宅周辺にしようと思っておりましたが……PCのマウスが故障していることに気付きました。買い出しがてらウォーキング実施ということで、腹ごしらえは神保町へ。
「読書の秋」のせいか、一段と人の多い神保町、話題のうどん屋にも長蛇の列。しかし、目指す「Soup」は明治大学に通じる裏路地にあり、新店ながらネットにも情報が少ないため、行列なしと踏みました。

靖国通りの人混みがウソの様な静かな一画、ここには「龍龍軒」という豚骨屋がありましたが……あの店も空いておりました。特に休日は、商売的にかなり厳しい場所のようです。

黒と白を基調としたモノトーンの内装。黒光りする塗装面が、ちょっとコワモテですが……前店から店内レイアウトを引き継ぎながら、配置に無理のあるコーナー席は潔く取り去るなど、客への優しい配慮がうかがえる一面も。丼は、約5分で到着。
黄金色に輝く、美しいスープ。まずは一口……いやぁ、これは好みのタイプ。シッカリと鶏を炊きだしたこのスープ、鶏油もタップリ残していい香り。得てして、こういうタイプは鶏油で味がボヤけてしまい、香りの割に風味が弱くなりがちですが……シッカリと舌に伝わる旨みに、ふっくらと膨らむ鶏の風味。塩ダレも、単にキレ重視の使い方ではなく、円やかさにエッジを添えつつ、鶏の風味をそっと浮き彫りにするような塩梅で……派手さはないものの、実に上品で豊かな味。

麺は「鶏塩」の定石通り、中細のストレート。得てして、鶏塩スープのキレに呼応して、鋭い歯切れの一品が使われがちですが、こちらは歯切れと粘りを適度に両立した設定で、シットリとした口あたりにスムーズなノド越し。スープの旨みが強いため、麺の甘みも引き立ちます。

具材は、チャーシュー、メンマ、水菜・白髪ネギ・海苔に、追加の味玉。特筆はこのメンマで、穂先部分のみが3本入り。この値段でこのクォリティは、最近の新店では珍しい。味玉は黄身を醤油でクッキリと味付けており、食べ飽きがちな優しいスープに、上手くメリハリをつけています。

店舗情報は、こちら。
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