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五ノ神製作所@新宿南口 「銀ダラ絞り」

 秋の健康診断を翌日に控え、今日のお昼はごく軽く……などと思っていたら、出先の用事に手間取って、会社に戻る時間が迫ってきました。選り好みする余裕もなく、新宿南口に意外と近い「五ノ神製作所」へ。
五ノ神製作所@新宿・店舗
五ノ神製作所@新宿・券売機 「つけ麺博」や「らーナビ限定」で出していた「銀ダラ絞り」が少し前から提供再開、宿題となっておりました。入口右手の券売機で該当の貼り紙を発見、900円のボタンをしばし探しましたが……この貼り紙自体を押す仕組み。五ノ神製作所@新宿・小盛り案内

 店員さんに食券を渡して、何気なくお水と紙エプロンを取りに行っていたら……しまった、「小盛り」(180g)を指定し忘れた。あわてて席に戻り、店員さんに声をかけようとすると、ちょうど麺を茹機に投入したところで、万事休す。この店の麺は標準で270g。麺90g分に加え、この店特有の濃厚豚骨も考慮に入れて、いつもに加えて約300kcalを、今日中に燃やしてしまわねばなりません……落ち込みながら待つこと15分で、丼到着。
五ノ神製作所@新宿・銀ダラ絞り
 では、つけ汁を一口……いやぁ~~、まさに銀ダラ、そのまんま。ネット情報によりますと、炒めた銀ダラから煮出したスープに、魚の脂を加えた「魚白湯」スープとのこと。しかし、その味わいは「西京焼き」そのもの。「西京味噌」(白味噌)主体の漬床で切り身の白身魚を熟成させたものが「西京漬」、これをを焼いたものが「西京焼き」だそう。白身魚の淡白な旨みが味噌でクッキリ引き立って、焼きで加わる香ばしさがたまりませんが……あの味わいを、味噌抜きに銀ダラと魚脂だけで作れるとは思えません。このドッシリとしたコクも、豚骨なしで作れるのかな……謎が謎を呼びながらも、画期的に美味いスープ。
五ノ神製作所@新宿・麺上げ
 麺は自家製で、太麺に近い太さのストレート。全粒粉使用とのことですが、それは蕎麦の全粒粉じゃないかと思えるほど、スッキリとした味わいが印象的で、加水率とゆで加減の組み合わせが実に絶妙で、プリッとしながらノド越しスムース、モスッとした歯応えもあって、食べ応え十分です。
 具材は、つけ汁に沈むチャーシュー、メンマ、麺皿には海苔・ネギにガリが少々。チャーシューは例によって鶏・豚の混載で、特に皮をパリッと香ばしく仕上げた鶏チャーシューが白眉。平たい三角メンマの「シャクシャク」感も、麺のモスッとした食感によく合います。さらに、「西京漬け」独特のうるささを、ガリでリセットしながら食べさせるあたり、芸の細かさに感心、感心。
五ノ神製作所@新宿・卓上
 誰もなし得なかった、いや、試そうとも思わなかった「西京焼きつけ麺」。しかも、ただ「西京焼き」を再現するだけでなく、キチンとラーメン的なコク・キレ・コッテリ感を具備させバランスさせて、当たり前のように「予定調和」を描いて見せた、恐るべき一品。こういう一品に出会うたび、「ラーメン好きで良かった」と感慨にひたる訳ですが……この日、夜から降りだした雨にも負けずウォーキング、手元の万歩計によれば見事750kcalを燃焼完了、なんとか平時プラス300kcalをクリアしました。痛む足を摩りつつ、「それにしても……」と、まだあの味の秘密が気になっていました。
 店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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