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ラーメン家 ややや@岩本町 「味付玉子ラーメン」

ややや@小伝馬町・フラレ 祝日の水曜日、週末はちょいと行事+宴会が入っており、カロリー・オーバーとなるのは明白ですので、前もって多少ハードなウォーキングをば。スタート前の腹ごしらえに、プレオープン中の日本橋某店を訪ねますが……案の定、麺切れで早仕舞い。まぁ、こうやって仕入れ量の見当をつけていくのが「プレオープン」ですので、想定の範囲内。気を取り直し、高架をくぐって岩本町へ抜け、久しぶりに「ややや」へ。
ややや@小伝馬町・店舗
ややや@小伝馬町・券売機
 「ややや」といえば家系の名店。3年ほど前に一度訪れ、キリッと際立った美味さに感心しましたが、営業時間の短さが玉にキズ。以来再訪なりませんでしたが……店前の掲示をみると、いつの間にか平日の営業時間が延長されてるし(下記写真参照)。生粋の家系店ですので、メニューは基本的に「ラーメン」のみで、あとは麺量やトッピングのバリエーション。券売機は入口右手、前回訪問時と同じく「味付玉子ラーメン」を、ポチッとな。
 店内を見渡すと先客ゼロ、この界隈はオフィス街ですので、やはり祝日昼間の営業は厳しいものがある模様。それでも大型の寸胴3本に火を入れ、スープを移し換えながら味の調整に勤しむあたりに、この店の真面目な姿勢が見て取れます。「固め・少なめ」指定の丼は、約5分で到着。
ややや@小伝馬町・ラーメン
 では、スープを一口……ポッテリと濃厚なのに、クセや臭みを一切感じさせないスマートな豚骨がこの店の持ち味。これを強めのカエシでキリッと引き締めて、コク・キレが「主」、コッテリ感が「従」というメリハリをキッパリと打ち出してくるのが、もう一つの持ち味ですが……今回は、ややコッテリ感にムラが感じられ、味のイメージに「揺らぎ」が感じられるような。それでも、よくある「量産型」の家系店とは、明らかにクォリティが違います。
ややや@小伝馬町・麺上げ
 麺は酒井製麺製の中太ストレート。酒井製麺と言えば家系の「保守本流」ですが、都心部でこの麺を使う店は意外に少なく、この店はその貴重な一店。ただし、指定通りの固ゆででしたが、コシの残し方や食感に、ややムラが感じられますな……ゆで湯の温度管理ミスかしら。それでも、この豊かな甘みの麺でなければ、あの「キッパリ型」のスープには合いません。
 具材はチャーシュー、ホウレン草・海苔の家系三点セットに、追加の味玉。大きめの肩ロースチャーシューを使うのがこの店の特徴ですが、以前にもまして下味がシッカリと付けられて、スープとのバランスも向上。一切雑味を感じさせないフックラとしたホウレン草、こういった「小技」にヌカリがないのも、「名店の証」ですな。
ややや@小伝馬町・告知
 どちらかといえば、客がドンドン回転する中で量産される一杯にこそ、家系店の実力がハッキリでるもの。客もまばらな休日に、スープやゆで湯のコンディションを「スクランブル態勢」で維持するのは、かなりの難題と言えましょう。今回感じた「ムラ」も、祝日特有のブレなのかも……それを差し引いても、相変わらずのクォリティ、気分上々のオジサンでした。

 店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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