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博多ラーメン ガツン@蔵前 「ラーメン」

ガツン@蔵前・交差点
 猛烈な蒸し暑さでバテバテの一日、こんな日は「豚骨注入」に限りますな……先日フラれた本所「ガツン」に再挑戦。お店は春日通りと清澄通りの交差点近く。
ガツン@蔵前・店舗
ガツン@蔵前・ポップ
 看板には「多田製麺所直営店」との文字、店前には店名入りの麺箱が積んであります。麺メニューは基本的に「ラーメン」(500円)のみで、あとはトッピング各種。替玉は1玉目が無料、100円でもう1玉追加でき、200円プラスすれば、なんと替玉無制限。スゲェ~……さすが製麺所直営店。豚骨店らしく配膳迅速、丼は約3分で到着。
ガツン@蔵前・ラーメン
ガツン@蔵前・スープ
 では、スープを一口……かなり乳化させた豚骨に、ガツンとカエシをきかせており、かなり高めの塩分濃度。しかし、一線を越えるギリギリのレベルで抑えてあり、するどいキレが舌に刻みこまれます。しかも、豚骨のコクがシッカリとしているため、これだけキレていても、キレが上滑りせず、ソリッドでスピード感のあるスープに仕上がっています。
ガツン@蔵前・麺上げ
 当然ながら、麺は細麺ストレート。注文時に固さを指定しませんでしたが、「バリカタ」程度のキリッとした固さ、ポリポリと歯切れのよい低加水麺ですが……麺を噛み切る最後のところで微妙な「粘り」が感じられ、単に歯切れの良い麺と比較して、「もうひと噛み」が必要になります。しかし、その「もうひと噛み」で麺から甘味を引き出し、その甘味をスープのキレで引き立てるという巧妙なコンビネーションで、箸運びがドンドンと加速。
ガツン@蔵前・替玉
 具材は、チャーシュー、キクラゲ、ネギのみですが、肩ロースチャーシューは薄切りながら結構大判で、ワンコインにしては満足度大。さて、非常にリズムよく箸が進む一杯で、麺も100g強程度ですので替玉必至、固さ指定ができることを確認して「ハリガネ」で頼んでみると、キッチリその固さで供されます。コイツを、卓上のニンニク、胡麻でアレンジしてみましたが……ニンニクは結構辛く、その辛味で「ソリッド&スピード」感がさらに増し、さらに箸が加速して……卓上には辛子高菜がありませんが、これなら必要ないかも。

ガツン@蔵前・麺箱
 「キレ」で食べさせるタイプの博多系は、銀座某店など他にも例はありますが、多くは豚骨のコクで受け止めきれず、キレが上滑りして自滅の道へ。その意味では、こうしてコクとキレがキッチリ噛み合い、麺をグイグイ押し出してくるような博多豚骨は、実は非常に珍しい。そんな名品が、替玉つきでワンコインとは……デフレ下で、ますますヒートアップする「豚骨戦線」、新規参入者には相当の覚悟が要りそうですな。

 店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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