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又一順@日暮里 「あわびそば」

又一順@日暮里・駅前
 先日土曜日に訪れて、満員であえなくフラれたこのお店。店内は、ほとんど4人テーブル席ばかりで、家族連れでにぎわっておりました……それなら平日の方がよいかと、機会を見て再訪。お店は、日暮里駅前のロータリー沿い。
又一順@日暮里・店舗
又一順@日暮里・麺メニュー
 実に種類豊富な麺メニュー、アレコレ目移りしてしまいそうですが、こういう時はメニューの真中少し上あたりにイチオシ系があるはずですので、その中から「あわびそば」(1260円)を。又一順@日暮里・店内

 非常に落ち着いた雰囲気の店内、写真は2階席の風景ですが、1階席もほぼ同様のインテリア。窓際のテーブルにはご老人が一人、外の風景を眺めながら、ゆっくりとチャーハンを楽しんでおられました……静かな時間が流れるうち、丼到着。
又一順@日暮里・あわびそば
又一順@日暮里・スープ
 モウモウたる湯気でしたので、以下ピントがイマイチですが、ご容赦。では、スープを一口……見た目から、てっきりトロミがついているのかと思いきや、サラリとした醤油スープ。普段、派手な味に慣れた舌には、最初は非常に淡い味に感じられますが……食べ進むうちに徐々に慣れ、鶏の旨みや醤油のコク、そしてジンワリとしたアワビの風味さえ、シッカリ感じられるようになります。ただ、薄味に慣れてくるにつれ、ケミカルが醸すボンヤリ感も同時に気になる……街の中華屋では、よくあることではありますが。
又一順@日暮里・麺上げ
 麺は、細麺ストレート。サワサワと口の中でソヨぐようなしなやかさで、ツルリとしたノド越し。アツアツのスープの中で最後までダレることのないクォリティ、スジの通った中華屋さんが、好んで使うタイプの麺ですな。ただし、この種の麺は甘味が弱く、それゆえ濃い味のスープと合わせるのがセオリですので、こういうジンワリとしたスープとの相性には、「?」がついてしまいます。
又一順@日暮里・あわび
 具材は、干しアワビと、マッシュルームにタケノコ。丁寧にもどしてある干しアワビは、とってもソフトですが風味はイマイチ弱い。タケノコもマッシュルームも薄味で、どちらかと言えば、食感の変化づけに専念させた、具材シフトですが……アワビのクニュッとした食感と、マッシュルームのポクッとした食感が、リズムとしては面白い。

又一順@日暮里・満天メニュー 食事中、入ってこられたお客さんもご高齢の三人連れ、一階で会計しながら見渡しても、八割がたがご高齢のお客様……メニューも見ても、「50~69歳男性」がこの店のメイン・ターゲットなのかも。であれば、麺との相性はさておいて、スープを薄味に抑えることもむべなるかな。お店は常に、地元の客層に合わせた味を目指し、地元客は常に、自分の好みにあった味を求める。そうして地元で成立した味の「コミュニティ」に、あちこち食べ歩く「流れ者」が、とやかく言うべきではありません。私も60歳くらいになり、この店もまだ営業しているようであれば、もう一度試してみたいと思います。

 店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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