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鶏白湯麺 蔭山@高田馬場 「鶏白湯 名物 塩そば」

蔭山@高田馬場・駅前
 9月中旬にさしかかりましたが、相変わらずの猛暑。降り注ぐ熱線に炙られながら早稲田通りを東へ、向かったのは新店「蔭山」。
蔭山@高田馬場・店舗
蔭山@高田馬場・券売機 この場所は10年オープンの「太麺堂」から数えても2店舗入れ替わって、この「蔭山」で4店目、いまやラーメン店の「実験場」的ロケーション。自由が丘の高級店「蔭山樓」の関連店と聞いておりますが、なるほど強気のプライシング。とりあえずは、「蔭山樓」でも絶賛を博しているという「名物 塩そば」(850円)をば。蔭山@高田馬場・卓上

 カウンター配置などレイアウトは前店同様でほぼ居抜きのようですが、厨房の店員さんはキチッとしたコック服で、フロア係さんもエプロンを腰に巻きカフェ店員のようなカッコよさ。なんとなく、「自由が丘」っぽいお洒落感が漂います。丼は、約4分で到着。
蔭山@高田馬場・塩そば
蔭山@高田馬場・スープ
 では、スープを一口……うん、これは美味い。トロリとした鶏白湯、上質感を漂わせながらも、ごくわずか「鶏」的なクセをワザと残して、濃厚感を演出しています。このクセが引っかかりとなってコクが深まり、塩ダレでさらにコクが深まる。いい意味で、美味しさの「スパイラル」ができており、さらに後半レモンをふりかければ、スタート点にリセットされて、別の「スパイラル」がまた楽しめるという……さすがの完成度。
蔭山@高田馬場・麺上げ
 麺は、太麺の弱縮れ。ムッチリとした口あたりですが、意外にソフトな食感で、フンワリとした甘味が印象的。スープの上質感とも合うし、敢えて残したクセにも合って、吟味された組み合わせの「妙」を楽しめます。最近、鶏白湯と太麺縮れを合わせることの難しさを感じたばかりですので、この「技」にはますます感心。
蔭山@高田馬場・ムネ肉
 具材は、ほぐしたムネ肉に味玉半個、赤キャベツ・水菜といった野菜類に、糸唐辛子。具材には、パラリと胡椒がフリかけられており、これと糸唐辛子が相まって、スープと具材のコラボにメリハリを与えています。特に、手でむしったようなむね肉が、油揚げのように濃厚スープをタップリ吸いこんで、グッとくるほどの美味さ。

蔭山@高田馬場・垂れ幕 自由が丘本店の「プライド」を感じさせる、極上の一杯。ま、お値段の方も、「極上」クラスですが……ここは「学生街」高田馬場、しかも東京で1、2を争うラーメン激戦区。マーケティングには「4P」という考え方があり、Product(製品)、Price(価格)、Place(場所・流通)、Promotion(宣伝・販促)の4つの戦略を組み合わせて、効果を最大化しようと考えます。Placeが自由が丘なら、このProduct & Priceでビジネスが成立したかもしれませんが、ここ高田馬場でほぼ同じProduct & Priceが通用するかな……「実験場」的なロケーションだけに、ちょっと早めに再訪して、「担々麺」を食べておこうと思ったオジさんなのでした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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