2012/10/10
三代目 ○助@新宿 「黒らぅめん」

日曜日、休日出社で仕事が長引き、おまけに台風「ジュラワット」さんに足止め食らって……睡眠不足の月曜昼。宿題店は池袋方面に山積しつつありますが、移動する気力もなく新宿あたりで。三丁目から西口界隈に移転してきた「三代目 ○助」へ。

この場所は、三丁目「三代目 ○助」の関連店「極太野菜味噌 〇助」があった場所で、ご本家が居抜きで移ってきたという次第。両店とも素性のよいラーメンを出すのでお気に入り、特に三丁目のお店には何回か寄らせていただきました。メニュー構成も三丁目時代とあまり変わらず、「魚介まぜそば」が目新しい程度。今日は未食の「黒らぅめん」(700円)を麺固めで。豚骨店ですので、丼はアッという間のスピード到着。

では、スープを一口……うん、相変わらず「素性」のよさが光りますなぁ。ジックリ乳化させた豚骨スープ、ミルキーな口あたりですので一瞬ソフトに感じられますが、微かな豚骨臭を伴いながら、力強くグッと舌を押してくるようなコクがあり、マー油による分厚さの加え方にもワザとらしさがなくて、派手さはないが味わい深い。「濃厚」「特濃」乱発気味の昨今ですが、だからこそ、こんな「上質」を求めたスープが輝きを増します。

麺は、当然ながら細麺ストレート。三丁目のお店は広かったので、ゆで湯の管理に問題があったか多少粉っぽさがありましたが、今日の仕上がりは固さも含めて完璧に近い。麺の細さと肌質で適度にスープを持ち上げて、麺本来のホッコリとした甘さをマイルドな豚骨が押し包んで、「『○助』健在」を猛烈にアピール。

具材ですが、チャーシュー、キクラゲ、海苔・ネギに、キャベツが加わるところが面白い。キャベツのザックリ感とサッパリ感、そして特有の甘さが、それぞれ麺の食感や豚骨のコク・ホノ甘さにキレイに馴染んで全体をコーディネート、まるで「触媒」のようなはたらきで、この一杯に「ケミストリィ」を起こしています。ホロホロと崩れて麺にからみながら、チャーシューが加えるアクセントも見事。

店舗情報は、こちら。
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