2012/12/31
麺屋 すみす@青山一丁目 「醤油らーめん」

冬至翌日の土曜日、昼間はちょいとセミナー参加で、中途半端な時間に終了。小腹は減ったし15時過ぎだし……通し営業でないラーメン店は、概ね15時までに昼営業を終えるため、あまり選択肢がありません。地下鉄ホームでスマホをクリクリしていると、宿題店「すみす」が16時まで営業との情報、早速訪店。

今年6月にオープン、場所は「づゅる麺 AOYAMA」の跡地で、ほぼ居抜き状態。博多水炊き、丸鶏清湯、鶏ブイヨンの3種類がベーススープで、水炊き・ブイヨンの「醤油」、水炊き・丸鶏の「鶏丸醤油」、それに「味噌」「担々麺」「つけそば」といったメニュー・ラインナップ。とりあえず、筆頭メニューの「醤油らーめん」(700円)に「味付け玉子」(100円)をトッピング、丼は約5分で到着。

では、スープを一口……おぉ、コイツは結構アヴァンギャルド。白菜やカブなど、鍋用野菜の甘味がホンノリとにじむ鶏水炊きスープ、そのフワリと豊かな風味に、鶏ブイヨンの旨味とコクで包み込み、全体をギュッと引き締めています。水炊きスープと言えば、生姜をアクセントに使う例もありますが、この店が使うのはタイ料理などでも使われるレモングラス。奥ゆかしくも新鮮なその香りが、どこかエキゾチックな雰囲気を醸し出して、強烈なオリジナリティを主張します。

麺は、博多麺のような低加水の丸細ストレート。カタメ程度のゆで加減で、ポリポリと軽快な歯切れ、小麦特有のホクホクとした甘味がストレートに伝わる、良質の麺です。博多水炊きスープには、これしかないという麺のチョイス。


味玉もご覧の通りの半熟加減、醤油で黄身の風味がクッキリと引き立っており、文句なしの仕上がりです。「鶏白湯」「水炊き」を標榜する店が最近次々とオープンしていますが、その良し悪しは味玉を食べれば「一目瞭然」。鶏を扱う店が、味玉をおろそかにするはずがないからです。

店舗情報は、こちら。
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