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麺屋 藤しろ@飯田橋 「芳醇鶏白湯味玉ラーメン」

藤しろ@飯田橋・20130401・二丁目交差点
 この週末は桜満開、家族の都合で花見は日曜にやることになり、土曜はいつものようにウォーキング、腹ごしらえは飯田橋「藤しろ」で。お店は、飯田橋駅からですと、目白通りを九段下方向に向かい、飯田橋二丁目交差点(写真)を過ぎると見えてくる、歩道橋の下あたり。
藤しろ@飯田橋・20130401・店舗
藤しろ@飯田橋・20130401・券売機
 昨年7月に目黒でオープンし、絶賛を博したお店の2号店、まだオープン4日目で、看板が間に合っておりません。メニューは鶏白湯のラーメン・つけ麺、それに醤油ラーメンの3系統。まずは、あの有名な「芳醇鶏白湯ラーメン」を味玉つき(850円)で。厨房は、オープンしたてなのに流れるようなオペレーション、丼は約5分で到着。
藤しろ@飯田橋・20130401・鶏白湯
藤しろ@飯田橋・20130401・スープ
 では、スープを一口……なんとも、瑞々しい味。丸鶏に、仔牛の骨・すじ肉をローストして加えるという、「フォンド・ボー」的な製法で作られたこのスープ、味に派手さはありませんが、「ジュンッ……」と舌を潤すような、瑞々しい旨味が魅力的。多少強めにきかせたカエシには、魚介系がふんだんに使われているそうで、コクと旨味をグッと深めます。もちろん、下手な鶏白湯に見られる「コラーゲン出っぱなし」「鶏油でドロドロ」的なヤリスギ感はもとより皆無で、一種「美学」を感じさせる完成度ですな。
藤しろ@飯田橋・20130401・麺
 麺は中細ストレート。序盤は小麦の甘味がクッキリとした多少派手な味わいで、多少低めの加水率のため徐々にスープを吸って、後半グングンと美味くなっていくタイプ。格調高いスープの中で、キッパリ強く自己主張する麺、金を払って鑑賞する「舞台」ですから、これくらいメリハリの効いた演出は必須でしょう。
藤しろ@飯田橋・20130401・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、タケノコ、ナルトに海苔・ネギ、そして追加の味玉。ネギは私の好物九条ネギで、タケノコと一緒に醸すザクザク感が、食感のアクセントとして際立っています。全体にパラリとかかる赤い粒々ですが、ニンニクなど香味野菜で作った香味油のようで、もはやダメ押し的な極上の演出。一方チャーシューは、肩ロースを低温調理して再度加熱したモノだそうですが……風味としてはいかがかな。

藤しろ@飯田橋・20130401・卓上 口にした瞬間、誰もが「これは美味い!」と膝を打つような派手な味は、実は目くらまし的な偽物も混じって玉石混合。本当に良いものを口にすると、味に反応する暇(いとま)もなくその世界に引き込まれ、その心地よい「世界観」で内面が満たされて、喜びがシミジミと湧き出るもの……この一杯には、そうした喜びが感じられます。さて、そろそろ4月、会社にも表面ヅラは元気そうな「玉石混合」な連中がゾロゾロ入ってきますが……「本物」は何人いるかしら。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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