2013/04/14
北九州ラーメン 東龍軒@東銀座 「東龍軒ラーメン」

桜が満開となると同時に、連日の雨と寒の戻り。新年度を前に、新たな生活に胸ふくらませる人、相も変らぬ仕事に取り付かれたまま辟易する人……私は後者ですな。何ともやるせない気分を引きずりながら、東銀座の新店「東龍軒」へ。お店は、首都高銀座入口のすぐ近く。

北九州市に10店舗ほどを展開するこの系列、東京へはまず3月銀座に初上陸、4月には日本橋にもオープンするようです。メニューは基本的に「ラーメン」一本で、あとはトッピングのバリエーション。とりあえず、筆頭メニューの「東龍軒ラーメン」(740円)を注文。ニンニクの要否を聞かれますので「ニンニク少なめで麺固め」を指定、他に味の濃さや油の量なども指定できるようです。丼は約4分で到着。

では、スープを一口……うん、とっても親しみやすい味。豚骨スープは非常に乳化が進んでおり、クリーミィ&マイルドなタッチで、豚骨臭も実に控えめ。やや強めのカエシが豚骨の旨味を盛り立てて、加えたニンニクがコクをグンと分厚くしています。さほど脂っぽくもなく豚骨的なクセもなく、コク・キレ・旨味のバランスが取れた、万人向けと言えば万人向け、それにしては「月並み」感のない、完成度の高さ。

麺は、博多麺にしては多少太めのストレートで、指定通りキッチリ固めのゆで上がり。非常に味がシッカリした麺で、柔和なスープの中からグイッと立ち上がってくるような存在感。スープ持ち上げもよく、ノド越しも実にスマート、これはナカナカの一品です。


さらに、卓上の辛子高菜は入れ放題。辛味も旨味も両方強いという優れもの、普通この程度辛さが強いと金属的な味がするものですが、そんなものもほとんどなく、マイルドなスープに馴染むと旨味が突出してくる仕掛けになっており、私の大好きなパターンです。

店舗情報は、こちら。
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