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竹ちゃんタンメン@入谷 「竹ちゃんタンメン」

竹ちゃん@入谷・20130427・入谷
 昨夜通り抜けた低気圧が北風を呼び込んで、爽やかな風が吹く快晴の土曜日、絶好のウォーキング日和ですな……運動前の腹ごしらえは、入谷で。実は最近、知り合いが副業でタンメン専門店を始めたということで、表敬訪問を兼ねてます。
竹ちゃん@入谷・20130427・店舗
竹ちゃん@入谷・20130427・券売機
 メニューは、「タンメン」「つけめん」の2系統、「猛スタイル」なる最上位バージョンもありますが、名前からして経営者の趣味炸裂の一品のようで、だいたい想像がつきますな……今日のところは、デフォの「竹ちゃんタンメン」で。竹ちゃん@入谷・20130427・卓上

 タンメン専門店には珍しく、お店は一人で切り盛り。これで「つけめん」も対応するのは難しい……と思いつつ眺めておりますと、やはり無理があるようで。タンメンですのでロット2~3杯で所要6, 7分、運が悪いと15分近く待つことになります。私も運が悪い部類で、約14分後にようやく配膳。
竹ちゃん@入谷・20130427・タンメン
竹ちゃん@入谷・20130427・スープ
 では、スープを一口……なるほど、これは面白い。濃厚な鶏白湯ベースのこのスープ、かなり深く炊きだしてあります。タレは醤油ベースのようですが敢えて主張させず、味の輪郭線だけキチッと押さえ、あとは動物系の濃厚なコクを前面に押し出そうというアプローチ。最近では「濃厚タンメン」の代名詞となっている「トナリ」とは、似たベーススープを使いながら方法論がまるで「真逆」で、かなり斬新なスタイルといえましょう。
竹ちゃん@入谷・20130427・麺
 麺は、少し太めの黄色い中太縮れ。加水率高めの麺を固めにゆで上げて、プリプリした仕上がり。コシが強くて食べ応えにも重みがあり、味噌ラーメンなんかに合いそうな麺ですが、このスープにもよく合います。また、加水率のせいか甘味に透明感があり、こちらは野菜の瑞々しさとまた合いますなぁ……このスープ・具材に対しては、まずはベストに近いチョイスでしょう。
竹ちゃん@入谷・20130427・具材
 具材は、キャベツ・モヤシ・タマネギ・ニラといった野菜類と、シンボル的な赤パプリカ。調理過程を見ていると、これら野菜類はほぼ塩のみで味付けしており、このあたりも「トナリ」とは「真逆」のアプローチ。しかし、こちらの方が野菜本来の風味・旨味が引き立つ感じで、個人的には好みです。なお、「肉増し」もあるメニュー構成から、せめて挽肉が入っていると思っていましたが……入れないのなら、配膳される穴あきレンゲは不要かも。

竹ちゃん@入谷・20130427・交差点 強烈なインパクトで、「濃厚タンメン」というジャンルを切り開いた、あの「トナリ」。濃厚な動物系スープや具材類に、自慢のタレをタップリ振りかけて、実に「濃い」味に仕上がっているのですが……あの「濃さ」に、ついていけない人も多いはず。あの派手さをとり払い、動物系のコクと野菜本来の旨味を前面に押し出そうという、まさに「トナリ」へのアンチ・テーゼ的一杯。実に鋭い着眼点で、またタンメン・シーンの地平が広がりましたが……このアプローチでは、後半の「食べ飽き」が防げない。食べ飽きへの「過剰防衛」が、あの「トナリ」の濃さだったわけで、守りを緩めれば、攻めも鈍る。卓上のホワイト・ペッパーも、このスープには「効果・少」ですなぁ……生姜なんかが卓上にあれば、さらに地平を広げられそうな一杯でした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
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 ・飲み後のシメNG

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