2013/05/02
竹ちゃんタンメン@入谷 「竹ちゃんタンメン」

昨夜通り抜けた低気圧が北風を呼び込んで、爽やかな風が吹く快晴の土曜日、絶好のウォーキング日和ですな……運動前の腹ごしらえは、入谷で。実は最近、知り合いが副業でタンメン専門店を始めたということで、表敬訪問を兼ねてます。

メニューは、「タンメン」「つけめん」の2系統、「猛スタイル」なる最上位バージョンもありますが、名前からして経営者の趣味炸裂の一品のようで、だいたい想像がつきますな……今日のところは、デフォの「竹ちゃんタンメン」で。

タンメン専門店には珍しく、お店は一人で切り盛り。これで「つけめん」も対応するのは難しい……と思いつつ眺めておりますと、やはり無理があるようで。タンメンですのでロット2~3杯で所要6, 7分、運が悪いと15分近く待つことになります。私も運が悪い部類で、約14分後にようやく配膳。


では、スープを一口……なるほど、これは面白い。濃厚な鶏白湯ベースのこのスープ、かなり深く炊きだしてあります。タレは醤油ベースのようですが敢えて主張させず、味の輪郭線だけキチッと押さえ、あとは動物系の濃厚なコクを前面に押し出そうというアプローチ。最近では「濃厚タンメン」の代名詞となっている「トナリ」とは、似たベーススープを使いながら方法論がまるで「真逆」で、かなり斬新なスタイルといえましょう。

麺は、少し太めの黄色い中太縮れ。加水率高めの麺を固めにゆで上げて、プリプリした仕上がり。コシが強くて食べ応えにも重みがあり、味噌ラーメンなんかに合いそうな麺ですが、このスープにもよく合います。また、加水率のせいか甘味に透明感があり、こちらは野菜の瑞々しさとまた合いますなぁ……このスープ・具材に対しては、まずはベストに近いチョイスでしょう。

具材は、キャベツ・モヤシ・タマネギ・ニラといった野菜類と、シンボル的な赤パプリカ。調理過程を見ていると、これら野菜類はほぼ塩のみで味付けしており、このあたりも「トナリ」とは「真逆」のアプローチ。しかし、こちらの方が野菜本来の風味・旨味が引き立つ感じで、個人的には好みです。なお、「肉増し」もあるメニュー構成から、せめて挽肉が入っていると思っていましたが……入れないのなら、配膳される穴あきレンゲは不要かも。

店舗情報は、こちら。
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