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濃厚豚骨醤油ラーメン 太龍軒@三田 「ラーメン(並)」

太龍軒@三田・20130509・NEC本社
 4月も下旬になろうかというのに、なぜか急に冷え込んだ金曜日。オフィスもすぐには暖房を復活できないらしく、あちこちからくしゃみや鼻水をすする音……こういう日こそ、夜はアツアツのラーメンですな。宿題になっていた三田「太龍軒」へ、お店はNEC本社のすぐ近く。
太龍軒@三田・20130509・店舗
太龍軒@三田・20130509・券売機
 2010年に恵比寿でデビューしたこのお店、今年に入って1月に三田、4月に池袋に支店をオープンと、怒涛の展開を始めました。メニュー構成は完全に「家系」チックですが、看板や店内にもそうした表記はなく、「『家系』スタイルの独自の豚骨醤油」といったスタンスのようです。とりあえず、券売機で「ラーメン(並)」(680円)と「ほうれん草」(150円)を、ポチッとな。好み指定ができるか分かりませんでしたが、「(麺)固め(脂)少なめ」と伝えたところ、アッサリ通ってしまいました。丼は約4分で到着。
太龍軒@三田・20130509・ラーメン
太龍軒@三田・20130509・スープ
 では、スープを一口……おぉ、コイツは濃厚ですな。寸胴内で既に褐色に仕上がっているこのスープ、完全に乳化している上に髄・ゼラチン質もタップリ溶け出しており、相当シッカリと炊き込んであります。ホドホドの豚骨臭を伴いながら、かなり重めのパンチ力、さらにカエシでシッカリとメリハリきかせて、濃厚豚骨にクッキリ味の輪郭を刻み込んでいます。こういうタイプは、ともすれば「野趣」が過ぎてクドくなるものですが、適度にアグレッシブさをコントロールしてあり、なかなかのバランス感覚。
太龍軒@三田・20130509・麺
 麺は、この系統では珍しく自家製で、かなり太めの中太ストレート。注文通り固めのゆで上がり、「モスッ」と歯を受け止めるような重みのある食感で、シッカリ咀嚼するうちグイグイと甘味が出てくる、そんなタイプ。家系ではこういう食感の麺は珍しい部類ですが、味のクッキリしたこのスープにはまさにピッタリで、こういう調整ができるところが、自家製麺のメリットなのでしょう。
太龍軒@三田・20130509・具材
 具材は、チャーシュー、ホウレン草と、海苔にネギ。特筆はなんといってもチャーシューで、肩ロースをトロットロに仕上げてあって味わいクッキリ、ただでさえクッキリした味わいのスープの中で、さらにその個性を力強く主張します。海苔のクォリティも上々で、ホウレン草も丁寧な仕上がりで風味豊か、搾り加減も絶妙ですが……この程度の増量で150円は、「家系」からみると大胆かな。

太龍軒@三田・20130509・卓上 都心では神田「わいず」、私がよく食べ歩いた千葉ローカルでは稲毛「虎ノ穴」に似たスタイルですが、両店ほど豚骨の野趣を強調せず、パンチはきかせながらもクドさを排した、スマートな仕上がり、三田近辺のエリート学生様、エリート・サラリーマン様にはピッタリかも。それでいて、具材のクォリティ含め総合力でみると、この内容・このローケーションで680円はかなりのお値打ち……恵比寿から田町・池袋へと広がる勢いも、理解できようというものです。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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