2013/07/28
もりずみキッチン@後楽園 「特製醤油らぁ麺」

この日は、会社帰りに後楽園の新店「もりずみキッチン」に寄ることを決めていましたが、帰り際に始めた議論がヒートアップ。結局、閉店20分前の到着がやっとという状態。お店は、言わずと知れたあの「ちゃぶ屋」森住さんの「復活第一弾」店(?)です。

(ラーメン全体の写真は、マニュアルでホワイトバランス調整してテスト撮影したものですので、多少真実に近いかも。スープその他は、この写真を参考に、ほとんど真っ赤の写真から「サルベージ」したものです。ご注意を)

では、スープを一口……おぉ、森住さんの作品にしては、ずいぶん「力強い」仕上がりですな。魚介系と動物系が、バランスするというよりは、キッパリと双方「濃く」主張し合うというかたち。魚介系は節系が渋味出る寸前まで打ち出され、さらに様々な味で肉付けされて、シックでビビッドな味わい。動物系もコクと旨味があふれんばかり、しかし醤油がキリッと双方の熱い議論に割って入って……それゆえ議論がキッチリ噛み合い整理されて、両者の掛け合いがテンポさえ生む、そんな印象です。

麺は、かなり太めの平打ち弱縮れで、これも森住さんらしからぬチョイスに思えます。固すぎず柔らかすぎず絶妙のゆで加減、それでも麺の太さのためにコシ・歯ごたえが力強く、ドンと腰の据わった重量感あふれる味わい。国産小麦の繊細な甘みを、しなやかにゆで上げた中細ストレート麺で表現する、あの往年の「森住流」からはちょっと想像できませんが……しかし、「熱血授業」的な躍動感のあるスープには、この程度の主張は当然必要になるでしょうし、事実「喜多方」「白河」的なイメージとも重なり、ピッタリ合っておりますな。

具材はチャーシューと追加の味玉、そしてチャーシューの下にメンマ、ネギが隠れています。チャーシューは大判のバラロール、ソツのない仕上がりで、ここだけ以前の「ちゃぶ屋」を彷彿とさせますなぁ……面白かったのは味玉で、白身をシッカリ濃いめに味付けて、黄身は本来のホッコリとした甘さを強調、単体でメリハリきかせたビビッド感が、スープ・麺の「熱さ」のなかで光ります。

店舗情報は、こちら。
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