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雷鳥(サンダーバード)@茅場町 「1号ラーメン改」

雷鳥@茅場町・20130924・暗闇
 なんとなく、ドッと疲れが出てきた金曜夜、今週締めくくりのラーメンも、なるべく近場でと頭をめぐらし……そういえば、茅場町の「雷鳥(サンダーバード)」が夜用の新メニューを出しているとか。夜に来たのは初めてですが、駐車場に囲まれた暗闇の中に、ポツンと灯りがともっていました。
雷鳥@茅場町・20130924・店舗
雷鳥@茅場町・20130924・夜メニュー
 17時から提供の新メニューは、「5号汁なしタンタンメン」と「1号ラーメン改」(750円)。オープン時から提供の「1号」は、相当ハイレベルな一品ではありましたが、「全体最適」にはもう一歩という印象があったのも事実。その「1号」のスープも麺も改良したとか、コイツは楽しみ。
雷鳥@茅場町・20130924・1号改-2
雷鳥@茅場町・20130924・スープ 製造工程を見ていると、丼に注いだ「1号」のスープに、別の寸胴のスープを少し足しており、手元で見ても、透明度からして「1号」スープとは違って見えます。まずは、一口……うっわ、これは美味い! 「1号」スープは、奥久慈しゃものガラから鶏の風味をタップリ引き出し、野菜を使ってノド越しスッキリに仕上げたもの。これに対して、「改」では鶏のコクと旨味がブーストアップされて圧倒的なインパクト、さらにカエシも強めで実にシャープなキレ。なんとなく、白河か喜多方あたりのスープに似ているような気もしますが、鶏の風味があまりに豊かで、どれにも似ていない気もします。
雷鳥@茅場町・20130924・麺
 麺は自家製で、「1号」では太縮れでしたが、これを手揉み縮れに変えています。甘み・味わいは「1号」同様スッキリとしたものですが、スープのキレが鋭くなった分、甘みがよりクッキリと浮き彫りになった感じで、明らかにバランスが向上しています。もちろん、捻じれによるスープ持ち上げ、喜多方麺のようなカッチリしたコシとピロピロ感も文句なし。
雷鳥@茅場町・20130924・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、青菜に海苔・ネギと「1号」同様。ただし、オープン時と異なり大判の肩ロース・チャーシューはバーナーで炙ってから供するようになっており、アツアツの肉汁がイイ感じ。さらに印象的だったのは実はネギで、スープの鶏風味とコクがグッと増した分、「薬味」が実にイイ感じで効いています。

雷鳥@茅場町・20130924・卓上 白河・喜多方・佐野あたりのラーメンから、イイトコどりしてビビッドに仕上げたような、驚くべき完成度。はっきり言って、私には「1号」とはベツモノに感じられ、ネーミングとして「1号改」ではかわいそうな気もしますが……しかし、「汁なしタンタン」が5号で、これで1号から5号まで揃ってしまい、かといって「6号」ではアレですし……この隙のなさと派手な出で立ち、いっそ「FAB-1 レディ・ペネロープ号」あたりでいかがでしょうか、ご主人。

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とんこつラーメン 竜@上野 「とんこつラー麺」

竜@上野・20130921・バイク
 私の週末ウォーキングの再開を待ち受けたように、舞い戻ってきた「猛暑」。激汗との闘いを前に、腹ごしらえはコッテリ系で……上野の新店「竜」へ。場所は上野駅から昭和通沿いを、バイク街方向へ少し歩いたあたり。路地にはいきなり商品の1,500CCバイクがズラリ、私も大型に乗っていましたが、こういうバックギア付のタイプを口ではケナしていたものの、内心では羨ましく思っていましたな……
竜@上野・20130921・店舗
竜@上野・20130921・券売機
 外国の方男女2名で切り盛り、結構気さくな方々で、会話の様子からひょっとするとご夫婦かも。1階はカウンター6席ほどと狭めですが、2階席もあります。メニューは「とんこつ」「タンタン」「ざる」の3系統、とりあえず筆頭の「とんこつラー麺」(600円)を、ポチッとな。麺は太麺・細麺から選べるとのこと、おススメを訊いてみると豚骨は細麺だとか、それを硬め指定でお願いしました。
竜@上野・20130921・ラー麺
竜@上野・20130921・スープ
 では、スープを一口……おぉ、「ハード&ドライ」の珍しいタイプですな。豚骨をガッツリ炊き込んで、髄をガンガン引き出してあり、粉っぽさすら感じるこのスープ。コッテリ感や旨味のバランスには目もくれず、ただひたすら物理的に炊きに炊いて、最後に残ったドライな風味とソリッドな口あたりを前面に出しているような、そんな感じ。カエシも、キレというより味の重みを加えるような使い方、全体としてかなりハードボイルドな味わいですが……ちょっと食べ飽きするかな。
竜@上野・20130921・麺
 麺は低加水の細麺ストレートで、いわゆる博多麺に近いもの。硬め指定でしたが、いわゆる「ハリガネ」程度のゆで上がり、麺の細さと少しザラついた麺肌により、スープ持ち上げは悪くありません。ただ、麺自体の甘みが多少弱めでドライな味わい、これがドライなスープと交差して……ま、「一貫したコンセプト」とも、言えなくもないか。
竜@上野・20130921・具材 具材は、チャーシュー、キクラゲ、海苔に万能ネギ。チャーシューは、敢えて脂身も残した肩ロース、結構大型の上厚みもあって、味もジックリしみており、食べ応え十分。トッピングに「チャーシュー(6枚)」(300円)なんてありましたが、これが6枚加わるとしたら結構スゴいかも。
 中盤から、卓上の「ニンニク」「特性辣醤」を投入して味変に挑戦。ニンニクは、完全にスリおろしたものでなく細かい粒状、このハードなスープですから、かなり投入しないと重心は動きません。「特性辣醤」は、一般的な豆板醤よりマイルドな口あたり、スープに多少コクが加わって、マズマズですな。

竜@上野・20130921・卓上 その昔、真夏・真昼の鈴鹿サーキット、腕時計を付けていると火傷してしまう暴暑の中で、革ジャン・革パンツ・革ブーツのまま観客席に座り、熱~~いホット・コーヒーを飲みながら観戦する、それがバイク乗りの「エスプリ」でした。今も変わっていなければ……旨味が破壊されるまで「ハード&ドライ」に炊き出し、ある意味「ブラック・コーヒー」のようなニュアンスさえあるこのハードな豚骨も、「バイク街」だからこそ受け入れられる要素もあるのかも。気さくなご夫婦(?)の健闘を祈ります。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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