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麺工房 わう@新宿 「鶏白湯らーめん 白(塩味)」

わう@新宿・20131006・歌舞伎町
 午前中、新宿方面の用事を済ませ、ゆったりとランチ……とイキたいところですが、午後イチで会議。時間もないので、サックリ歌舞伎町の宿題店でも訪問しましょう……旧「オデオン座」付近に建設中のホテルを横目に、区役所方面へ。
わう@新宿・20131006・店舗
わう@新宿・20131006・券売機
 9月オープンの新店「麺工房 わう」、横浜方面で飲食業を営む会社の新規事業の位置づけとか。メニューは鶏白湯系一本で、「らーめん」は「白(塩)」「黒(醤油)」「黄(柚子)」の3系統、あとは「つけめん」「油そば」といったラインナップです。おつまみ系として、「鶏チャーシュー葱まみれ」「鶏キンピラ」「鶏皮ポン酢」などがあり、その手慣れたネーミング力から、運営者の「本業」がうかがえますな……とりあえず、筆頭の「白(塩味)」(800円)をポチッとな。
わう@新宿・20131006・白
わう@新宿・20131006・スープ
 では、スープを一口……なんかこう、「奔放」といった第一印象。シッカリ炊き込んだ、かなり濃厚な鶏白湯ですが、やや炊き込み過ぎたか鶏のクセが気になるレベル。まぁ、これを「野趣」として、上手く手懐けられるかどうかは塩ダレ次第なのですが……こちらはほとんどクセのない、ストレートな味の塩ダレで、しかもきかせ方がやや弱め。結果、キレによる抑えがきかない鶏風味が、口腔を奔放に転がりまわるような感覚です。
わう@新宿・20131006・麺
 麺は、中太ストレート。多少加水率低めの麺をかなりカタめにゆで上げており、多少ゴワッとした口当たり。甘みは素直で決して悪くありませんが、この奔放なスープには、麺を活かそうという構えがあまり感じられず、麺・スープがそれぞれ「奔放」にシャウトしているような、そんな感じ。
わう@新宿・20131006・鶏チャーシュー
 具材は、鶏チャーシュー、つくね、味玉半個に、海苔・ネギ2種と糸唐辛子。鶏チャーシューはムネ肉で、イマ流行りの低温調理、皮のあたりがトロトロに仕上がっている上、肉のサッパリ感も見事ですが……味としてどう仕上げたいのか、よくわかりません。つくねも軟骨を混ぜすぎで、コリコリ感が多少うるさい。一方、味玉は黄身・白身のメリハリがキッチリついた佳品でして、ネギのバランス感覚も悪くありません。
わう@新宿・20131006・卓上 昨年以来、都心を駆け抜けた「鶏白湯」ブーム、専門店のオープン・ラッシュもそろそろ沈静化している今日この頃ですが……それでもなお、何かを世に問おうとしているものの、それが何なのかよく分からなかった一杯。そもそも差別化が難しい「鶏白湯」、それでも一歩抜きん出るには、日本的モノづくりの「コダワリ」がキッチリ必要になる訳ですが……具材の一部以外は「奔放」な印象で、「コダワリ」とは対極的なイメージ。しかし、歌舞伎町では珍しい「鶏白湯専門店」、朝5時まで営業のようですし、それなりに重宝な存在かもしれません。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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