2013/12/03
野方ホープ@高田馬場 「野方ホープラーメン」

先日健康診断を済ませて以来、ついついコッテリ系に惹かれてしまう今日この頃。高田馬場駅の早稲田口にある手塚治虫のこの壁画、先週はこれを右手に見ながらどのヘルシー系にするか迷いましたが、今週は逆方向に進んで、真っ直ぐ新店「野方ホープ」へ。

本店は、バブル期「環七ラーメン戦争」をくぐったサバイバー、しかし多店舗展開を始めたのは比較的最近と理解しており(間違っていたらスミマセン)、高田馬場店で6店舗目。店内は相当に広く、カウンター席・テーブル席ともに充実、券売機はなく後払いです。かなり前に荻窪店で食べて以来ですので、勉強し直しということで、筆頭の「野方ホープラーメン」を注文。
昔はもう少し安っぽい丼だったと思うので、純白のロゴ入り丼に入った姿は、中身は同じなんでしょうが、なんとなくお洒落。背脂はチャッチャでない方法で入れられているのか偏りがあり、よく混ぜないと本来の「背脂濃度」に達しません(写真は背脂の薄い部分)。

シッカリ混ぜ込みまずは一口……なんか、昔よりスマートになった感じ。ベースは豚骨だと思っていましたが、公式HPによれば豚骨系・野菜系・鶏ガラ系のトリプルだとか。しかし、やはり豚骨の風味が前面に感じられ、軽くニンニクでコクに厚みを加えながら、野菜系で後味とノド越しをチューンしているような、そんなバランス。醤油ダレは背脂とのシナジーを意識してあり、全体をホノ甘く演出しています。

麺は中太縮れでソフトな食感、噛めばすぐに玉子麺特有の甘みが舌に広がります。この甘みがスープの甘さと絶妙にマッチして、驚くほどの「一体感」。ラーメンは、スープ・麺の「掛け合い」を楽しむタイプと「渾然一体」感を楽しむタイプがありますが、後者は少数派でその中でもハイレベルな仕上がり。

具材は、大判のチャーシュー2枚とメンマ、海苔にモヤシ、そしてネギ。いずれも標準的な仕上がりで過不足ありませんが、麺・スープの一体感が強いだけに、標準的なクォリティの具材でもアクセント効果が著しく、特にモヤシの食感・サッパリ感が印象的。なんか全てがよい方向にスパイラルしてますな。

さて味変ですが、ここは一発ニンニク・クラッシュ!!……と、イキたいところですが、午後の会議に備え回避して、「あぶらとうがらし」に初挑戦。よくよく混ぜ込むと、麺・スープの「一体感」をそのままに、全体をキュッと引き締めてノド越しに「昂揚」感を加えるような、見事な「アジテーション」。終盤はイケイケ・ドンドンの世界に突入しますが……中年諸氏には、「完飲」は禁物ですな。

店舗情報は、こちら。
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