2014/02/23
麺屋 土竜@大門・浜松町 「特製つけ麺」

浅田がコケて、日本中が放心状態の木曜日。睡眠不足のためか体のリズムが狂い、いつもより早くお腹が空いてしまって……残業もそこそこに、先日フラれた大門の新店「土竜」へ。

メニューは「つけ麺」「らーめん」の2系統、少々お高めの料金設定です。ちなみに、ご主人は「五行」「愛宕」で修業されたとか、「愛宕」のつけ麺(夜)は美味で非常に印象に残っていましたので、筆頭ボタンの「特製つけ麺」(980円)をポチッとな。

では、つけ汁を一口……う~~ん、イマドキ珍しい味。比較的濃厚な動物系に、魚介の風味をガッツリ効かせ、魚粉でサラリと仕上げたこのつけ汁、一昔前はよくあったスタイルですな。魚介風味には煮干・カツオ・サバ節などを感じますが、サバ節強めのバランスで動物系と深く馴染んでいますが……問題は、カエシの味わい。あからさまに甘く酸っぱい、まるで駄菓子のように分かりやすい味付けで、全体のシリアスな雰囲気を「コメディ」に変えてしまうほどのインパクト。昔から、こういう演出はラヲタには好まれませんな。

麺は、菅野製麺製の中太ストレート。ゆで湯から麺を揚げてから、流水ではなく冷水に泳がせたままにして、その間に具材やつけ汁の処理をする工程で、そのせいか若干柔らかめの仕上がり。しかし、パツッと麺肌の張り、プリッとした口当たりに、パスッとした軽快な歯切れと、なんとか「菅野製麺らしさ」を残しています。多加水ですので甘みは非常にスッキリ。

コイツをつけ汁に浸し、ズバァ~~ッとイキますと……う~~ん、つけ汁の味付けが昔よくあったステレオタイプ的なものですので、新鮮な印象はイマイチありませんな。しかしまぁ、麺をスルスルと食べ進められるよう昔から工夫された、「伝統芸」的な味わい。

具材は、麺皿にチャーシュー、メンマ、味玉に海苔、つけ汁には薬味のネギがパラリ。バラロール・チャーシューは、注文ごとにバーナーで炙りを入れてあり、香ばしくワイルドな味わいが印象的。メンマも濃いめの味付けながら本来の風味も豊か、海苔もなかなかですが……味玉は味つけが濃すぎで、ちょっと全体からは浮いているかも。

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